◆HIVのNAT検査@関西版◆
生でやっちゃった
HIVが心配だ。
そんな人は多いと思います。
そこで、今回、NPO法人関西生理活性研究所の研究員、山田相州がお伝えいたします。
HIVの感染率はおおよそ0.1%と言われています。
HIVの感染力はとても弱いのです。
これは、HIVにすでに感染している人との性行での確率となります。
1×0.001=0.001 0.001×100=0.1 0.1%となります。
ただ、ふつうは相手がHIVに罹っている可能性は上記のとおり0.1%です。
ただ、心配なのであればさらに10倍して相手のHIVに罹っている可能性を1%としてみます。
そうなると、0.01×0.001=0.00001 0.00001×100=0.001%となります。
こうなると、可能性は10万分の1となります。
まぁ、とりあえず安心してください。
それでも、やっぱり心配だという方は、検査をしたらいいです。
ただ、検査はHIVのウィルスが十分に増えてからでないと意味がないのです。
フローは以下の通りとなります。
① 0日目感染によりHIVウィルスが侵入 ウィルスの数がまだ少ない。
② 11日目 ウィルスが十分に増える ウィルスの遺伝子を直接測定する、NAT検査(PCR検査)が有効
③ 2か月目 ウィルスの作るたんぱく質が十分増える 抗原測定法が有効になる。
④ 3か月目 ウィルスに対する抗体が十分に増える 抗体測定法が有効になる。
こんな感じです。
抗原測定法や抗体測定法は自治体により無料で検査できますが、2~3か月も不安で待てないという人も多いと思います。
こういう方には11日まてば検査できるNAT検査をお勧めします。
NATは核酸増幅反応の英語略です。ただ、NATという呼び方はネット上では多いですが、医学の世界では
あまり一般的な呼び方ではありません。
核酸を増幅させる反応の名前をとって、PCR検査や核酸の名前をとってRNA検査とも呼びます。むしろこっちのほうが一般的な呼び名だと思います。
病院に電話をするときは、
HIVのNAT検査、PCR検査、RNA検査をやっていますか?と聞いてみましょう。大きい病院ならやっているのではないでしょうか?
遺伝子検査は技術が難しいですので、三菱化学メディエンスのような検査会社に外注しています。
つまり、血液採取さえできれば大体どこの病院でもできそうな感じがします。
最後に、PCR法は1993年にノーベル医学生理学賞をとっています。すごいね!
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