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第5話「休日」

「ただいまー。契約してきた」


 今度はノックしてから部屋に入った。


「おかえりなさぁ~い」


 と、右茶髪左白髪ツインテ16歳のチョコラテ。


「あ、おかえり」


 と、召喚主リーダー白髪ロング貧乳17歳のシャーロット。


「お帰り」


 と、凶暴青髪ショート巨乳年齢不詳のブルーベリィ。


「おかえり! ねえお兄ちゃん、チェスやろうぜ!!」


 と、金髪ロングロリ巨乳12歳のヴィブラータ。


「こらヴィブ、あんまり馴れ馴れしくするんじゃないの。あ、おかえりなさい」


 と、無表情緑髪ショート赤リボン付きカチューシャ14歳のレリィフ。


「えー、レリィ私より胸小さいクセに」


「胸の大きさで上下関係は決まらない」


「えっと……、チェスならやっても良いんだけど」


 という台詞を言いつつ、秀人は、壁の振り子時計に目をやる。

 時計はローマ数字でかかれており、7時半を指している。

 先程、パジャマからスーツに着替えていたので、朝だと推理。

 結構時差ボケが辛そうだ。




「つ、強いぞ兄ちゃん……」


 チェスは秀人が勝った。


「ところでさ、暗殺ってどうするの?」


 秀人の質問に、レリィフが答える。


「今日は休日なので、暗殺の仕事はありません。

 平日は、館長が暗殺の指令書を係に渡し、その係がここへ持ってきます」


「へぇ」


 と、ドアが開く。

 チョコラテが麻雀を持ってきていた。


「今日はこの新入りと一荘戦やりましょう」


 元の世界と同じボードゲームが、意外と遊ばれている。

 また気付けば、シャーロットとブルーベリィが、静かに二度寝を堪能している。

 これでちょうど4人だ。




 秀人は質問を繰り返す。


「チョコラテ、俺らはもう『一生』ここから出られないのか? あ、ポン」


「『チョコ』でいいです。はい。脱走は不可能です。

 脱走を試みた者は、全て館長に殺されました。

 シュートさんも時期に、この生活に慣れると思いま」


「そうなのか……」




 麻雀は激戦の結果、

1位 レリィフ

2位 秀人

3位 チョコラテ

4位 ヴィブラータ

 という感じに終了。


 無双ライフを目指す秀人は、この結果にやや不満足だった。

 ちなみに、シャーロットとブルーベリィは、ビリヤードへ行った。


「料理当番なので、料理行ってきます」


 と、レリィフ。


 ちなみに、シャーロットとブルーベリィは、ビリヤードへ行った。


「おおっ!! んじゃ次3人でなにやる!?」


 と、ヴィブラータ。


「ヴィブラーター……、お前負けたのに元気だなぁ」


 と、秀人。


 …………………………。

 直後、謎の沈黙が流れた。

 秀人は焦る。


「あぁっ!! えっと、俺の今の発言にはだな、別に馬鹿にするような意味は……」


「グワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」


 ビヴラータが叫ぶ。


「な、何だ!!? ブルーベリィでも乗り移ったのか?」


「シュートさん、やってしまいましたね」


「おい!! どうゆう状態だこれは……!!」


「ヴィブは名前を間違えられると、こうなります。

 あなたは今『ヴィブラータ』ではなく『ヴィブラーター』と呼びました。

 うわ、危ない」


 秀人の頭に、チェス盤がぶつかりそうになる。

 投げたのは、もちろんヴィブラータだ。


「のぅわ!! 『時間停止(タイムブレーキ)』!!」


 時を止め、ヴィブラータの後ろへ回り込む。

 後ろからヴィブラータの両肩をがっしりつかむ。


「『時間制限(タイムリミット)』」


 ガシャアアアアアアンン、というチェス盤の破壊音を横に、


「…………!?」


「すまん、『ヴィブラータ』だったな……」


「……」


「……」


 ヴィブラータが後ろを振り向かないまま言う。


「…………『ヴィブ』でいい」


「え?」


「……『ヴィブ』でいいよ」




 一方その頃シャーロットとブルーベリィは、


「ベリィ、いやマジでゴメン。シュートは悪くない。

 翻訳術式流すの忘れた私のせいよ」


「問題は『誰に否があるか』ではない、『誰が見たか』だ」


「まあ……ね」


 遊戯室から帰る途中で、館長室に差し掛かるところだった。


「ん?」


「どうした、シャロ」


「いやぁなんか、館長室からのいつもの『殺気』がないのよ」


「そうか? いつも通りだと思うが」


「これは……おかしいわ」


 シャロが、その部屋のドアをノックしてみる。


「おいバカ!! やめろ」


「やはり変だわ! いつも通りなら『名乗れ』と返ってくるはず!!

 ちょっと覗きましょうよ!!!」


「ばかヤロ……!! もうちょっと考えてから……」


 ベリィが必死に止めようとするが、シャロは構わずドアを開ける。


「なっっ……!?」


「えぇ……」


 ベリィとシャロは、十数秒突っ立ったまま、愕然とした。

 流石に、愕然せずにはいられなかった。


 血まみれの館長が、顔を見せながら、半裸で倒れていた。

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