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the police are warning the public to be on the alert for suspicious package.
(警察は一般人に、不審な荷物を警戒するように警告している)
【7(side by sister[2/2])】
話を聞いた姉は言葉も出ない。
「本当に……あの娘が、死んだっていうの?」
泣き崩れる向こうの母親に会ったのは翌日。
あの後すぐにどこかに行ってしまったと思ったら、
どうやら警察で事情を聴かれていたらしい。
そして聞かされた事実凝然とした。
ここで少し家族構成を確認しよう。
こちらは父、母、あたし、弟
あちらは母、姉、妹
だから、あの姉妹とは本当に仲が良かった。
自分の弟と同じぐらいに。
……嗚呼
ああああああああああああああああああああああああああああああ
……
しばらくの記憶が無い、
あの話を聞いてから。
そして、弟も知ったのだろう。
それ以来引き篭もっててしまった
父母もその話を聞いて暫く騒いでいた。
今日は通夜らしく、手伝いに行っている。
あたしは弟の御守りとして残された。
まぁ、当然か。
さて、実はそうこう振り返っている間。料理を作っていた。
俗に言うおかゆだ。
おかゆを料理と言うかは微妙だが、あたしが言うからには料理でいい。
「さてと……」
弟の部屋は、あたしの部屋の隣にある。
ここ数日は部屋に鍵をかけて返事もしない。
どうしたものか……
「そいえば、チェインソーが庭に落ちてたね、あれはイイモノだ!」
ちょっとした閃きに感謝して、庭に向かう。
「待っていたまえ、愚弟!」