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one tree can absorb ten pounds of carbon dioxide every year.
(一本の木は毎年10ポンドの二酸化炭素を吸収できる)
【7】
ボクはもう狂ってしまい、
ああダメか、と。
エーテル麻酔の冷やかさの如く、
意識は正常を取り戻さない。
「……ぁあ」
辛うじて動いても、嗚咽として泡のように飽和する。
恰も垂死する蟲のようだ。
「……ぅう」
現実と乖離せんとこの部屋に閉じこもって幾日か……
段々ボクがワカラナクナッテクル。
アア___
___狂ッテイル……
キボウナンテナイ。
ダレカ……タスk
「はーい、呼ばれた気がしたので来ました、お姉様でーす!」
「ふぁっ⁉」
ボクは光あふれる扉の方を向く。
そこには、長身の人物が1人、仁王立ちで立っていた。
手には、煙が立つ器。
何やらいい香りも漂う。
「姉さん、鍵かけてあったんだけど……」
ボクは一応言っておく。
「ああ、壊したよ? あと、目線がこの器に釘付けだよ?」
「うっ……」
きっとボクのために持ってきてくれたんだろう。
ありがた……くない!
別にボクは頼んでない!
「あむ」
……
いや、それでも
自分でスプーンを動かすのは如何なものでしょう?
「うん、おいしい!」
「……」
「そんな泣きそうな顔になるなら引き篭もらない! ほら、出てきなさい」
「くっ……」
ボクは……