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第五話

あの後、大量の衣装が詰め込まれた鞄をルナとトゥラーシュの母がにこにこ笑顔で持ってきてトゥラーシュがこんなに持っていけるわけないでしょ!とツッコミをいれられた。


クリムは紅茶を飲みながら微笑ましそうにそれを眺めていた。

レイジもそれはそれは微笑ましそうに眺めているようだ。

こうなるのは常識的なキャラがここにはいないからだろう。


全員でリビングにあるソファーに座っていると


「そういえば…アンタ等の名前をまだ聞いてひんな」

「どたばたしてたからね」


クリムがふと思い出して呟くとトゥラーシュが苦笑いを浮かべて言った。


「言われてみるとそうだな」

「じゃあ、親睦を深めるために自己紹介しちゃうね

私はルナ・セスタスよ!んで、こっちは」


ハデスが頬をかいて言うと先手をきるようにルナが自己紹介をしだした。


「ハデス・セスタスだ。ルナとは夫婦だから、手を出すなよ?」

「な、何いってるのよ!」


ハデスも自己紹介をするがある台詞にルナが赤面してハデスを叩いていた。


「夫婦だったんですか……いいなぁ」

「僕もいつか…(トゥラーシュと////)」


それを聞いて目をキラキラさせてるトゥラーシュにもんもんと妄想に陥りそうになっているシュウヤがいた。


「ところで…なんで村の前で倒れていたの?」

「それはルナの魔術の暴走で、気づいたらここに」


トゥラーシュの母の問いにハデスがルナを膝の上に抱きよせて普通に答える。

ルナの顔がますます赤くなっていた。


「なるほど…魔術の暴走でとかならよくあることね」

「え、そうなの?お母さん」


それを聞いたトゥラーシュの母が腕を組んで悩みながら言うとトゥラーシュが不思議そうに聞いた。


「えぇ…異世界とかではそいう魔術の暴走とか…時空の乱れとかによることでこちらに迷い込む人間は少なくないの」

「以前からあったとは聞いておったが……目の前でその被害者に会うとは思わなかったのう」


トゥラーシュの母が苦笑いしながら答えているとユイーカがルナ達を見て感慨深げに呟いた。

ユイーカにもそういうことの知識を得ていたのだろう。


「元の世界に戻ることは?」

「残念ながら、ないわね」


ルナの問いにトゥラーシュの母は首を横に振って答えた。

とても残念そうに言う辺りはルナ達のことを心配して、だろう。


「そう、ですか」

「でも…探せば見つかるかもしれないですよ!」


落ち込むルナにトゥラーシュが笑顔で励ますように告げる。

クリムはそんなトゥラーシュを見て呆れながらも


「それなら、わっちらと一緒に旅に出た方がえぇやろうな

その方が情報とかも入るやろうし」

「俺達にとって願ってもないことだが、いいのか?」


クリムが笑顔でルナ達を見るとハデスが心配げにこちらをうかがうように聞いた。


「儂とハズキは構わんぞ?仲間は大勢の方が楽しいし、盛り上がるというものじゃ」

「俺達も問題はないよ」

「旅は道連れ世は情けというしな!」


ユイーカはにこにこ笑顔で言い、フォルとレリギアも賛成という感じで答える。


「シュウくんとソラは?」

「僕もいいと思う」

「僕はトゥラーシュ達についていくよ~♪」


トゥラーシュの問いにシュウヤは笑みを浮かべて答え、ソラも笑顔で尻尾を揺らしている。


「レイジはえぇ?」

「反対すると思うの? 仲間が多いにこしたことはないからね」


クリムの問いにレイジは笑みを見せて言った。

反対するメンバーはここにはいないようだ。


「ありがとう!トゥラーシュちゃん、みんな!」

「おっと危ない」


ルナは感激のあまりにトゥラーシュに飛びつこうとしたがハデスに止められた。

後ろから抱きこむように止められているようだった。


「凄い…」

「早技やな」


シュウヤとクリムはハデスの手際に驚いていた。

さすが夫婦の関係。彼女の行動もお見通しらしい。


「離して、ハデス!私にはトゥラーシュちゃんを愛でるという野望が!」

「そんな野望せんでいい」


じたばたと暴れるルナ、それを止めるハデス。

なんともカオスな光景だろうか。


この後、どうなったかというと、ルナが魔法を繰り出しそうになった為にハデスが全力で抑えていたら、ユイーカが当て身をルナにくらわして気絶させたらしい。

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