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第5話:ロザリンドの1日

私の名前はロザリンド・ハルトマン

齢20の身でありながら才能をかわれ、このザムスターク王国で宮廷魔導師として働かせていただいてます。


今回の勇者召喚の儀の為に召喚魔法を執り行った責任者の一人です。


古の文献を読み解き、なんとか召喚に成功しました。現われた勇者様は3名。悠楽様、茜音様、舞様、彼らと話し合い協力していただけると聴き一安心しました。


事件が起きたのは無事謁見が終わり。提案された条件の明日の話し合いの準備に移ろうとしていた時のことでした。


ドコン!

扉の方向で何かあったようだ。

ふと見ると悠楽様の頭に舞様の拳がクリーンヒットしていたのです。


「あ、やっちゃった」

静寂を突き破るように、舞様の声が聞こえました。その声で我に返った私達。

「ど、どうされました?なにか気に触ることでも?」

恐る恐る聞いているアレクシス大臣。

「えっーと、先程からの悠楽の態度に頭に来てただけです。」

顔を赤らめた茜音さんが答える。


そんなハプニングがあり一旦悠楽様に用意された部屋に運び込みました。私は回復魔法をかける役割として同行しました。


「すみません。どうしても我慢できなくて・・・」

「いえ、大事に至らずよかったです」


確かに謁見中何度か心ここに在らずといった感じや怪しげな表情を思い出しながら事情を察した。


「えっと、ロ、ロザリンドさん?でいいのかな」

「はい、大丈夫ですよ?もしよろしければ気軽にロザリーとお呼びくださいませ」

「ロ、ロザリーさん。何か縛るものとかありません?丁度いいので悠兄が勝手に動かないようにしたいので」


茜音様が恥ずかしがりながらも私の名前をいってくれました。

何が丁度いいのかは気になりましたがメイドのミーナに頼み、持ってきて頂きました。それを渡すと悠楽様の手を縛り、足も軽くベットに縛っていました。


「えと、明日また詳しく言うのですが、私達、悠楽を傷つけたくないんです」

この際殴った本人が矛盾していることを言ってるのは気のせいとしましょう。


「大切に想っているんですね」

「「はいっ!」」

こんなに可愛い子たちにこの慕われよう少しばかり羨ましいです。


「そういえばお食事はどうなさいます?」

「丁度夕飯を用意しようとしていた時に召喚されたので頂きます」

「そういえば夕飯時だったかな」

「それは申し訳ないことをしました。」

「まぁしょうがないと思いますよ?其方も大変な時だったでしょうし」

「いえ、それでも此方の一方的な都合でしたので・・・それに召喚魔法に手惑い時間がかかりましたし」

本当は昼には呼ぶ予定でしたが準備不足もあり夕方になったのです。


「まぁまぁ、とにかくご飯食べましょ?召喚のことに関してはもうしょうがないことですし!」

優しい言葉をかけて頂き心が落ち着きました。

「そう言って頂けると此方としてまありがたいです。それではお食事は部屋でお取りになります?食堂にされます?」


少し相談して、

「んーじゃあ部屋にします!」

「それではお部屋に案内致しますね」


案内するときにお食事を二人分部屋にお持ちするように言った時

「あれ?一緒に食べないんですか?」

「話しを伺う限りまだでしたらご一緒どうですか?」


少し迷いましたが、

「それではご一緒させていただきいただきます」

とメイドに3人分と変更をお願いし、お二方の部屋へと案内しました。

悠楽様については、起きたら用意するようにともお願いしました。


食事を食べる間、軽い質問と世間話をして、少しばかり打ち解けられました。


「そういえば敬語なんていらないですよ!」

なんて言われたので初めは渋っていましたがその言葉に甘えなかよくなりました。

もちろん、二人にも普段通りでとお願いしました。


その後、しばらくおしゃべりし、何かございましたらメイドを用意しているので其方にということを説明し、今日の所は失礼しました。


召喚前はどうなるかと思ってましたがいい人達でよかったです。何より仲良くなれたのが嬉しかったです。とはいえ、1名まだ起きてませんが。大丈夫なのでしょうか?


ということを考えつつ明日の準備をする為に予定の部屋に向かうとすでに準備は終えられていました。ザムスターク騎士団第3師団隊長のディートリッヒさんが部下とともに用意していたそうです。感謝の言葉を伝え、少しだけ小言をもらいしたが、勇者様達と仲良くなったと伝えたら


「うらや・・・それならしょうがないな。」

と納得していただきました。よかったです。


さて、明日の為に今日はもう寝ましょう。

美しい月明かりに照らされそう思うのでした。


まるでこれから先の道が明るくなったかのように。

ロザリー視点で書いてみました。

行儀正しい子という設定で書きましたが、作者が適当な奴なので所々おかしいところあるかもしれませんが大目に見て頂きたいところです。


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