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掌編小説集2 (51話~100話)

スイッチ

作者: 蹴沢缶九郎

ドアや窓のない真っ白い殺風景な部屋に、一人の男がたたずんでいる。


男は何故、いつ頃から自分がここにいるのか分からないでいた。


白く染まった部屋の壁にスイッチがある。男はそのスイッチを押すが、部屋にはとくに何の変化も起こらない。


だが、押さなければいけない様な気がした。


ある場所で、クラゲ形の宇宙人が宇宙の果てに到達した。また別な場所では、人々が死ねないと騒いでいる。博士が妙な発明品を作り出し、風呂嫌いの神様は頭を掻きむしり、サンタクロースは鹿を盗んだ。


男には何の為のスイッチで、何の為に押すのか分からなかったが、何故か、


「このスイッチを押せば、どこかで何かが起こる。」


そんな確信があってならないのだった。

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[一言] あなた様の作品、非常に面白いです!一度短編集としてまとめ、本か何かで出してみてください
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