表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生少年、勇者を救う  作者: 新崎 勉
第一章 転生編
3/7

第3話 騎士になる条件と、修行開始

会話が少ないって?

後何話かは異世界に関しての説明ばっかなのでこの調子です。

すんません

突然だが、この世界に来てから俺は、魔術や剣術をよく目にしていた。

そして俺は、魔術や剣術を扱ってみたいと思っていた。

そして、そんな思いを胸に抱えたまま迎えた五歳の誕生日に、父さんがこんなことを言ってきた。


「タクト、お前は、魔法と剣術、どちらをやりたい?」


その言葉は、俺がこの世界に来てから、ずっと待っていた言葉だった。


この世界には、よく異世界転モノの小説で見るようなギルドがあり、冒険者という職業がある。だがこの世界のギルドは、規模が小さく、依頼などもかなり少ない。冒険者になろうと思うものは普通、、職に就けなかった荒くれ者ばかりなのだ。


ならば、いったいどこに、魔術師や剣士と呼ばれる者たちがいるのか。


答えは、『王都』と呼ばれる街にある。

彼らは、俺の今住んでいる街から遠く離れた『王都』と呼ばれる場所で王や貴族達の護衛をしたり、王からの命令を受けて、様々な場所の魔物を倒したりしている。

中には、その二つの仕事をどちらも行っている、『騎士』と呼ばれる者たちや、自由に様々な場所へ行って、自由に動くことのできる『自由騎士』と呼ばれる者たちがいる。

そして双方とも、なるには絶対に必須の条件がある。

それは、剣もしくは魔法が使えることと、王都中央魔術学校の騎士科、魔術科、薬学科のいずれかの学科に7年以上在籍し、卒業しなければならない。そして卒業した後に、年に一度王宮庭園で開かれる騎士選抜試験で、合格したものが自由騎士になる資格を、上位30名は騎士の資格を、上位5名には、王宮で王に仕える『王宮騎士』になる資格が与えられる。俺が目指しているのは、王宮騎士だ。王宮騎士は有事の際、王の護衛として王について行くことがある。おそらくだが、勇者召喚にもついて行くことになるはずだ。それに、うまく王を説得すれば、勇者達のサポートができるかもしれない。


さて、騎士になるために必須の条件である王都中央魔法学校に関してだが、この学校は実は、入学条件がかなり厳しいことで有名だ。

まず、年齢が10歳~12歳であることだ。だが、実は特例で10歳以下でも入学できることがあったりする。

次に、筆記試験で、総合得点が600点満点中480点を超えていることだ。ちなみにその内容は、語学、数学、科学、法律、歴史、基礎魔術理論だ。

そして最後に、剣術、魔術などの実技試験だ。実はこれが一番厄介で、剣術、魔術、もしくはその両方を選び、その腕前を披露しなければならない。そして、俺達が過ごしているこの、『エリーネス』と呼ばれる世界の全域から王都のある『リアニアス大陸』と呼ばれる大陸のほぼ中央の都市に集まった者達(毎年平均で1万人はいる)の中から、400人の新入生が選ばれる。


実はこのことについて調べている時に気づいたのだが、俺の父さんと母さんは、俺の住んでいるこの『レイト村』では、唯一の王都中央魔術学校の卒業生なのだそうだ。


そして俺は、最終的にある事実にたどり着いた。

それは、実技試験の際に、剣術と魔術の双方を選んだ場合、通常よりも評価が高くなるということだ。その理由は恐らくだが、双方を高い錬度で扱うことの難しさからだろう。王都中央魔術学校の実技試験はレベルが高く、並みの腕では(ここでの並は、成人した一般的な剣士や魔術師ぐらいのことを指す)合格できないと言われている。そんな中で、剣術と魔術の双方をたったの10歳ほどの子供が合格できるまでの腕にまで育て上げているなんてことがあれば、そりゃあ高い評価をつけるだろう。だが、これには欠点がある。通常よりも合格する難易度がとても高いということだ。簡単に言ってしまえば、ハイリスクハイリターンのギャンブルだ。


さて、そんなわけで俺は、騎士になるためにも、剣術と魔術の二つを極める必要がある

だから俺はこう言った。


「両方やりたい!」


そう俺が言った瞬間、父さんはその言葉を待っていたかのように


「よっし!じゃあ、まずは明日、基礎的な魔術の訓練と体力づくりを始める。」


と言った。

そのときの父さんの顔は、これから始まる日常に対しての喜びに溢れていた。




その次の日から俺は、魔術と剣術について学び始めた。

午前は魔術で、母さんが教鞭をとった。午後は剣術で、父さんに鍛えてもらった。

始めは、すぐに魔力が切れたり、体力が切れたりして倒れたりもしたが、始めてから二週間ほどで倒れることは無くなった。そんななかで両親は、俺には才能があるみたいだと言った。親と言うものは、自分の子供に才能があるとか、天才とか言うものだとはわかってはいたが、やっぱり前世ではこんなことを言われる事は少なかったので嬉しかった。

始めてから一年ほど経つと、俺は様々な属性の魔術を操れるようになり、剣術に関しても父さんに頼んで、二刀流を教えてもらえるほどになった。ちなみにだが、二刀流を扱うには、まず普通の剣術をかなりうまく扱えるようにならなくてはならない。俺が二刀流を教えてもらった理由は、単純に手数が多くなるのと、なんか強そうだと思ったからだ。

さて、その頃になると、愛しの妹リアナが、魔術についての勉強を始めた。剣術に関しては、どうやら体力とか腕力の問題で無理だったらしい。まあ、お兄ちゃんは、妹に剣なんて危ないものを持たせる気なんて無いけどね。


そんなこんなで、俺達アーウィン一家の修行付きの平和な日常は続いていくのだ。

何気ない感じでタクト君の妹、リアナ・アーウィンちゃんの名前が出てきました。彼女は今後も出てきていろいろ活躍する予定なので、期待して待っててください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ