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体言止め
朝、目覚めると、窓の外は雨模様。取り込み忘れた洗濯物は、ベランダでびしょ濡れ。
寝ぼけ眼、かき集める濡れた衣類、まわる洗濯機。洗い終わるまでに時間があるので、その間を利用して朝食づくり。
火にかけられたフライパン。落とされる卵。作り始める目玉焼き。――ふいに鳴る母からの電話。
先日教えたインターネットでのホテルの予約方法をもう一度説明してほしいとのこと。機械音痴の母が理解できるように言葉を選んでいたため、予想外のタイムロス。電話が終わってふとフライパンを見るが、目玉焼きは当然、黒焦げ。
『体言止め』
言い切らずに、文の語尾に付ける終止形を省き、体言(名詞)で止めて、強調させたり、余韻を残すことをいう。もともとは俳句や短歌の技法だったが、1990年代に若年層で流行した。それ以前から星新一をはじめとする小説家により盛んに用いられていた。