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オノマトペ

 ――てとてとてとたん、てとてとてとたん、てとてとてとたん。朝、目覚めると雨が降っていた。

 取り込み忘れた洗濯物がベランダでびしょびしょびっしょりに濡れてしまっている。寝ぼけ眼で重くなった衣類をかき集め、洗濯機をまわした。ごうごう、ごうごう、ごうーん、ぐうぐわ、ごうーん、ぐうぐわ。

 洗い終わるまでに時間があるので、その間に朝食を摂ることにする。ガスコンロに火をつける。ちきちちちちちちっ、ぼっ。フライパンをその上に置き、目玉焼きを作り始めた。

 ――テレロロロレンッ、テレロロロレンッ。その途端、電話が鳴った。母からだった。先日教えたインターネットでのホテルの予約方法をもう一度説明してほしいとのことだった。

 機械音痴の母が理解できるように頭の中をぐるりぐるり回転させながら言葉を選んでいたため時間がかかってしまい、電話が終わってふとフライパンを見ると、目玉焼きからぶすぶすぶすぶすと黒い煙が吐出されていた。

『オノマトペ』

 表現する事象について、様子を文字として書き表した擬態語や、擬音語・擬声語を用いた修辞法。擬態語ぎたいごは「様子」、擬音語ぎおんごは「音」、そして、擬声語ぎせいごは「動物の鳴き声」などを言語化したものである。擬音語(擬声語)を用いることにより、ものごとを生き生きと表現する効果や、また、ものごとに対し読者が親近感を抱く効果など、さまざまな効果が生まれる。

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