第18話 狼虎の咆哮②
「な、なんだ……こいつは?」
アイアースは、暗がりの中で沈黙する狼へと視線を向ける。
巨大であり、その爪や牙は普通の人間であれば掠めるだけで切り裂かれてしまうであろう。隆起した筋肉やその他の部分を見ても、それは見惚れるほどの美しさと力の象徴とでも言うべき姿である。
そして、アイアースは一つの結論へと辿り着く。
捕らえられていた残り二人のキーリア。眼前の狼はそのうちの一人のなれの果てなのではないかと言うことを。
そして、その予想は当を得ている。眼前の狼は、一昨日に顔を合わせたキーリア№9ジル・ド・エネスが族同化させられた姿である。
しかも、そのティグ族は昨夜アイアースを救った女性である。アイヒハルトをはじめとする監獄の研究者達は、死者の魂をもこうして弄んでいるのだった。
「くそっ!! 遅かったと言うことか。感情に流された結果がこれだ」
アイアースは先ほどまでの自分の軽率さをなじる。
グロフを追いかけずに兵士達を殲滅してすぐにこちらへとやって来ていれば間に合ったかも知れないのだ。
悔やんでも悔やみきれぬ自分の甘さにアイアースは、唇を嚼む。やがて、にじみ始めた唇。
しかし、救いの可能性は意外なところからやって来る。
「ほう、貴様が来たのか?」
「っ!?」
突然の声。武器を構え、顔を上げたアイアースの目の前に研究者風の身なりの男が立っている。
その男は、この施設において、人体実験の先鞭を取っている狂科学者ラッシュであるが、アイアースにとってはその男の異なる名の方が印象深い。
「ロジェスっ!! 貴様、こんなところでもっ!!」
狂科学者ラッシュを名乗っていたのは、かつての反乱の首謀者であるロジェス・マクシミリアン。
かつて、アイアースに敗れ去った巫女の側近であり、巫女の身代わりとなって処刑されたはずの男。
姿形は、くたびれた科学者であるが、目の光には狂気が宿っている。しかし、アイアースにとっては、決して忘れることのできぬ宿敵。姿形を変えたところで、その身から溢れる薄汚い殺気を忘れることはできなかったのだ。
「ふん、私の相手をしていいのか? あの逝かれ男はすぐに戻ってくるぞ? それに、この男も完全に人ではなくなる」
アイヒハルト等と接しているときの無感情の鉄面皮とはうって変わって、憎悪を浮かび上がらせるロジェス。しかし、彼の言にアイアースははっとしながら沈黙するジルに視線を送る。
「どういうことだっ!?」
「パーシエと戦っただろう? ああいうのを作ろうとしていたんだ。そして、こいつは素質があるみたいでな。もう一人のように、獰猛な肉食獣になってしまうことはなかった」
「パーシエだと?」
「俺が知らないとでも思っているのか?」
アイアースは、先頃交戦した恐るべき敵手の姿を思うかべる。
彼女は猛獣の外見と人の外見を残した半獣とも言うべき姿にて戦いを観戦していたが、アイアース等と初めて相まみえたときは普通の女性の姿をしていた。
そして、ロジェスは、そう言ったものを目指していると、言ったのである。
「っ!! おい、しっかりしろっ!!」
「ぐっ……」
思ったときには身体を跳躍させ、ジルの眼前にしがみつく。よく見ると、狼は何かに耐えるように顔を苦痛に歪まている。
思えば、手にかけられた鎖など容易に引きちぎることは可能のはず。それをしないことで、あえて獣化に耐えているのであろう。
「殺せ…………私を……、殺してくれ」
アイアースに向ける赤き眼から涙を流してそう懇願するジル。しかし、アイアースは腕に力をこめると、腹に力をこめて怒鳴るように声を上げる。
「戻れっ!! お前ならやれる。獣化に抵抗するんだっ!!」
「何を……、言っている? こうなってしまっては……」
「意識を保っていることが戻れる証拠だっ!! そうだろうっ!! 答えろ、ロジェスっ!!」
「なぜ私が」
「答えろやっ!!」
その光景を無表情で見つめていたロジェスに対して口を開いたアイアース。はじめは、憮然としていたロジェスであったが、全身の殺気を向けて怒鳴りつけたアイアースに対し、身じろぎしながら頷く。
(このガキ……。なんという威圧感だっ)
そんなことを考えていたロジェスのことを知るよしもないアイアース。そんな、アイアースの脳裏に、どこからともなく女性の声が届く。
『私がやってやろう。それまで耐えさせろ』
「だ、だれだ?」
「ぐっ……、リリス……」
「リリスっ!? なんでここに?」
『説明は不要だ。今、行く』
そこで、二人の意識に届くリリスの声は途切れる。しかし、耐えさせろと言われても、それが敵うことなのか、アイアースには分からなかった。
「――――あんたの仲間は助けた。もう一人は残念なことになったが……あとの一人は?」
「そう、か……」
どうすればよいか分からず、アイアースは仲間のことを告げる。
生存を喜ぶモノとばかり思っていたが、狼の反応は予想外に気落ちし、流れる涙の色はさらに濃くなっている。
はじめは予想外のことに目を見開いていたアイアースであったが、狼の様子にあることを察する。いや、かのキーリアが逃げ出してきたことを考えれば予想もつくことだった。
「彼女は……あんたの恋人だったのか?」
「っ!?」
アイアースの言にジルが顔を上げ。そして、その反応が事実を肯定していた。と同時に、危険な事実であることも。
恋人を失った喪失感は家族を失うことと同等。恐るべき精神力で耐え続けているジルであっても心が折れ、獣化が進んでしまいかねなかった。
そう思ったアイアースは、ジルの首筋を掴むと、さらに口を開いた。
「だったら、なおのことっ!! あんたは人として生きなきゃダメだっ」
感情が昂ぶる。なぜ、他人に対してまでこんな気持ちになるのかはアイアースには分からなかったのだが、彼としても大切な人間を失い続けてきた。
だが、その失われた者の一つと再会することが無意識下であれどできた。ぬくもりを感じることができた。
その事実が今のアイアースを突き動かしていた。
「彼女は町の墓地に埋葬してきた。今もそこであんたを待っているんだ。愛した女を待たせたまま、死ぬつもりなのかっ!?」
墓に人はいないという。眠ってなどいないという。
だが、人には心の拠り所が必要だった。死したる身と成ってもそれは同じ。ジルがかの女性キーリアがそこにいると信じれば、そこ彼女はいるのである。
人は、自分を思ってくれる人の心から消えたとき、本当の死を迎えるとも言う。
――あなたが生きて、私達のことを誰か一人でもいい。覚えていてくれさえすれば、私達は幸せ。
アイアースの脳裏にある女性の言葉が反芻される。彼としても、失われた人達のことは片時たりとも忘れてはいない。
「っ!?」
そんなとき、目を見開いてアイアースを見つめていたジルの肉体が何かに共鳴するかのように光を放ち始める。
「むっ!? これは?」
傍らにて腕で光を遮るロジェスの声が耳に届く。しかし、ほどなくアイアースの視界は白き光に包まれた。
炎が見える。闇夜に炎によって家から追い立てられる人々の姿が。
そんな人々に突き付けられる刃。炎によって赤く照らされるそれは、要求を拒んだ人々の血によって染められていく。
そんな中を、一組の少年と少女が逃げ出していく。追撃してくる敵兵士。少年は落ちていた剣を手に取ると、少女の腕を掴んだ兵士の腕を斬り落とすと、そのまま兵士の腹に剣を突き刺す。
一瞬、自分が何をしたのか分かっていないような表情を浮かべた少年は、痙攣しながら崩れ落ちる兵士の姿にへたり込み、剣を取り落とす。
そんな少年を叱咤し、剣を拾って腕を引く少女。二人が駆けた先には暗き森が広がっていた。
森の中を潜む二人。周囲を包み込むような殺気の数々。そして、わずかな身じろぎによって突き付けられる白刃。
覚悟を決めた二人が目をきつく閉ざす。しかし、二人の目を開くことになったのは、白き衣服に身を包んだ一人の女性。
白虎の如き獣耳と尾を持つその女性は、騎乗している軍馬から降りると、二人のことを優しく抱きとめる。恐怖に震える二人の頭を優しく撫でると、二人を軍馬へと乗せる。
軍馬は不満そうに口を開く。その様子を、驚きと共に見つめる二人。必死に女性を止めようとする軍馬であったが、女性の決意に折れる形で頭を垂れると、その場を後にする。
戦場から遙かに離れ地にて地方軍が用意した難民キャンプに二人が辿り着いたのは翌朝のことであった。
それから数日。破壊の限りを尽くされた故郷で二人を待っていたのは、殺害された家族や知り合い達の姿。
再びの涙に暮れる二人は、各地を放浪しつつ生きて行くが、待っていたのは奴隷商人による拉致。行く先のない二人に突き付けられた選択肢は、教団の衛士として生きるか、本当の奴隷として朽ち果てるかの二択。
衛士としての教育を受けながらやって来た運命の日。運命は二人に味方をする。
人体実験に生き残り、キーリアとなった二人であったが、目覚めとともに待っていたのは別離。お互いに近すぎる関係を断ち切るための判断であった。
その後は、突き付けられる過酷な指令。時には、自分達と同じ立場の少年少女を殺さねばならない時もあった。
そして、再会。離ればなれになる間も、互いを思い合う男女は、互いに思いを伝え会い、恋人となる。お互いに人ではない存在となった身。
だが、人であったという事実は消せるものではない。そうして、男は困難な手段を用いてとある装飾品を手に入れる。
担当する“者”の目をかいくぐり、手に入れたそれは、女性物の指輪であった。
そして、光は再び別の光景を映し始める。
急峻な山々名連なる辺境の地。
その地にあって、ひっそりと暮らす民族がいた。
ティグと呼ばれ、戦うことを運命付けられた種族。その中に、至宝と呼ばれる皇女が誕生した。
そして、皇女と同年同日に誕生した少年少女。彼らもまた、皇女と運命をともにする宿命を受ける。
やがて、皇女が里を離れ、武者修行に旅立つ際にも同行する者達。そのさなかで出会った人間達。皇女やティグ達はその高潔さから打ち解けることのできぬ日々であったが、やがて一つの出会いが皇女の運命を変える。
皇妃として帝室へと入る皇女。やがて授かる一つの命。急変する運命。
そして、皇女は戦場に斃れる。その死は最後まで雄々しく高潔であると同時に、妻として、母として、夫と子どもに殉じるもの。
しかし、主君を失い死に場所を失った者もいる。流転する時代の中、生きる望みを失った彼女は、持ち前の精神的な強靱さを持ってしても耐えきれるものではなかった。
そんな彼女を支えてくれる一人の男。
皇女に仕えている際に出会い、戦友としても信用できる男であった。彼もまた、帝国の消滅によって生きる場を失った人間。
互いに心の傷を慰め合う二人の間に誕生した一つの宝。しかし、時代の波は再び彼女を翻弄する。
室内に倒れる男。彼に刃を突き付ける灰色の外套に身を包んだ集団。そして、その中央で笑みを浮かべる一人の男。
彼女にできることは、自身の胸に抱かれてふるえる愛娘を抱きしめることだけであった。
アイアースの脳裏に入りこんでくる二つの光景。
やがてそれが入り混じり、光が闇に包まれる。しかし、闇は動きを止めたまま沈黙し、そこに現れた眩い光の激突によって霧散していく。
「っ!?」
思わず目を開いたアイアース。
晴れていく光の幕間から、薄暗い石壁が見えている。そして、光の幕がさらに薄れていくと、石畳に横たわる女性と目を見開いたまま座り込む一人の男の姿がそこにあった。
無言でアイアースは、背に纏った外套を動くことのない女性にかけると、某前年ままこちらを見つめるロジェスを睨み付ける。
一瞬、ビクリを身体を震わせたロジェスであったが、すぐに外套を脱ぐと、座り込む男にそれを手渡した。
「戻れた……のか?」
「ああ。何がどうなったのかは分からんが」
「……何かに引っ張られたような気がしたが」
外套を身につけながら、自身の手を見つめたり身体をまさぐったりしていたジルは、アイアースの言にそう応えると、スッと膝をつく。
何事かと思いながら視線を向けたアイアースの耳に届いた言葉は、彼としても予想外のものであった。
「四太子殿下。此度のご助力。感謝の念に堪えませぬ。加えて、皇妃閣下よりいただいた身に余るまでのご恩。このジル・ド・エネス。生涯をかけ、帝室の恩に報いる所存にございます」
「ちょ、ちょっと待て。なんだ、いきなり?」
「光がすべてを伝えてくれました。あの日、すべてを失った我々がすがったのは、互いを思う気持ちとリアネイア閣下へのご恩のみ。そして、この度は殿下によって命を救われました」
真剣な表情のままそう口を開いたジルに対し、アイアースは慌てて口を開くが、なおもジルの言は改まることはない。
しかし、先ほど、光の中でアイアースがジルの過酷な半生を見たように、ジルもまたアイアースの半生を見たのである。
互いにその境遇に同情するところはあったし、元々の性格から、帝国に忠誠を誓うのは当然という気持ちがジルの中にはあった。
「今はキーリアという立場でしかない。そもそも、私がお前を助けたのは、その力を散らすのは惜しいと思ったからだ。つまらぬ理由を言わなくとも、一緒に戦おう」
そう言って、座り込むジルに対して手を差し出すアイアース。それに対して、驚いたように目を見開くジルであったが、ゆっくりとその手を取る。
「それと、母上のことを覚えていてくれる人がいるのは素直に嬉しい」
「殿下……」
「今は止めてくれ。教団に知られれば、私に待っているのは処刑台だけ。普通のキーリアのようにしてくれ」
「…………軽率だった。許してくれ」
「いや。応えてくれて嬉しい」
アイアースは、リアネイアに対して他人からの評価を聞く形になったことは、新しい側面を見ることになったし、ジルが真面目なだけの堅物でなかったこともありがたい。
この手の正確には、言動や態度を意固地になるやっかいな人間も多い。そのあたりは、精鋭たるキーリアにまでなるだけのことはあった。
「友情ごっこは終わりか? では、私は帰らせてもらおう」
「貴様っ」
そんな二人の様子を冷めた目で見つめていたロジェスが、静かに口を開く。
そんな態度にジルが声を荒げるが、すでにロジェスの足元には転移方陣が広がっており、追いかけたところで無駄なことをアイアースは見て取った。
「一つだけ言っておく。この先、貴様を待ち受けている運命は、俺の剣によって首を飛ばされるという未来だけだ」
ロジェスを睨み付けながら、静かにそう言ったアイアースの言に、ロジェスは一瞬顔をこわばらせるが、やがてその姿も歪んだ方陣の中へと消えていった。
「くっ!! 必ず、敵を」
「生きていれば機会はある。今は……」
「そうだな。それに、やらなければならないことはまだあるぞ? 皇子殿下」
そんな二人の耳に届く凛とした女性の声。
視線を向けた二人の目には、黒みがかった銀髪を静かに流す一人の女性が映っていた。
◇◆◇
憤怒が全身を支配していた。
アイヒハルトは、自身が駆る飛竜に対して乱暴に鞭をくれると、さらに速度を上げさせる。
逃げ出したアイアースの捜索に兵士を周辺各地に動員していたが、救援を知らせる烽火が監獄からあがったかと思うと、もたらされる敵襲の報。
聞くところによると、近衛の一部隊が、監獄内へと突入してきたのだという。
それまで、周辺軍の動きなどは報告されておらず、教団と潜在的な敵対関係にある国軍の目には出来うる限り止まらぬよう気を配ってきた。
今も町に駐留する部隊には、“脱走した囚人の捜索”という報告を行っているのだ。
「それもこれも、あの小僧がっ!!」
アイヒハルトは、自ら招き寄せたキーリアの青年の姿を思い浮かべると、額に青筋を浮かべて剣を抜く。
怒りにまかせてそれを振るうと、彼のすぐ隣を飛ぶ飛竜の頭部が弾き飛ばされる。
「か、閣下っ!?」
突然、生命を奪われた飛竜は、全身を弛緩させると一気に高度を下げる。それに跨がる猟兵が声とともに虚空に投げ出されたのはそれからわずかのことであり、仲間の命を理不尽に奪ったアイヒハルトに対して、他の飛竜が怒れるままに暴れ回っている。
「ふん。トカゲ風情が私に刃向かうのか? まあよい、監獄に着いたら、小僧や近衛の豚ども共々ミンチにして食らってくれるわっ!!」
怒りを抑えることなく暴れる飛竜達を睨み付けるアイヒハルト。
その獰猛な視線に、飛竜達もひるみ、それ以降は大人しくなる。人間であれば、以下に強大な力を持つものであったとしても飛竜が怯むことなどまずあり得ない。
人間たらざる身と成ったキーリアだからこそできることであろう。
そんなことをしている間に、森の中に広がる牧が目に映りはじめる。速度を緩めて加工する飛竜達。その耳に、あちらこちらからの剣戟の音が届き始めた。
「豚どもがっ。こうなってしまえば、今更こんな監獄などいらんっ!!」
そう言い放ちながら右腕を掲げるアイヒハルト。その手の甲に刻まれた漆黒の刻印がどす黒く光り始める。
彼が生まれ落ちたその時から身に宿し続ける謎の刻印。常人離れした剣伎を身につけてからは滅多に使うことはなかったが、それでも多くの人間の命を奪ってきた黒い光を放つ球体がその手に現れ始める。
そして、それが彼の手から放たれようとするまさにその時、岩山の頂から身を乗り出す一人の男。その手は、鮮やかに赤く輝いており、その手から放たれる炎の束が、アイヒハルト達へと襲いかかった。
「うわああああああああっっっ!?!?」
突然の炎に、悲鳴とともに焼き尽くされ消滅していく飛空猟兵達。
すべてが焼き尽くされ、黒い灰だけが風に揺られて監獄の周辺へと舞い降りていく。ほんの一瞬の差で難を逃れたアイヒハルト。
しかし、他の飛竜達を一瞬で葬った男が、そこから跳躍し、アイヒハルトへと躍りかかってきた。
アイヒハルトは、その顔を憎悪をこめた視線で睨み付ける。決して、忘れるはずがない。昨夜徹底的に追い詰めながらも仕留め損なった獲物。
目前に迫った勝利を奪い取られた怒りは、今目の前へと迫ってくる青年だけに向けられていた。
刹那。振られた剣と剣が激突する。
勢いに任せて飛竜から飛び降りる両者。虚空においても互いに剣をぶつけ合い、そのまま崖下へと落下していく。
断崖へと激突する直前。互いに剣を押し合って、等間隔に並んだ岩の上へと着地する。
川の流れがアイヒハルトの耳に届く。
「昨日の借りは必ず返す。覚悟しろよっ!!」
「やれるものならば、やってみなさい。……今度は逃がしませんよ。アイアース・ヴァン・ロクリス。罪深し帝国の皇子よっ!!」
互いに、声を落ち着かせつつ、憎悪をぶつけ合う両者。決着の時は、間もなくであった。
遅くなったあげく、思いのほか長くなっていまい申し訳ありませんでした。
ちょっと、上手く書けない秒が再発気味? になってしまい、アイヒハルトとの決着は次回へと持ち越しです。
大変申し訳ありませんでした。




