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第七十二話 遺したもの

 時間はケイオスが『身代わりの人形』で復活したときまでさかのぼる。


「『身代わりの人形』さえあれば、俺は死ぬことはない。だから海野と戦っても平気だ。戦い続ければきっと……」


 自分は死ぬことはない。海野とずっと戦い続けられる。

 戦い続けて、戦い続けて――。


「けど、どうやったら海野を止めることができるんだ?」


 そのことにケイオスはようやく行き当たった。

 いかにケイオスが不死身で延々と戦い続けられるとしてもそれはケイオスが望む勝利にはつながらない。


 海野の目的は邪神の肉体を取り戻し、復活することだった。時間をかければかけるほど地上の兵士たちの命が失われ、秘術の生贄(いけにえ)となってしまう。それでは海野の思うつぼだ。時間はケイオスではなく海野の味方なのだ。


 そもそも『身代わりの人形』は課金アイテムであり、一度に所持できる制限がある。それはたった一つだけ。使えば一旦ログアウトして補充しなおさなければならない。海野と戦いつつログアウトしてアイテムを補充するのは難しい。

 ギルドスキルや転移魔法を妨害した海野が蘇生アイテムをケイオスが所持していないことを把握していないはずがない。おそらく自分が復活することも海野はわかった上で見逃した。ケイオスが障害にならないと判断したために。


「俺には何もできないのか……? そうだ、魔法陣!」


 行き詰ったケイオスの脳裏にあるひらめきが過る。


 海野の目的は自身が邪神として復活すること。そのために秘術を使って肉体を取り戻そうとしている。

 だとすれば秘術の根本となる魔法陣を破壊すれば、その目的は達成できなくなる。

 思い立ったケイオスは淡く光る魔法陣に近づく。ヴイーヴルの話では魔法陣にたまった力の量で暴走する危険性があるらしいが、海野が神になるよりはましだ。


「あれ? これ全然消えない」


 ところが魔法陣は触れても、魔法で壊そうとしてもまったく変化がない。


「偽物なのか? それとも俺じゃ壊せないように何か細工でもされているのか?」


 理由はわからないが、海野は秘術が阻止されないようにケイオスでは絶対に壊せないように仕組んでいたようである。そうでもなければ壊されて自分の野望が台無しにされてしまうかもしれないのに、ケイオスを放置しておくわけがなかった。


 いずれにせよケイオスの力では魔法陣の破壊は不可能だ。

 何か他に方法がないのか、ケイオスは考えるが何も思い浮かばず時間を浪費するだけである。


 ケイオスがどうにか魔法陣の対処法を考えていると、足音が近づいてくる。まさか海野が戻ってきたのかとケイオスは慌てて入り口に視線を送る。


「ふぅ、まったくひどい目に()ったぞ」


 そう言って部屋の中に入ってきたのは女性だった。


「ヴイーヴル、無事だったのか!」

「どうにかな。何度か魔物に襲われて逃げるので精いっぱいじゃったぞ。何とか鼻を利かせて隠れてやり過ごしてやったわ」


 ヴイーヴルの本体のドラゴンとは違い、人間形態は強くはないので戦えない。やられても本体に影響がなくても、一般人に近い彼女がこんな最奥までたどり着くことができたのは奇跡だった。


「それでケイオスよ。他のものはどうなったんじゃ? ここにはお前だけのようだが」


 ヴイーヴルの質問にケイオスは海野から知らされたことのすべてを語った。


「そうか、オリバーはやられてしまったのか……」


 ケイオスはうつむく。ヴイーヴルは割り切っているが、それでも言いようのない寂寥(せきりょう)が広がっていた。


「それにしても邪神は向こうの世界の人間に転生していたのか。それで舞い戻るためにこんなことをしたとは。あのときのつけが巡ってくるとは因果じゃな」


 神の手によってこの世界に災いを行わないために異世界に追放したにもかかわらず、モウスデウスは執念で帰還を果たした。もし邪神との決戦で邪神を追放せずにきちんと決着がついていれば、こんなことは起きなかったのかもしれない。


「そうか、神も生まれ変わるのだな。それでか、この状況は」


 ヴイーヴルは納得してつぶやく。


「それにしても死なないじゃと? まったく厄介な。だが付け入る隙はあるようじゃの」

「付け入る隙? そんなのどこにあるのさ」

「考えてもみい。海野が何でもできるなら秘術に頼らなくてもよい。それこそワールドクリエイトとやらで秘術の代用ができたじゃろう。それに死なないようにHP(ヒットポイント)とやらを上げれば、絶対に死なないようにできるのであろう? だったら呼び出した魔物のHP(ヒットポイント)を無限にすれば絶対に死なない魔物の出来上がりじゃぞ。あの巨大ゴーレムに使えば妾はおろか誰も倒せなくなるぞ。おそらく何らかの制限があると考えるべきじゃろ」


 ヴイーヴルに指摘されると確かに海野が何でもできるのならば、こんなまどろっこしい陰謀を企てる必要もなかった。

 よく考えてみれば海野自身もワールドクリエイトが未完成だと言っていた。ならばどこかに抜け道があっても不思議ではないのだ。


「とにかくこれ以上あいつの思い通りにさせるつもりはない。だから魔法陣を壊そうと思ったんだが、壊せないんだ」

「ふむ、どれどれ」


 ヴイーヴルは魔法陣をぐるりと回って調べる。


()ちても神じゃな。術式に無駄がない。過去の知識を使っているのもあるが、新しい術式も多い。キャラクターを事前に解析していなければ読み解くことすらできなかったかもしれぬ。秘術はそれほど便利なものではないと聞いておったが、かなり利便性の高いものになっている。神が秘術を使って邪神を封印する際に術式をいじったのじゃろう。邪神はそれを利用したというわけじゃな。この術は『神の器の封印を解き、魂を肉体から切り離し、神の器に魂を移し替える』ための術。もっとも魂ならば何でもいいというわけではないようじゃ。神の器に収まるにふさわしい魂が必要になる。つまり神の魂じゃな」


 彼女は調べながら感嘆の声を上げた。


「魂と肉体を切り離したとしてもこちらの世界で浄化されてしまい、他の生物に転生してしまう。だからこそ安全かつ確実に魂を切り離して邪神へ復活するために秘術を使ったのじゃろう」

「あるいは強制的に地球に戻されてしまうのかも。サーバーがメンテンナンスに入った途端、向こうの世界に強制的に戻されたことがある。この世界での仮の肉体になるキャラクターが無ければこの世界にはいられないんじゃないかな」

「その説もあり得るかもしれんな。まあ実際に調べてみないことにはわからんがの。詳しく調べたいが時間もない。取りあえず後回しとしよう」


 再びヴイーヴルは魔法陣を凝視する。その視線で何を追っているのかケイオスには理解できないが、ヴイーヴルがいたおかげで自分にはどうしようもできなかった魔法陣の全貌が明らかにされていく。

 ヴイーヴルは魔法陣から視線を外して顔を上げた。お目当てのものを見つけたらしい。


「なるほど、どうやら術式にはこの魔法陣を保護する術式も組み込まれているようじゃ。だが、これなら破れるかもしれん」

「本当か?」

「問題があるとすれば魔法陣にたまった力の量じゃ。人間だけでなく魔物やらいろいろ手あたり次第、魂の力を奪っている。妾の予想以上にたまっているぞ」

「自分の味方まで生贄(いけにえ)にしているのかよ。なんて奴だ」

「これではもし保護の術式を破ったとしたとしても魔法陣の破壊は危険すぎる。秘術の術式を無害なものに書き換えてしまえばよいと思う」

「無害なもの……か。たとえば魂の切り離しを阻止するか、神の器をなくしてしてしまうとか?」

「一番いいのはそれじゃな。とはいえ時間もあまりない。妾が知っている術式か、ここに書かれた術式に近いものに書き換えるのが手っ取り早いじゃろう」

「神の器を消失させてしまうか、利用できないように……例えば、俺が海野の代わりにその肉体を奪ってしまうとか? それなら対象を海野から俺に変えるだけで変更点は少ないんじゃないか? あいつに言わせると俺って前世が神様らしいし」


 海野の話が正しいのならば、ケイオスこそが神の生まれ変わりだ。

 神の器が神の魂でなければ復活できないというのであれば、海野の代わりに自分がなってしまえば海野の野望は防げるのではないか。


 だがヴイーヴルはきょとんとした。


「説明するのを忘れていたな。安心しろ、お主の前世は神ではない。今も昔もお主は正真正銘人間じゃよ」

「だよな。どう考えても俺が神様ってのは無理がある。やっぱり海野が勘違いしていたのか。でも神様なのに間違うなんておかしくないか?」

「それは簡単じゃよ。あやつは元神であるが、人間に生まれ変わったのならば肉体は人間のもの。感覚も人間と同等になってしまう。人間では魂を知覚するのは難しい。知識だけでそれを補っているのじゃろう。故に間違いに気がつかなかったのじゃ」


 彼女の推論に理解しきれない点はあるが少しは納得するケイオス。だがよくよく理解してみると明らかにおかしい点がある。


「神の器がなくなればいいんだよな。でも神の器がなくなっても、海野自身はこの世界に残ったままだ」


 もう一つの問題点、それは海野自身の存在だ。仮に邪神の復活を防いだところで海野自身はキャラクターを通じてこの世界に訪れることができる。

 神の器を失っても何らかの方法で邪神の復活を成し遂げるかもしれない。秘術という万能に近い術がある以上その可能性が高い。その場合この世界の人間は目的を遂げるまで虐殺され続けることになるだろう。

 あるいは逆上して報復手段に出るかもしれないのだ。


 キャラクターの能力を改ざんした海野に勝てる相手などいない。極端な話、ケイオスが行ったように極大魔法を連発すれば、遠征軍はおろか三国の戦力をまとめても海野の前では無力なままだ。


 神の器を無くし、なおかつ海野自身を無力化する。そんな都合のいい話はあるだろうか。


「神の器かあ、神の肉体を利用させない方法、うん? 肉体? 身体?」


 考え込んでいたケイオスに天啓のようなひらめきが脳裏をよぎる。

 根本的な問題は海野という存在だ。それがどうにかできれば問題は解決する。


「ヴイーヴル、秘術で仮初の身体。つまりはキャラクターの理を改変することってできないのか?」

「ああ、術式は妾が解析したからの。それを改変するのはそれほど難しくはない。じゃが特定の誰かに指定することは難しい。つまりは邪神だけに効果を及ぼすようにするには時間がかかる。もしやるならばすべてのキャラクターに影響を及ぼすぞ」

「……そうか、じゃあ俺もその影響を受けてしまうのか。……でもこれぐらいしか思いつかないよ。海野を無力化して、なおかつ邪神の復活を阻止するのは」

「どうするつもりじゃ?」

「この世界でキャラクターを利用できないようにする。そうすれば海野はこの世界に干渉することができない」


 ケイオスの発想にヴイーヴルは目を見開いた。


「正気か? 確かにそれができれば邪神も目的を果たせぬ。キャラクターの生成をできなくするのは術式の構成上できるぞ。じゃが、それをするということの意味をお主はわかっているのか?」

「それはつまり、この世界に二度と転移することができないってことだよな」

「そういうことじゃ、それで本当に構わぬのか?」


 ケイオスにも迷いはあった。時間があれば他の穏当な方法があるのかもしれない。だがこのまま海野を放置する時間を延ばせば、被害は拡大するだけだ。


「ああ、構わない。たとえこの世界に二度と転移できなくなってもいい。それ以上にあいつがこの世界に居続けることはこの世界のためにならない」

「……わかった。この場は妾に任せよ。必ず術式を書き換えて見せる」

「頼む、俺はこれから海野を止めに行く。少しでも時間が稼げるように」


 ヴイーヴルは理解したとばかりに術式の書き換え作業に移る。そしてケイオスは海野の後を追った。



 体が突如として消失し始めている不可思議な現象に海野は困惑し、同じ現象の中冷静さを保っているケイオスに対して、原因を問い詰める。


「何が起きているのか知っているな? 答えろ!」

「秘術の魔法陣を書き換えたんだ」

「何だと、あの魔法陣はお前が書き換えられるはずがない。神の知識がないお前では術式など理解できるはずがないだろう」

「ああ、俺は無理だった。けどここには他にも俺の仲間がいる。ヴイーヴルがお前の魔法陣を書き換えているんだ」

「そんなバカな。この神殿に侵入したものの中に魔法陣を書き換えるほどの知識を持つ奴がいたとでもいうのか!」


 どうやら海野はヴイーヴルの存在には気がつかなかったらしい。ケイオスは海野がヴイーヴルを見落とした理由がわかったような気がした。


「いたんだよ。お前の被造物かもしれないが、この世界に生きるものもお前にただ蹂躙されるだけの存在じゃない」


 吸血鬼の忠告すら無視してケイオスを生かしたのも、すべては神の生まれ変わりだと考えたケイオスへの復讐のためだった。

 それ故に彼以外の存在をあまり注視しなかった。強いて言えばケイオスの影響で強くなったアレクシアたちには注視したものの、あくまでレベルという基準で注視しただけに過ぎない。あれだけの力を行使できるのだから自分の存在を脅かす脅威とまったく認識していなかったのだ。


 苦虫をかみしめたような顔をした海野に構わずケイオスは先ほどの問いに対して回答する。


「書き換えた内容はこの世界ではキャラクターが使用できないようにしたんだ。俺たちはキャラクターを介してこの世界に来ている。だったらキャラクターが無ければこの世界に留まることはできない。もっとも魔法陣の破壊のために教会からの秘術の情報の提供と、その知識を活かしキャラクターの解析を行っていたヴイーヴルがいなかったら実現できなかったけどね」

「お前は、お前は何をしたかわかっているのか? そんなことをすればこの世界への転移ができなくなるのだぞ!」


 ケイオスは一瞬アレクシアに視線を送った。


「わかっている。この世界に二度と来られなくなるってことは。でもそれは誰かを生贄(いけにえ)にして叶えるべきことじゃない」


 たとえ海野が邪神でこの世界にいる生物が彼の被造物であっても、それを(ないがし)ろにしていい権利はない。


「海野、お前は昔この世界の邪神だったのかもしれない。けど、今は向こうの世界の人間なんだ。生に執着することも、誰かを深く恨むことも、そして俺が神の生まれ変わりだと間違えたことも。どれも人間と何ら変わりない」

「待て、お前が神ではないだと?」

「ああ、ヴイーヴルが、仲間のドラゴンがそう答えてくれた。俺は神なんかじゃない」

「ではお前は何者なのだ。……ああ、そうか、お前はあのとき神と一緒にいた……!」


 体の半分は消えかかっている。海野に出来ることはもはやこの状況を受け入れるしかなかった。


「帰るんだ、俺たちがいるべき地球へ」

「そんな……嫌だ……。もうあの牢獄は……。私は……神の私が……何故……」


 海野は黙りこくったまま魂の抜けたような表情をしている。もう抵抗するような気力すら残されていないようだ。諦めを受け容れた結果なのか、ケイオスよりも早く消え去った。


 とはいえ、ケイオスもそれほどの猶予(ゆうよ)は残されていない。いつ消えてもおかしくないほど、体の消失現象は進んでいる。


「ケイオス、お前、あいつみたいに消えてしまうのか?」

「ああ、これは変えられない。多分もう二度とここへは戻ってこられないだろう」


 ケイオスはハボックたちに顔を向ける。


「みんな、ありがとう。みんなのおかげで何とか時間が間に合ったよ。時間を稼ごうとしたけれど、正直自分一人じゃ限界あったからさ」

「そりゃ構わないっすけど、というかケイオス、いなくなるんすか? なんで急にそんなことに」


 断片的に海野との会話を聞いていて、理解できないことも多いがケイオスが二度とここにはいられないことは理解できた。


「むしろこうしていられる時間があるだけましだよ。本当なら海野と一緒に消えてしまうと思っていたんだから。あと、ここで聞いた話は誰にも話さないでほしい。海野がやろうとしたことは外法だ。あれは存在しちゃいけない」

「魔法陣のことですね。詳しいことはわかりませんが、秘密にしておきます」

「あと、遠征軍にも魔物が襲っているはずだ。ヴイーヴルが魔法陣の書き換えが終われば地上への援軍に向かっている。もしかするとこれで遠征軍を襲っている魔物が消えているかもしれないが、他の魔物も残っているかもしれない。本当は俺もみんなの加勢をしたいんだけど」

「心配すんな。あとのことは俺たちに任せろよ」

「そうよ、あんたはよくやったわ」

「それから……」

「まったく心配性だな、お前は。それよりも、だ」


 イレーヌに無言で促される。


「先生……」


 うなだれる彼女を見て、ケイオスは心が痛んだ。


 いつか別離が来ることはわかっていた。だが本心では消えたくはなかった。もし別の手段で海野の野望を打ち砕くことができたなら迷いなくそれを選んでいただろう。


 最後に何を彼女に伝えればいいのか。心のままを打ち明ければいいのか。

 それはだめだ。

 自分はアレクシアの告白を受け容れず、振ってしまったのだ。いまさらどの面を下げて本心を打ち明けるというのだ。

 本心は打ち明けることはできない。


 でも何か一つ彼女に本当のことを伝えたい。


「――だ」

「え?」

「――。それが本当の俺の名前。アレクシア様には俺の本当の名前覚えていてほしかったんだ」


 英雄、ケイオスではない。ただ一人の男として彼は彼女に本当の自分の名前を覚えていてほしかった。

 間違いなくそれはエゴであり、自分勝手な願いでしかない。それでも虚飾にまみれた英雄である自分が彼女に遺すことができるたった一つの真実だった。


「――。それが先生の本当の名前」


 アレクシアはその言葉を反芻(はんすう)する。一音一音を胸に刻むように。

 ケイオスの姿はもう肩まで消えている。

 心残りはある。悔いもある。だが自分はこの世界に何かを遺すことができた。

 消失現象が加速する。まるでこの世界での役目を終えたかのように。


「――!」


 泣き叫ぶアレクシアを前に彼は最後の言葉を口にした。


「ありがとう。さようなら」




 ***




 消える瞬間の恐怖はなかった。

 暗転した闇の中で表示されているのはエラーメッセージのみ。それで自分が地球に戻ってきたことを理解した。


 あれだけ激しく長い戦いだったにもかかわらず、この世界はまったくの無関係で終わってしまうとあっさりとしたものだ。本当に終わってしまったのか疑問を抱くぐらいに。


 ゲームを終了させ、再起動させる。

 それなのにゲームは始まらない。いくらやろうとログインとしても延々とエラーメッセージを表示するだけ。


 それから、もう二度と『Another World』からあの世界に行くことはできなかった。



 こうして俺の異世界での戦いは幕を閉じた。


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