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第二十九話 ブランデンブルグ防衛戦2

 まだ大丈夫――アレクシアは革袋からマナポーションの小瓶を取り出し一飲みする。

 戦況は周囲の奮戦によってほぼ五分五分、むしろ防衛側が有利といった状態であった。

 勿論彼女達の手の届かない遠方はグリフォンの猛攻に押されており、爆発石による被害は少なくなかった。中には崩れる程酷くは無いが足場となる市壁には皹が入り、爆撃による負傷者、死者も出ている。

 それでもまだ保たれているのは、蹂躙されるだけしか無かったはずのこの防衛戦でグリフォンと対抗できるとわかり、微かな希望が見えたからだ。アレクシア周辺の戦果は、先程までの絶望が入り混じった空気は緩和され士気が高まり、より奮戦し戦果が上がるという好循環を生み出していた。

 スリングや矢の弾幕で敵の進路を遮り数少ない投石機やバリスタ、魔法攻撃のある地点へと誘導していく。中でもアレクシアの周辺の戦果は断トツと言っていい。

 彼女の上空からグリフォンが強襲する。爆撃は彼女の魔法に阻まれ、ならばと鋭利な爪で切り裂こうとするグリフォンを前に彼女は落ち着き払い『メンタル・バースト』を放ちグリフォンを仕留めた。敵味方が混在する中、味方を識別し放つ事ができるこの光の柱の魔法は、アレクシアの存在感を敵味方なく強烈に印象づけていく。

 まだ大丈夫――。杖に付与されたドラゴンソウルの効果によるマナの回復を感じながら、呼吸を整える。


 彼女の――セージの欠点は未だ表立っては現れていない。



 なんだこれは――まるで翼無いものが墜ちていく時のように仲間が大地に墜ちていくのを目撃したグリフォン達は理解の及ばない現象に驚愕していた。

 それもそのはずだ。魔法で飛ぶ彼等はマナがある限り飛ぶ事ができる。

 しかし戦闘を開始して時間が経過しているわけではないのにマナの枯渇による落下が起きようはずも無い。

 となれば何かの攻撃によるものだと推測できる。しかし目視できる矢や魔法ならば、大空を舞う彼等にしてみれば避ける事は不可能ではない。

回避が間に合わず直撃し、致命傷でも負わない限り落下などする事もなかったはずだ。


 しかし蓋を開けて見れば不可視の何かが大空から自分達を引きずり落としているのである。原因すらわからない異変に彼等が恐慌状態に陥らなかった事が不思議なほどだ。群れを率いるグリフォンが一鳴きして、彼等は落ち着きを取り戻している。

 けれども彼等に未知への恐怖が刷り込まれたのは確かだった。恐怖によって引き起こされた本能からか、自然とこの異変の原因を探し始める。

 そうして彼等の目に止まったのは人の群れの中でも異質な一団であった。

 何かの結界のようなもので覆われた一団から放たれる攻撃はこちらにとって命を刈り取る一撃必殺の攻撃だった。


 投石機やスリングといった投石ならばともかくただ振りかぶって石を投げるだけの一撃が不可避の速度で射出され、彼等の身を貫くなど一体誰が予想しようか。

 更に目立つのは結界の中心にいる人間の雌である。その雌が杖を振るう度に、何も起きていないのに仲間は落下し、時折目立つ光の柱を立ち上らせ仲間を削っていく。

 つまりこの人間の雌が不可視の攻撃を行っているのだろうとグリフォンは推察した。

 脅威を取り除く為に複数のグリフォンがその雌を狙い、火力を集中させ攻撃を行っても結界に阻まれ致命傷を与える事は出来ない。

 このままでは一方的に殺されるだけである。無視をして他を攻撃したとてその雌がいる限り被害は拡大するばかりだ。

 流石にレッサードラゴンを倒したであろう人間達である。一筋縄ではいかない。


 本来であればその一団を無視して他所の市壁を破壊するのが正しい選択であったはずだ。しかし、恐怖によって呼び起こされた本能が強者への警戒を促し、優先順位を狂わせる結果となった。

 則ち、この一団を討ち倒さなければ先に進めない、とグリフォン達は考えたのである。

 勿論街を蹂躙する為に市壁を破壊する目的を忘れた訳では無い。

 だがこの障害を除かねば後々の災いとなる、今ここで討ち倒すことが彼等にとって先決なのだ。


 だから群れを率いるグリフォンは考える。どうすればよいのかじっとその雌を観察する。

 彼等にとって一番恐ろしいのは不可視の攻撃だ。効果範囲が広く不可視であるため回避のしようがない。


 だから彼女の行動を注視する。不可視の攻撃、光の柱、光の柱――。


 そうか――群れを率いるグリフォンは気付く。声をかけ自分の周りに爆発石を持っている仲間を集める。


 グリフォンの反撃は今まさに行われようとしていた。




 「ありゃ一体どうしたってんだ?」


 一人の猟師が困惑した声を上げた。

 イレーヌはその言葉に気付き視線を遠方へと向ける。


(グリフォンが集まっているだと。何かを狙っているのか?)


 グリフォン達は滞空しながら群れを作り始め何かを行おうとしているように見える。明らかにこちらを見ているような突き刺す視線をイレーヌは感じ、自然と身構えた。


「アレクシア様、お気を付け下さい。グリフォンが何か仕掛けて来るようです!」


 イレーヌの声とほぼ同時にグリフォン達が動き出す。グリフォンの群れから十数のグリフォンが一斉に飛び出し、イレーヌの、いやアレクシアに向かって強襲をかけてきた。


「こちらにグリフォンが来るぞ! 皆警戒せよ!」


「皆さん時間を稼いで下さい。再度『イレース』を唱えます」


「ああ、わかった!」


「任せろ! 嬢ちゃんには指一本触れさせねぇぜ!」


 周囲もアレクシア達の重要度を理解しているのか彼女達の指示に従う。

 矢が石が魔法が接近するグリフォンへと集中する。だがここからが先程までのグリフォンの行動とは違っていた。

 攻撃を見てグリフォン達は一定の距離を取ると蛇行しながら回避に専念し始めたのだ。


(どういう事だ? 何故仕掛けてこない?)


 イレーヌはグリフォンの行動の変化に当惑する。矢や魔法の射程ぎりぎりの位置を出入りしてる様はまるでグリフォンは攻撃する気が全くないように見えた。

 先程からの攻撃を見る限り、その位置からグリフォン達は爆撃を仕掛けてこなかった。爆撃には限りがあるのもあるがどうやらその位置からは市壁には届かないからだと予測する。

 であれば、その位置を維持するということはグリフォンから攻撃を仕掛ける事は皆無である。逆に辛うじて防衛側の攻撃は届く為下手をすれば命を落とす事になるのだ。


(奴らはこちらの魔法や矢の消耗を狙っているのか?)


 グリフォン達が長期戦に持ち込むつもりではないか、とイレーヌは考えた。矢や魔法にも限りがある以上、有効な作戦に思える。

 つまり少数のグリフォンを囮として防衛側を翻弄し、矢や魔法を無駄に使わせる事で防衛側の攻撃手段を奪うつもりなのだ。少数を囮にしたのは急激な回避行動は消耗が激しい為、交代するつもりなのだろう。

 その策は決して悪くはない。通常であれば堅実で有効な作戦だ。


 しかし今回に限っては下策でもあった。矢や魔法が射程範囲ならば、アレクシアの『イレース』は届く。見えないために正確に推し量る事はイレーヌにはできないが、グリフォンが考えている以上に『イレース』の射程はかなり広く、そして長い。

その上不可視の魔法はタイミングが計りにくく回避は難しいのだ。


「『イレース』!」


 グリフォンが射程内に入ったのを見計らい、アレクシアは『イレース』を唱える。グリフォンはやはり回避できずにばたばたと堕ちていく。同じ策を続ければ着実にグリフォンの戦力を削っていけるのは最早明白だった。


 その時だった。滞空していたグリフォンの群れが一斉に動き始めたのは――。

 まるで仲間が堕ちるのを待っていたかのようにアレクシア目掛けてくる。


 やられた!――イレーヌは自身の判断ミスに気付き唇を噛んだ。先程の囮は長期戦を狙ったものではなかったのだ。


「まさか『イレース』の再詠唱時間を狙って!?」


 アレクシアが叫ぶ。魔法は基本的に強力になればなるほど詠唱時間、再詠唱時間が延びる傾向がある。セージが覚える魔法は詠唱時間こそ短いものの、再詠唱時間に関しては長いものが多く、それは『イレース』とて例外ではない。再詠唱時間は三分。その間は『イレース』を使う事はできないのだ。

 彼女達の誤算はグリフォンが彼女達の想定以上に『イレース』を警戒していた事に気が付かなかった事だろう。グリフォンは『イレース』の発動を計りつつ、尚且つアレクシア以外にその魔法が使えない事に気付いていたのだ。


「皆さん、暫く『イレース』は使えません! 敵をこちらに近付けないようにして下さい!」


 迫りくるグリフォンへの迎撃が増す。アレクシアも『マナ・ボルト』で応戦するが回避され、何も出来ない状況に唇を噛んだ。

 セージの弱点の一つ。それはセージが覚えられる魔法に直接的な攻撃魔法が少ない事だ。

 アレクシアがよく使う魔法はセージになる前に覚えた状態異常系魔法や『メンタル・バースト』、セージになって最優先で覚えた支援魔法が主である。

 状態異常系魔法では即効性が足りず、グリフォンを足止めする事は出来ない。それに『イレース』は今回に限り有効な攻撃魔法になっているが元々攻撃魔法では無いのだ。更にはセージに成り立ての彼女では新しい攻撃魔法を覚える余裕など無かった。

 従って直接的にダメージを与える事ができる魔法は元々覚えていた『マナ・ボルト』と『メンタル・バースト』のみになる。だが『メンタル・バースト』は射程範囲はアレクシアを中心とした円形であり、その射程範囲さえ把握していればグリフォンにとって脅威になりえない。よって攻撃手段は『マナ・ボルト』だけになる。

 直進するだけの『マナ・ボルト』は『イレース』と比べると速射性こそ高いが命中率には難があった。


 それでもアレクシアの支援魔法の効果は続いているのだ。

アレクシアの攻撃だけではなく周辺の兵達の攻撃でグリフォンが近付けば近付く程、被弾しやすくなりグリフォンは数を減らしていく。

 けれどもグリフォンの策はそれだけではなかった。


「味方を盾にして特攻だと!?」


 攻撃を受け絶命した仲間の骸を器用に掴んで盾にし、後続の味方を守り被弾を減らす。

そのグリフォンの決死の行動は防衛についていた兵達の動揺を誘った。


「怯むな! 撃ち落とせ!」


 イレーヌが激を飛ばすも一度広まった動揺はすぐには収まらない。その一瞬の隙を付き、グリフォン達は市壁に到達する。

 より正確に言えばアレクシア達が足場にしている市壁の壁面への到達。その身ごと体当たりを敢行し、グリフォンの大半の命と引き換えにした捨て身の特攻は成功した。

 爆発と共に市壁が崩れる。


「アレクシア様!」


 爆発と共にぐらつきを感じたイレーヌは咄嗟にアレクシアを抱き寄せる。そしてそのまま市壁の上で戦っていた兵ごとその崩落に飲み込まれた。





 身体が痛みを訴え、アレクシアは意識を取り戻す。うっすらと目を開けるとそこには自身の侍従がぐったりと横たわる姿があった。


「……! イレーヌ!」


 もしやと思い涙がこぼれそうな声を上げながらアレクシアはイレーヌを揺さぶった。


「うっ! ……アレクシア様! ご無事でしたか!?」


 痛みで顔をしかめながらもイレーヌは目を覚ます。


「イレーヌが咄嗟に庇ってくれたから私に怪我はありません。しかし……」


 幸いにして彼女達に大きな怪我は無かった。それに意識を失って時間はそれ程経ってはいない。恐らくアレクシアの『メンタル・シールド』の効果によって衝撃が軽減されたのであろう。『メンタル・シールド』内にいた兵達は意識こそ取り戻せていないものの傷は浅い。

 だがその他の崩落に巻き込まれた兵は凄惨な状態であった。大きく目と口を開き、首から下が瓦礫で押し潰された兵を見てアレクシアは視線を逸らす。辺りにはむせ返るような血の臭いが立ち込めていた。


 死力を尽くしたものの守りきれなかった事実でアレクシアの心に悔しさが溢れた。しかしこの場は戦場であり悔恨の一時さえ与えてはくれない。

 急に激しい地響きが起き、アレクシアは何事かと決壊した市壁の合間から見ると土煙を上げ迫る巨大な影を捉えた。

 市壁の決壊したために、大型の魔物がこの場へと押し寄せているのだ。

 市壁に上れずにいた兵(二千五百もの兵の全てが市壁を守備できたわけではなく万一決壊した場合に詰めていた)や崩れずにいた市壁から降りてきた兵達が集まる。


 ブランデンブルグ防衛戦は新たな局面を迎えようとしていた。





 夏休み前の学生の最大の試練と言えば、期末試験ではないだろうか。

 試験の結果次第によっては天国も地獄も見させられるこの期末試験は学生にとって大きな試練である事は間違いないだろう。

 ご多分に漏れず、うちの学校も赤点などを取れば夏休み期間にその教科の補講を受けなければならず、平穏な夏休みを謳歌したいのならば決して赤点だけは出してはいけないのだ。

 とは言え、いい成績を取ろうと言うよりは赤点さえ出さなければいいやとやや低空飛行な希望を持ちつつぎりぎりまでオンラインゲームをやっているのだから、我が事ながら甚だ呆れるばかりだ。

 流石に試験期間中は自粛したけども。

 結果はまあ。多分大丈夫だろう。

 試験が終了し、友達と軽く答え合わせを話した後、開放感に満ち溢れながら帰宅する。


 久方振りにパソコンを立ち上げ、ネットゲームの話題をする掲示板にある『Another World』のスレッドに目を通す。

 現実リアルの友人が誰一人として『Another World』をプレイしていない以上、ゲームの情報はネットで調べるしかない。

 今スレッドで話題になっているのはコミューンの事だった。正式サービスからコミューンに行くつもりだったので気になり調べてみる。


 事の起こりはコミューンでは存在しなかった新種のモンスターが大量に現れ始めた事だ。

最初はエリアに追加されたモンスターが現れただけと思われたのだが、モンスターの発見報告が増加しその中には未確認の新モンスターまで発見され、どうしてコミューンだけ増えるのか、一体何が起きているのかと様々な推測や噂が飛び交いあっているのである。中にはプレイヤーの目の前で倒したわけでもないのに大量のモンスターが消えたなんてバグの噂まで流れている位だ。

 噂の真贋は定かでは無いがそんな状況下で更なる燃料が投下されたのだった。

 運営が公式サイトのトップページに気になる文を掲載したのである。


「コミューンで何かが起こる!?」


 詳細については後日公開しますと書かれたその公式アナウンスでまた一論争起きていたわけである。

 この文を見てプレイヤー達はある種の予感を持った。――これはもしかすると期間限定の大規模イベントの告知ではないのかと。


 MMORPGでは期間限定で大規模イベントを行う事がある。例えばクリスマスの期間になれば、クリスマスイベントと称して町中がクリスマスのデコレーションで彩られ、そのイベント期間中にだけ手に入れる事ができるアイテムをモンスターがドロップしたりするなど、ゲーム全体で普段とは違った光景が見られるようになる。

 後少しで終了するオープンβで情報が公開されないという事は、つまり正式サービス開始に起きる大規模イベントの前触れではないのだろうか。

 もしそうだとしたら是非とも正式サービス開始の時にはコミューンに行かなくては。


 元々クローズドβをカスタル王国、オープンβをヴァイクセル帝国から始めた関係で、正式サービスはコミューン連合国で始めようと考えていて、アレクシア様とイレーヌさんを誘った訳だ。

 二人ともコミューンへ一緒について来てくれるといいな。

 二人と一緒にゲームをプレイするようになってはや一ヶ月以上経過している。

 そろそろ友人と胸を張って言っていいと思う。自惚れかもしれないが少なくとも嫌われてはいないはずだ。

 彼女達はゲームだけ、ネットだけでの友人であり、そんな関係は初めてである。出来れば一緒にこのゲームを続けていきたい。

 オープンβも今日で終わりだし、きちんとコミューンでの待ち合わせ場所を伝えておかないと。

 フレンド登録機能が使えればいいんだけど今更登録した所で正式サービスにはキャラクターデータ削除されちゃうしな。

 これだけ広い世界のゲームだと待ち合わせ場所決めておかないと二度と会えなくなってもおかしくはない。

 まあコミューンの冒険者ギルドで合流しようでいいかな?


 さてとゲームにログインするか。




 前回ブランデンブルグの南の入口近くでログアウトしたのでログイン先はそこからになる。

 なんだけど……。失敗したかもしれない。ログインしたと同時に人混みの中にいた。何なのこの人混み。

 よく見ると何かの行列で先が見えないから、参加者は相当数でありプレイヤーでは無いのは確かだ。と言うことはみんなNPCなんだろう。どうやら何か大規模なイベントに巻き込まれたようである。こんな話し聞いて無いんだけど。


 ところでご存知かもしれないが大抵のMMORPGだと通行の邪魔にならないようにプレイヤーやNPCとの衝突判定が無く通行できるけど、この『Another World』では衝突判定がある為に人混みを無視して通行するができない。

 つまり人混みの中に飲み込まれた俺は、人混みから抜け出せないまま行列の波に押されていく。

 あ、あれっ? なんか景色が街中じゃない? なんか街の外に出て行ってるんですけど。一体どこに行くつもりだ、これ?

 と言うか待ち合わせがあるんだけど! 早くここから出ないと!

 出してー! ここから出してー!!

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― 新着の感想 ―
どなどなされていく!?きゃーーー!!ケイオスさま!!
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