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魔法の記憶  作者:
21/26

神々の遊戯

「神々の遊戯の始まりだ。」

コスモスとカオスはお互いしばらく睨み合った。

そして、すこしの沈黙の後、

「聖魔法・神性、ホワイトホール!」

コスモスが先に仕掛けた。コスモスを中心に強い光線が放たれた。

「闇魔法・邪性、ダークマター!」

しかし、カオスが生み出した、暗黒物質が全てを相殺させた。

「闇魔法・冥界、ボイド!」

カオスの周りがまるでカオスを中心に穴が空いたように暗黒に包まれていく。

「聖魔法・神性、ホワイトホール!」

「無駄だ」

コスモスから放たれた光線が漆黒の穴に落ちた。

「コスモス、お前の力はそんなもんか?」

「まだまだっ!

聖魔法・天界、スーパーノヴァ!」

強烈な光が周りを包み込み、深い闇と衝突する。

「流石だ、コスモス。だが、まだお前の力はそんなものじゃない。ここの奴らを巻き込まないつもりか?そんな事で俺が倒せるのか?」

「黙れ…!」

「もう、いっそ捨てちまえよ」

「っ!聖魔法・神性、ホワイトホール!」

「そうだ、怒れ。闇魔法・邪性、ダークマター!」


「何が起こっている!?」

フレアが見た方向には究極魔法以上の力の衝突していた。

「まさか、レイ?」

「行こう!」

フレアたちはその方向に向かっていった。


「カオス、なぜ…神にこだわる!?別に、私達は…」

「俺だって分かっているさ、神という名は俺たちの為の名じゃない。この世界には神がいた。お前もよく知っているだろう?」

「ええ、スキルをこの世界に生み落としたもの、私たちの創造のきっかけ。」

「だが、そいつはもう消えた。俺たちが飲み込んだんだ。ならば、俺たちが神でなくて誰を神と呼ぶ?」

「神になんてならなくてもいい!どうして、人としてならないの?」

「なるはずが無いだろう?俺は、この世界の破壊神になるのだから!」

「あなたはスキルが使えるでしょ?それは、人として認められたから…」

「俺が人として、生きたから…!」

「…」

「…クソッ!どいつもこいつも嫌なことを思い出させやがって…!お前ら全員消してや…!」

「!」

その時、コスモスとカオスはある事に気づいた。

「なんだ、この魔力の動きは?」

魔力の動きを追うと、その先は…

「ディア?」

ディアはゆっくり立ち上がり、コスモスとカオスの方に歩き出した。

「っ!お前は誰だ!あのガキじゃねぇだろ!」

「…私は一度この魔力の流れ…いや、ここは記憶物質と言った方がいいか。それに飲み込まれ、一時は消えかけた。だが、これは好機でもあった。意識だけの存在である私が、現実に形状を持てるのだから。そう、私は私を取り込んだこの物質を、逆に取り込んだのさ」

「…なぜ、ディアの体に?」

「簡単だ、ディアは元々はこの記憶物質に対抗するために記憶物質のディバイダーとして、私が作った器だ。今は都合よくそれを利用しているに過ぎない。」

「そんな…!」

「つまり、お前たちをすぐにでも消し去る事も可能だ」

「させるかよ!闇魔法…」

「ああ、そうだ、私は今、この世界のほとんどの記憶物質を取り込んだ。つまり、貴様らなど足元にも及ばないのだ!

聖魔法・極性、ギャラクティックレイ」

空一面を覆い尽くすほどの膨大な光線が、コスモス達に襲いかかった。

コスモス達の肉体は大きな損傷を負った。

「これで終わりだ」

「で、ディア…」

「レイ、助けに来たぞ!」

空から謎の機体がコスモスの方に向かってきた。

「厄介なのが来たな」

「レ、レイン!」


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