表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夢のつづき

作者: 顎歌

久しぶりに夢を見ました。


幼き友が歌を歌ってました。

未来を語り合い、唄って笑って

とても楽しい時間でした。


でも、歌が終わりに近づくたびに

その声も姿も僕から遠ざかって

歌声が音質の悪いスピーカーみたいに

なったとき目が覚めました。


歳を重ね、環境も目まぐるしく

廻っていくなかで

僕は、人の怖さを知って一人になって

疎遠になった彼は現実を知って

夢を諦めました。


でも、音や声は

ずっと、僕の中に合った。


忘れていたけど

確かに、ここにありました。


でも、それは彼の見ていた

夢のたった一部に過ぎなくて

きっとその夢の果ては

彼の中にしかないのでしょう。


もう、見れない夢の果て

もう一度、眠れば聴こえるでしょうか。


連絡先もわからない

今どこで何をしているかもわからない

彼の夢の中にも

まだ、歌っている彼の姿があるといいな。

読んでくださってありがとうございます。


どんなに眠ろうと夢のつづきは

夢を見ていた人の中にしかない。


なりたいもの、やりたいこと

きっと誰もが夢を見ていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ