表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ワンワールド  作者: チャンス
1/2

1.始まり

2080年


オオサカ


あのオリンピック以来、世界は変わってしまった。

新種のウイルスによる世界的流行がおこり生活環境は一変した。


行動の自由を制限され、人々の絆も断ち切られてしまった。知らぬ間にストレスを抱え込まされ全ての人が不安でいっぱいになった。


まことしやかに陰謀論として囁かれていた「世界緊急放送」が実施されたのはオリンピック閉幕の8月某日。その日、全世界の通信網、ネットが利用され「世界緊急放送」は流された。


しかし、それは人々が想像していたものとは全く違っていた。その「世界緊急放送」で世界は新しい秩序をもち正しい世界として再始動するはずだった。


そうではなかった。



1・ はじまり


それは7月も終わりのうだるような暑い夏の日だった。新種のウイルスのパンデミックが始まってから人の集まる場所ではマスクをすることが当たり前になっていた。


そのせいで口周りがやたらに暑い。汗が次から次に湧き出てくる。もうマスクを取って捨てたくなる。しかし、そんなことをすれば、指示されればなんの疑いも持たずに実行してしまう自分の考えをもたない奴等に批判されてしまう世界になっていた。


そんな混乱の中、オリンピックだけはやりきらねばならない!

と言った、よくわからない言葉に踊らされて無観客状態でオリンピックは開催されている。


方や会社やお店などは自粛を要請され、じり貧状態で暴動が起こる寸前だというのに、片方ではオリンピックというお祭り騒ぎを実施する矛盾だらけの状態。


この国は、この世界はどこを目指してるんだろう・・・


そんなことを考えながら目の前のビルに掲げてある大きなビジョンをなんの気無しにみていた。


「今日の大阪の気温は35度。かなりの夏日です。熱中症に気をつけましょう!!次の話題です...」


いつもの清楚だがどこか冷たい感じのする女性アナウンサーが話していた。


その時、画像が急に真っ暗になった。


「・・・・ん?」


それは、数十秒間続いた。


周りの人達も、不思議そうに画面を見あげる。


「どうしたんだろ?」「事故かな」


少しづつ周りが騒がしくなってきた。


すると、


「あれ?!スマホ繋がらない・・・」


その声とともに皆一斉に自分のスマホを確認する。


「ホントだ!!」「何が起こってるの?」「怖いよ」


騒がしさが増してくる。


すると、耳を貫くような高い


「キィーーーーーーーン」


という音が全体を包んだ。耳が痛い。


その音がやんだと同時に、ビルに設置しているビジョンに画面が映った。


「World emergency broadcasting system」


その下には「世界緊急放送」と日本語訳が書いてある。


どっかの検索サイトの日本語訳みたいだなと思った。


見た瞬間には意味が分からなかった。


周りの人たちも口を開けてビジョンを見ている。


状況が分からないようだ。


スマホにも緊急放送を知らせるメッセージが届く。


なにかわからないが、とんでもないことが起ころうとしていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ