☆戦国小町苦労譚☆
「戦国小町苦労譚」
現代人の戦国時代へのタイムスリップ物。
現代知識をいかした知識チート。
戦国時代の有名人が物語中に多く出てきて、それだけでも楽しめる、戦国物が好きな方にお勧めの作品。
歴史の流れも判り易く描かれており、とても参考になります。
主人公は植物、農業の知識に明るく戦国時代の歴史にも詳しく、生き抜くのにとても適しています。
【この作品の有り得ない】は『主人公の博識』です。
主人公は現代人で戦国時代へタイムスリップしたなら知識の差は歴然では有るものの、この主人公は只者ではない。
数冊の本と色々な電子書籍を取り込んだ機器を持ったままタイムスリップしたとは言え、多種多様な専門知識が豊富です。
農業は田舎育ちで、歴史に関しては自分の趣味で、兵器に関しては姉の影響と、その三点と現代人の一般的な知識までは理解できるが、それ以上はやり過ぎかと思う。
現代人だからと、本を持って居るから、電子機器を持っているから、姉の趣味に影響されたから、自分の趣味が、田舎育ちだから、等、分らなくもないが、どうしても自分と比較してしまうと共感出来ずに乖離してしまう。
話中「いつの時代も男は変わらないのかなー」なんて文章もあり、男性視点で同じ事を女性に対して書いたなら如何思われるのだろう? などと思ってしまう。




