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ゆかりさんとゆかいな仲間達

作者: 紅野 劍

「あ゛ー!あ゛ー!もうちょっあ゛ー!」

「ゆかりん大丈夫!?」

「あぁマキさん・・・大丈夫です・・・」

「またゲームで悲鳴上げてたの?」

「えぇ、このダークソウル3ってゲームなんですけど・・・最初のボスが強くて・・・」

「ふーん・・・ゆかりん」

「なんですかマキさん」

「そいつボスじゃないよ」

「そんな事ないです!天才ゲーマーの私が間違えるなんて」

「だってほら。明らかに順路から外れた所に居るし体力バーが頭上にあるし」

「あっ」

「ゆーかーりーんー?」

「っほっほっほっほら!弘法も筆を落とすって言うじゃないですか!」

「弘法筆を選ばず。猿も木から落ちるね」

「んー!」

「まぁ序盤じゃボス並に強いからやられるのも仕方ないんじゃないの?」

「でも!私のソウルが!」

「序盤で得られるソウルなんて雀の涙じゃん」

「あ゛る゛し゛な゛き゛ソ゛ウ゛ル゛ゥ゛!」

「え?何?ゆかりちゃん副葬品それ選んだの?」

「だってぇ!序盤にソウルあったらレベル上げが捗ると思ってぇ!」

「だからってすぐ使っちゃうかなぁ・・・」

「篝火で!レベル上げ!できると!思ったんで!す!」

「あー・・・うん・・・取り合えず順路行こうよ。2000ソウルなんて気が付いたら溜まってるから」

「うっ・・・ぐすっ・・・」


・・・・・・・・・


「あ゛ー!あ゛ー!」

「今度はどうしたの?」

「結局強いじゃないですか!どういう事ですかマキさん!あの結晶まみれのでかいトカゲは裏ボス的な扱いでめっちゃ強いだけって話じゃないんですか!?」

「そりゃぁ・・・これがソウルシリーズだし・・・」

「なんなんですかあのグンダって奴!やたらリーチ長くてロングソードじゃ間合い負けしてるじゃないですか!勝てっこないです!」

「う~ん・・・小盾ならパリィもしやすいだろうけど・・・中盾じゃぁ初心者のゆかりんには難しいかもね」

「パリィなんて苦手です!どのゲームでやってもうまくできた事無いんですから!」

「まぁでも試してみないと・・・ね?」

「うぅ・・・わかりました」

「うん。ソウルシリーズに慣れるには挑戦あるのみだよ」


・・・・・・・・・


「よし!パリィ入りましたよ!これで・・・半分です!」

「やったね!ここからが本番だよ」

「え?今なんて・・・え?何ですかこれ!?え!?え!?あ゛ー!」

「うんうん。初見殺しもまたソウルシリーズだよね」

「なんですかあれ!変身するなんて聞いてないです!」

「そりゃ言ってないからね。半分まで行けたんなら後は動きをしっかり見て予測を立てれば行けるよ。弱体化してるようなもんだし」

「あれを弱体化と言えるマキさんはすごいですね・・・」

「チャレンジだよ、ゆかりん」

「むー!ヒント位教えてくれても良いじゃないですか!」

「教えちゃうと面白くないしフロムゲー初心者のゆかりんが実践するのも難しいと思うし・・・要は慣れだよ!慣れ!」

「慣れって言ったって・・・あんなんじゃ致命所かパリィすらできないんじゃないですか?」

「そうだよ?」

「何当たり前の事聞いてるのって顔してるんですか貴女は・・・」

「だってどう見たって人じゃ無い者にパリィも致命も取れないでしょ?急所が何処にあるかもわからないんだから」

「そりゃそうですけど・・・」

「しっかりと相手の動きを観察して次の行動前の予備動作を知るのも立派な攻略法の一つだよ」

「くっ・・・えぇい分かりましたよ!やります!やってやります!」

「それでころそゆかりんだね」


・・・・・・・・・


「・・・・・・・・・」

(ゆかりんすっごい集中してるなぁ~・・・)

「あ゛っ!」

(被弾した・・・グンダ相手におねロリは・・・あ、上手い事後ろに回り込んでる)

「あ!わかりました!第二形態は背後ががら空きなんですね!グルグル回ってれば攻撃は当たりません!」

(そうそう、しっかり相手を観察できてる・・・)

「ほら!ほら!ほら!これで!とどめ!あぁミリ足りなっあ!」

(欲張っちゃったね~)

「まだです!まだエストは残ってあっ!」

(回復はできたけどまた減っちゃった)

「ぐ・・・ぐぬぬ・・・おらー!」

(おっ)

「や・・・やった!グンダ倒した!灰の審判者倒した!」

「やったねゆかりん」

「やりましたよマキさん!」

「これで先に進めるよ。火継ぎの祭祀場へ」

「えぇ!火継ぎの祭祀場が何かは分かりませんが新しいエリアへようやく行けます!」

「そのアイテムを拾うのを忘れないでね」

「当たり前ですよマキさん。この私が戦利品を忘れる訳が・・・螺旋の剣?」

「さあそれを持っていざ行かんだよ」

「待って下さいよ。せっかく強いボスを倒した戦利品なんです。此処で装備していきますよ」

「え?」

「え?」

「装備?なんで?」

「え?だって剣って・・・これ装備品ですよね?なんかこう・・・螺旋の力が備わっていて後半になると力が覚醒して最強の武器になったりとか・・・するんですよね・・・?」

「・・・ゆかりん・・・篝火に刺さってる剣・・・よく見てみようか」

「え・・・?まさか・・・これって・・・」

「ストーリーを進める為に必要な貴重品で武器としては装備できないって。アイテム説明にも書いてあるよ」

「そんな・・・じゃあ私の苦労は一体・・・」

「ま、まぁこの先気に入る武器が見つかるかもしれないし」

「やです・・・」

「なんて?」

「嫌です!私はこの剣を使いたいんです!」

「わかった!わかったから!螺旋の剣じゃないけど似た武器はあるから!」

「本当ですか?」

「ほんとほんと。火継ぎの大剣っていう武器があるから。まずはそれ目指してがんばろ?」

「うぅ・・・もしその武器が無かったら呪いますからね」

「呪われるのはやだな・・・死んじゃう・・・呪い噛みと人噛みの指輪着けとかないと」

「なんですかそれ!そんな指輪何処に隠し持っているというんですか!」

「うんうんこっちの話ねこっちの。それともうそろそろ良い時間だし晩御飯の準備するからお風呂、洗ってきてね」

「本当ですね。ではピッカピカにして来ましょう。所で今日の晩御飯は何を作る予定で?」

「んー・・・そうだねぇー・・・豚バラともやしと・・・あとキャベツがあるし回鍋肉擬きかな」

「それは楽しみですね。では、私はお風呂を洗ってきます」

「あいいってらっしゃい。・・・・・・・・・さてと」


「ゆかりんの世界に侵入して火継ぎの大剣をあげないとね」

筆者はソウルシリーズはダークソウル3しかやった事無いですがアーマード・コアは3P、SL、LRにFFとやった事があります。

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