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言い聞かせるんだ
〔クロート視点〕
俺なら止められる、あのくらいの光弾くらい
俺はこの時ある記憶を思い出していた
それは、俺がまだ下級だった時に尊敬する先輩に稽古をつけて貰っていた頃
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「おい、どうした?逃げてばかりじゃ何もできないぞ!」
先輩は当時とても位が高いのに威張らず、優しく、面倒見がよく、メリハリがついた皆が尊敬していた、そして、とても強かった
「無理無理そんなデカい光弾止めれるかい」
その時、先輩が俺の光弾を止める訓練中だった
その時俺はとても苦しかったことを覚えている
「はぁはぁ、苦しい疲れた」
「アドバイスだ、「誰でもできる」と自分に言い聞かせ続けていれば、絶対できるよ」
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そうだ、誰でも止めることができる、言い聞かせるんだ
俺は両手を出した