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悪魔と一心同体になった  作者: 雨音 優斗
第一章 ワイバーン
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情けない

「は?とぼけんな魔獣お前の目的はこの女だろ」

え!何故鈴木なんだ、何故鈴木が出てきたんだ

「は?知らねーよそんな女」

悪魔は顔をしかめてボソボソ声で「どういう事だ」と言っていた

「まーいいか」

と、言った悪魔は俺たちにだけ聞こえる声で

「今から俺が時間を作ってやるだから、お前らは逃げろいいな」

何言ってやがるこいつ

「どういう事だよ、訳が分からねー」

俺はずっと震えていた

「いいから逃げろよ」

俺は、取り合えず鈴木の手を掴んだ、そして、気が付いた鈴木はすごく震えていた俺よりも、そうかそうだよな、俺がちゃんとしなきゃ

「1、2、3」

悪魔が3と言った瞬間俺たちはこの場を逃げ出した

俺は時折鈴木を見ながら全力で走った

「死にぞこないめ、どけや」

後ろから、怖い声が聞こえる

「ぐあーー」

後ろか叫びぎ声が聞こえる

ビューーーードン

自分の真横に何かが飛んで来た

「うっ」

悪魔だった

「あがぁぁぁぁぁぁぁぁーーっく<ヒール>、はぁーはぁー」

なんと、悪魔の翼が派手に折れていたが、何故か少し傷がいえたのだ

俺は立ちすくしてしまった

もう死ぬのか?そう言えば死ぬ瞬間って走馬燈見えるんだっけ

「くくくーっくくくく雑魚があははははー」

すると、鈴木が泣き出した

「まだ・・死にたくない・・うう誰か」

鈴木は崩れ落ちてしまった

「あーうるせーな」

すると、魔獣は首を増した瞬間、右手を出し

「は!」

すると、ものすごい衝撃波が横を通り過ぎ鈴木に直撃した

俺は鈴木が倒れるとこを抱きとめ

「おい、鈴木?なーおい」

と取り合えず心臓が動いてるか確認しなきゃ・・・動いてる・・息もしてる

あーそうか、俺は早速約束を破ってしまった、助けると約束したのに、情けない自分が許せない、

「許さない」

「へ?聞こえないねー」

俺は鈴木を道の脇にゆっくり置き、立ち上がって

「お前は・・絶対許さない!」

この、クソ魔獣が!

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