情けない
「は?とぼけんな魔獣お前の目的はこの女だろ」
え!何故鈴木なんだ、何故鈴木が出てきたんだ
「は?知らねーよそんな女」
悪魔は顔をしかめてボソボソ声で「どういう事だ」と言っていた
「まーいいか」
と、言った悪魔は俺たちにだけ聞こえる声で
「今から俺が時間を作ってやるだから、お前らは逃げろいいな」
何言ってやがるこいつ
「どういう事だよ、訳が分からねー」
俺はずっと震えていた
「いいから逃げろよ」
俺は、取り合えず鈴木の手を掴んだ、そして、気が付いた鈴木はすごく震えていた俺よりも、そうかそうだよな、俺がちゃんとしなきゃ
「1、2、3」
悪魔が3と言った瞬間俺たちはこの場を逃げ出した
俺は時折鈴木を見ながら全力で走った
「死にぞこないめ、どけや」
後ろから、怖い声が聞こえる
「ぐあーー」
後ろか叫びぎ声が聞こえる
ビューーーードン
自分の真横に何かが飛んで来た
「うっ」
悪魔だった
「あがぁぁぁぁぁぁぁぁーーっく<ヒール>、はぁーはぁー」
なんと、悪魔の翼が派手に折れていたが、何故か少し傷がいえたのだ
俺は立ちすくしてしまった
もう死ぬのか?そう言えば死ぬ瞬間って走馬燈見えるんだっけ
「くくくーっくくくく雑魚があははははー」
すると、鈴木が泣き出した
「まだ・・死にたくない・・うう誰か」
鈴木は崩れ落ちてしまった
「あーうるせーな」
すると、魔獣は首を増した瞬間、右手を出し
「は!」
すると、ものすごい衝撃波が横を通り過ぎ鈴木に直撃した
俺は鈴木が倒れるとこを抱きとめ
「おい、鈴木?なーおい」
と取り合えず心臓が動いてるか確認しなきゃ・・・動いてる・・息もしてる
あーそうか、俺は早速約束を破ってしまった、助けると約束したのに、情けない自分が許せない、
「許さない」
「へ?聞こえないねー」
俺は鈴木を道の脇にゆっくり置き、立ち上がって
「お前は・・絶対許さない!」
この、クソ魔獣が!