悪魔と少年は出会った
「今日は早いんですね」
バルガンさんが門の前で待っていた
「えぇー」
と、通されるがままバルガンについて行った、着いたのは昨日と同じ豪華な部屋だった
「よく来たな、クロート」
そら来るよと、王の命令なんだし
「は!」
「もういいわ、早速だがお目には地球に行ってもらう」
「はい」
「そして、お前が行く大体の座標が分かった、そこの国名は日本だ、島国らしい」
島国?なんだそれ?
「島国とは何でしょうか?」
「領土が島で構成されし国だ」
はーなるほど
「あと、これは昨日言ったが一番気お付ける点は」
「弱体化ですよね」
「ふん」
だが、弱体化なんてどうしたらいいんだ
「地球には地球人と言うのがいてまー我らとそんなに形は違わん、地球人との違いは翼と角だけだ」
「クロートよもう挨拶などは済ませたか?」
「えぇー大丈夫です」
ククク、やっと来た
異世界か、ククク
すると、王は立ち上がり両手を前に出した
!!!!すごい、王の両手にとてつもないエネルギーが
「では行くぞ、アナザーワールドーー」
すると、俺の目の前に大きな穴が開いた
「その中に入れ、クロート」
この中に入れば地球に行けるのか?
俺は息をのんだ
い行くか
手を伸ばすすると一気に穴に吸い込まれてしまった
「あああああああーー」
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・・・・・・・・・?
ここは、どこだ?てか、暗い道だな、何か木箱とかあるし
ここが地球か
「あーあ、何だお前?どっから出てきたんだよ、人間じゃねーなケケケケ」
低い声が俺の後ろから聞こえた
勢い良く振り返ったらそこには、翼を持った金髪の男が立っていた
「お前は誰だ?」
「ケケケケ、邪魔だな殺すかケケケ」
すると、右腕を出し人差し指を出した
「ぱん!」
「え!」
一瞬だったアイツの人差し指から光線見たいな物が出てきた?待て、右腕の感触が・・な・・い・・
「うああああ」
待て、落ち着け痛い、そうか弱体化のせいでか
「<ヒール>」
ダメだ血液は止まったが痛みが消えない
ヤバイ、逃げよう、飛ぶか
俺は右腕を抑えながら走って翼を開けたが、飛べない?ここまで弱体化するのか
ヤバイ、走って逃げるしか
「おい、誰かいるのか?」
「雪也怖いから帰ろ」
足音が聞こえた
「そんな事できるか、だってすごい叫び声聞こえたんだぞ!」
そして、悪魔と少年は出会ってしまったのだ