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85.パーティーリーダーに任命される

 

 

「なぁ、サキ。キーくんていつもこんな感じなのか?」

「?うん、そうだよ。主人公っぽくてカッコイーよね」


 何やら肉体に左右されるのか、姉の喋り方が若干幼く感じるのは僕の気のせいだろうか。


「………なんか俺達の戦いはこれからだっぽいですよね」


 こそこそ3人が話してるんだが、こっちに丸聞こえでただ漏れだ。


「大丈夫なのです!マスターはいつでもかっこいーのですっ!!」

「グッグッグ!」

「かこい、マスタ」


 3者3様に僕を褒めて?くるが、そういうのはちょっとやめて欲しいのだけど………。

 ……なる程、今迄の僕の台詞を振り返ってみると、少々気恥ずかしい気がしないでもない。うっ顔が………頬が熱くなってくる。

 ここまで再現するのか、VRは。

 僕がテレテレしてると、それを見てヤマトがフッと軽く笑みを浮かべ僕に話しかけてくる。


「さて、俺の用事は終わった。後はそ―――ラギと2人で頑張ってくれ。じゃあな」


 軽く右手を上げたヤマトは振り返ることなく立ち去っていく。僕は何かを言いたいのに口は出せずにいた。

 ありがとう。うん、頑張る。分かった。思い浮かびはするが、それは言葉に出すものではないんじゃないか。そんな気持ちが僕の胸の内を支配する。

 ただ、ララとウリスケは違ったようだ。


「ヤマトさま、ありがとうなのです!またお会いしましょうなのです!!」

「グッグッグ――――――ッ!!」


 そう、僕との仮初めの間柄でなく、しかり絆を結んだ者同士の交歓を僕は無言で見送る。

 それはAI同士の―――ーいや、関係ないな。過ごした時間ぼうけんの中ではPCもAIも同じなのだ。ヤマトが片手を上げて言葉よりもはっきりと返事する。


 そしていつの間にかヤマトの元に人が集まってくる。楽しそうに4人がヤマトと会話をし、笑い合いがら歩いて行った。


「行ってしまったのです」

「グッグッ」

「はい、きっとすぐに会えるのです」


 ララとウリスケがそんな会話をしてるのを聞きながら、僕は姉達の方へと向いて話を聞くことにする。


「で、スキルはありがたいけど、僕に会いにゲーム(こっち)に来た訳じゃないよね?」


 姉がきょとんとした表情を見せて答える。


「え?会いにきた………ふぐっ」


 ミ……ラミィさんが姉の口元を押さえ黙らせ続きを話してくる。


「いや、キー……ラギくんがよかったらパーティー組んで遊ばないかと思ってさ」


 そんな言葉がラミィさん出てくる。が、はてさてどういった思惑があるのやら。

 だって彼女たちはこのゲームの運営してる人間たちばなのだし、ある程度仕事の一環としてここにいると思うのだ。姉はともかく。


「深い意味は無いんですよ。ただログを拝見したので、ラギさんのプレイを見てみたい好奇心といったところですね」


 アンリエルさんがそう説明してくれる。

 まぁ、僕にとっては初めてのVRゲームだし、ある程度分かっててはいても助けてもらう分には何の文句も無いのだが、まずはみんなと相談してみることにする。


「ララ、ウリスケ、アトリどうする?お願いする?」

「ララは土魔法のLvを上げたいのでお願いしたいのです」

「グッ」

「おけ」


 ララは相変わらず土魔法がお好みのようだ。ぶれないね。ウリスケも変わらず2本足で立ち上がり右前足を上げて了承する。

 アトリは僕の頭の上にいるので声だけだ。

 そして僕は、ラミィさんの方を向いて答える。姉の鼻息がふんふん荒い。


「VRゲームは初めてなんでよろしくお願いします」

「ああ、よろ「もちろんだよっ。ラギくんっ!」しく………」


 ラミィさんが答えようとすると、姉が間を遮る様に口を挟んでくる。今日の姉は妙にはっちゃけている。大丈夫だろうか。


「よろしくお願いします」

「よろしくなのです」

「グッグッグ!」

「アトリ、よろ」

「っ!ぐはっ!」「っっ!はぅっっ!」


 なんかラミィさんとアンリエルさんが僕の頭の上を凝視しながら胸を押さえている。ふむ、どうやらアトリがかわゆく挨拶をしたのに衝撃を受けたみたいだ。

 確かにちょこちょこ動く姿は筆舌にしがたいかわゆさがあった。


「おい、アンリ。あんな可愛い生き物どうなってんだ?」

「アテンダンドスピリットはオート機能でランダム生成ですから、プログラム次第で何が生まれるかこっちじゃ分からないですよ」

「うちのエルルも可愛いが………くっ」

「私のアテスピは何故カエルさんなんでしょう………」

「アネさま……」


 ラミィさんとアンリエルさんが悶えている。そのラミィさんの肩にアテンダントスピリットらしき小人がラミィさんをジト目で見ている。


「はっいや、エルルが1番だからな。本当に1番だぞ!!」

「いやっ、やめて下さい。コンドォーさん。叩いちゃダメですっ」


 ありゃ、またコントが始まってる。ラミィさんが小人を両手に持ち弁明して、アンリエルさんは赤マフラーを首に巻いた青いカエルに何度もチョップされている。


「アトリは罪作りだな」

「てれ」


 僕がそんな呟きをすると、アトリがそんな風に言ってくる。


「それよりラギくん、パーティー申請してくんない?」


 さすがに焦れたのか姉がそんな事を言ってきた。


「え?サキちゃんが申請してくれるんじゃないの?」

「だってラギくんがリーダーなんだから、ラギくんが申請してくんないと」

「そうなの?」

「そう」


 いや、パーティーリーダーって経験のある人がやるもんじゃないだろうか。ましてや僕は、1回だけTV越しで組んだだけの人間がリーダーをやるなんでおこがましいにも程がある。


「いいよね、2人とも?」


 アテンダントスピリットとコントをやっていたラミィさんとアンリエルさんは姉の言葉に首肯して了承してくる。


「マスター何事も経験なのです」

「グッグ!」

「やる」


 3人にそう言われてしまったので、僕はメニューを開いてパーティー欄をタップして3人に申請を送る。

 するとすぐに申請許可の返事がやってくる。

 これで僕がリーダーのパーティーが出来たみたいだ。

 でもまぁ、年末の忙しい時期でもあるし、パーティーを組むの(こんなこと)も今日ぐらいだろう。


「さて、リーダー。これから何をする?」


 ラミィさんがからかう様に僕にそんな事を聞いてくる。ってか本当にリーダーって柄じゃないよな、僕。


「いや、リーダーはやめてくれるとありがたいんですが………。しばらくはギルドでクエストを請けながらレベル上げですかね。当面の目標はラビタンズネストに行くことですね」

「え!?」「えっ!」


 姉とラミィさんが驚いたような顔を見せ、アンリエルさんは何のことか知らない様で首を傾げ?を浮かべている。


「あ―――――っ!忘れてたっっ!!」

「ウサタン王国かっ!」

「ウサタン………?」

「あくまで予測だし、目標だからいけない可能性もあるよ?」


 なんでか姉とラミィさんが鼻息を荒くしてやる気を出している。いや、何となく分かるけど。


「そうだっ!ログ見て確認すれば分かるかもっ!」

「おっ!そうだなって、今はあれが管理してるから見れねぇよっ!!」

「あっ!そだった。ぬおおっっっ!!」


 なんか姉とラミィさんでまたコントを始めた。鼻息をふんふん出してホロウィンドウ出したかと思いきや、ラミィさんのひと言で頭を抱えて悶だす。


「えーと、アンリエルさん。とりあえずモンスター討伐のクエストを請けてマップを埋めていきたいと思うんですけど、どうでしょう」


 ちらりと2人を見て溜め息を吐いて僕の言葉に了承してくれる。


「そうですね。あと、“アンリ”でお願いしますラギさん」

「こわ」


 アンリ……さんの視線の圧力にアトリが反応する。


「くない」


 が笑顔で見つめられアトリはすぐ訂正する。弱肉強食を理解したみたいだ。偉いぞアトリ。

 僕はアトリに向けてサムズアップをする。


「分かりましたアンリさん。じゃ、っとその前にスキルとか買いに行ってもいいですか?」

「そうですね。では一緒に行きましょう。ラミィさん、サキさん行きますよ」


 あ、その前にみんなの側にいるアテンダントスピリットを紹介してもらおう。


「えーと行く前に、みなさんのアテンダントスピリットを紹介してもらえます?」


 僕の言葉を聞いてラミィさんの肩に座っていた小人が彼女の頭の上に乗って挨拶をしてくる。


「僕は姉さまのアテンダントスピリットでエレレです。よろしくお願いします。ラギさん、アトリ」

「よろしくね、エレレ」

「よろ」


 次にアンリさんの肩に座っているカエルマフラーのアテンダントスピリットが手を挙げて挨拶をする。


「私コンドォーです。以後よしなに」

「コンドォーさん?……うん、よろしく」

「よろ」


 最後にツノを頭に生やしたメイド姿の小人さんが宙に浮きながら挨拶をしてくる。


「私はサキ様のお側仕えをしておりますレリィと申します。よろしくお願い申し上げます」


 スカートを摘み優雅に礼をしてくる。カーテシーだったっけ。


「うん、よろしくねレリィさん」

「よろ」

「レリィとお呼び頂ければ」

「うん了解」


 いかにもSDキャラといった風体なのに、その姿に凛々しさと洗練さを感じさせられる。

 それぞれ挨拶と紹介が終わったので、まずは買い物をするため移動することにする。


 雑木林から大通りへ戻り、そのまま北へと進んでいく。時計台広場を過ぎて東西の大通りを横切り商業エリアへと入る。以前プレイした時と店の配置は特に変化はなかったと思うけど、壁の色とか材質が違っている感じがした。

 興味津々に周囲をキョロキョロ見回し感心してると、3者3様の温かい眼差しが僕に向かっているのに気付き、前に向き直り歩き進む。くっ、また頬がっ……!


「なんかさ〜、キーくん見てると製作者冥利に尽きるって気になるよなぁ」

「ラギさんですよ、ラミィさん。そうですね、まさにピュアってますよね」

「ふんふんっ」


 ニヤニヤ2人が染み染みと1人が鼻息を荒くして拳を小さく振り頷いている。


「マスターは初心を忘れないのです」

「グッ」

「アトリらく、もとキョロして」


 ララとウリスケとアトリがフォロー?してくれるが、僕としてもやっちまった感があるので心の中で身悶える。

 そうこうしてるうちに目当てのスキルショップへと到着する。

 中に入ると店の人の元気な声が聞こえてくる。


「いらっしゃいませ〜!」


 以前の時と同じ女の子の店員が店番をしていた。モニター越しとは違う、僕自身が本物と感じてしまう。人も室内もそう感じさせられる。


「あの、私の顔に何か付いてますか?」


 僕がじっと彼女を見てたのを訝しんでそう聞いてくる。僕は何と言い訳しようと言葉を探そうとすると、姉が先に話しだす。


「ごめんなさいねぇ。あなたがあんまり可愛いから見惚れちゃったみたい、ね!」


 パチリと僕に向かってウィンクする姉。はぁ?………そして姉の言葉を理解し僕は慌てる。


「あっ、いや、ちがっ」

「そうだぞ〜、こんな可愛いんだから見惚れるのはしょーがないけど、気をつけないと彼氏に蹴られるぞ〜」


 ラミィさんがそう言って追い打ちをかける。


「え、そんなぁ……いや〜ん」


 店員さんがその言葉に頬に手を当ててくねくねしてる。くっ今日はいじられ祭りか………。くぅ〜〜っ。

 僕が身悶えしてると、アトリが僕の頭をペシペシ叩いて話し掛けてくる。


「マスタ、しんこきゅ」「マスター落ち着いてなのです」「グッ」


 3人のそれぞれに言葉に僕は少しすぅと息を吸いはぁ―と深呼吸をして、店員さんに話し掛ける。


「すいません。知り合いにあなたが似てたものでつい見てしまいました」


 そんな頭に思いついた言葉を口にすると、照れていた顔を少し押さえてから納得したような顔をして笑顔を見せる。


「そうだったんんですか、失礼しました」

「いえ、こちらこそ失礼しました」


 そう言いながら僕は姉とラミィさんにジト目を向けるが、2人共どこ吹く風と言った風に棚に飾られたスキルを眺めている。

 僕は少しだけ肩を落としスキルを見ることにする。


「マスタ、どまい」


 アトリの言葉が身に染みる。


「じゃ、ちょっと見させて貰いますね」

「どうぞ〜」


 店内は僕等の他には誰もいないので、ゆったりと見ることが出来る。

 と入ってもスキルの数もそれ程ある訳でもないので、魔法とかサポート系のスキルだけだ。

 僕自身は弓と格闘で戦おうと思ってるけど、アトリなんかはどう見ても魔法を使うタイプにしか見えない。

 アテンダントスピリットはPCのスキルに準拠するっていってたから、僕が何らかの魔法スキルをセットしないと使えないはずだ。

 水魔法はセットしてるけど、他にもうひとつ位あってもいいだろう。


「アトリは何か欲しいスキルはある?」


 頭の上のアトリに聞いてみると、ピゥと人鳴きしてから棚の上に飛び降りて、1つのスキルを杖で指し示す。


「かぜ、ほしい」


 ふんふん、風魔法ですか。よし、まずはそれをひとつと………後はこれがいいな。

 僕は【風魔法】と【遠見とおみ】スキルを選んで購入する。


「ありがとうございました~。またのご来店をお待ちしております~」


 ツインテールをフリフリお辞儀をする店員さんと挨拶を交わした後、店を出て冒険者ギルドへ向かう。

 途中武器屋で矢束を5つ購入して、持ち金がほとんどなくなる。頑張って稼がねば。


「ラギくん、防具とか買わんでい〜んか?」

「う〜ん、手持ちも無いですし、今はいーかなと」


 ラミィさんがそんな事を聞いてくるが、始まったばっかりだしお金が溜まってからでも遅くないと思うのでそう答える。

 時計台広場にたむろしているPCたちの勧誘(主に姉とアンリさん)を撥ね除けながら、冒険者ギルドでワイルドッグとホーンドッグの討伐を請けてフィールドへ向かう。


 相も変わらず近場のフィールドは混雑していた。

 【遠見】で確認しても、数えるのも面倒なほどに湧いてる感じだ。

 現に今もこちらにやってきたウィルドッグ5体に横入りする様に別のパーティーがいたりして何とも混沌カオスと化している。

 何気にこちらを見てざまぁといった表情を見せるが、僕が何の反応を見せずにいると舌打ちしながら戦闘を始める。


「こりゃ、ちょっとレベル上げどころじゃないかな―……」

「もうちょっと北の方に行ってみよっ、ラギくん」

「まぁ、踏破率上げる必要もあるし、行こうか」

「そうですね」

「行くのですマスター」

「グッ」

「れつご」


 姉の提案にみんなが頷き、僕達は北の方に向かうことにする。


「それじゃ、行きましょうか」

「ちょい待った。その前にこっちに居るときはタメ口な」


 ラミィさんが急にそんな事を言ってくる。


「いや〜、それは……無理だと思うんですけど」

「ブブーッ、友達と喋る感じでい〜んだよっ」

「そうだよっラギくん。呼び捨てでいーんだよっ」

「いや、サキちゃんにはムリ」

「え―――っ、ブーブー」

 姉が本当に幼くなっている。僕は溜め息を吐いて、何とか言葉遣いを変えることにする。

 まさしく役を演じること(ロールプレイ)だと考えながら話し始める。


「それじゃ、マップを埋めつつ北に向かおう。ラミィ、アンリ、サキちゃん」

「おう」「はい」「ぶ〜〜っ」


 3人がそれぞれ返事をして、僕達は北を目指し足を進める。

 どちらかというと北寄りの西といった感じで進んでいく。

 進んでいく先にもPCがたくさん戦闘をしてて、中には言い合いをしてるパーティー達も見かける。仲良くやればいーのになぁと思いながら通り過ぎ、やっとPCが見当たらない所までくる。


 位置的にはちょうとプロロアの真北辺りだ。目の前には峻厳な山々が左右に伸びて連なっている。


「いっやぁ―すごい景色だなぁ―」


 思わず山々を見上げて声を上げてしまう。山頂の方には雪だろうかところどころい白いものが見える。


「マスタ、うしろ、5」


 アトリがそうモンスターの接近を知らせてくる。僕達が後ろを振り向くと、いつの間にかワイルドッグが5体こちらに向かってやって来る。


「よし!戦闘準備!」

「やるぞっ!」「まかせてっ」「いきます」「やるのですっ」「グッ!」


 それぞれ得物を手に取り気合いの入った声を上げる。

 僕は弓を手に取り矢を番え待ち構える。


 これがVRゲームでの初めてのバトルだ。


 ある程度距離が縮まったところに、中央のウィルドッグ目掛けて矢を放つ。

 飛んできた矢をワイルドッグは左へヒョイと躱し、さらにこちらに向かってくる。うぬぅ、外れた。分かっちゃいたが動くものに当てるのはなかなか大変そうだ。

 僕は気にせず2射目3射目と放ち続ける。

 何とか当てることは出来たが、ダメージは微々たるものだ。

 まぁレベルも低いし、こんなものだろう。ワイルドッグが目前に迫ってくる。


 弓を後ろにしまい拳を握りしめる。

 さて、どれだけ戦えるのか。ヤマトみたいにトリッキーな動きは出来ないので、地道に戦っていこうと待ち構えてると。


「でっやっ!」


 ラミィさんの鞭がズバンズバン。


「ちょいやー」


 姉が剣で3連突きを放ち。


「ストンビット」「ウィンドカッタ」


 ララとアトリが魔法で攻撃。


「ファイヤバレット」


 アンリさんが火魔法を。


「グッグッ!」


 ウリスケがストトトと1体に体当たりを繰り返す。

 そういう訳でワイルドッグ5体はあっという間に倒された。


「…………」


 何ともオーバーキル気味なパーティーだなと、心の中で独りごちる。

 なんか思ったのと違うな―などと思ってる間に、またワイルドッグが3体やってくる。


「さぁ!どんどんやっちゃうよっ!!」

「今週は湧き祭だから、ガンガン狩れるぞっ!」


 姉とラミィさんがやる気満々でそんな事を言っている。

 僕も気持ちを切り替えて、レベル上げに励むことにする。


 こうして北東エリアを西に東に行ったり来たりしながら、モンスターを倒してレベルを3つほど上げることが出来た。

 途中ではぐれのワイルピジョンが現れそれを倒すと、肉をドロップしたので姉にせがまれ簡易調理セットを使って料理したのだけど、結果は惨憺たるものだった。

 固くて食えてものじゃなかった。ゴリってなんだよ。

 Lv1ではそんなものらしい。どうやら以前のプレイではララが補正してくれてたみたいだ。


 ちょっとばかり悔しかったので、レベルを上げて食べれるものを作ってやろうと固く心に誓ったのだった。くっ!!

 

 


(-「-)ゝ お読みいただき嬉しゅうございます


Pt&たくさんのブクマありがとうございます Σ(T△T)ゞビックリ

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