第四話
今日は頑張って二作品目の投稿!
「お、帰ったか」
「じゃあ、私は幻想郷に戻るわ」
そう言って紫はスキマを開いて去っていった。
それを見た神夜は玄関へと向かう
「神夜様、ただ今戻りました」
「お帰り、真理さん」
そう言いながら神夜が出迎えたのはメイド服を来た銀髪の女性。
「神夜さーん?誰かいるんですかってうわぁ!?」
どうやら荷物をとってきたらしい美鈴が真理の姿を見て驚く。
「さささ、咲夜さん!?」
「いや、違うから、よくみて。服や髪は似てるけど細かいところは違うから」
そう言いながら美鈴に手を伸ばす神夜。
「あ……本当ですね…。すみません、すこし取り乱しました」
「それじゃあ、後で全員集めて自己紹介とするから、八時に食堂で」
「かしこまりました。それでは失礼いたします」
真理は丁寧に一礼するとその場を立ち去る。
「それじゃあ、ほかのみんなにも伝えるか」
「あ、私も行きます。荷物も置きたいので」
そう言って歩き出す神夜と美鈴。
「多分ここら辺に……っと、いたいた」
神夜が最初に訪れたのは妖夢の部屋。
場所がわかったのは、この家の中で空いている部屋は大体同じスペースにあるからと、
「ふっ!はっ!」
部屋の中から刀を振るう音が聞こえるからである。
ちなみに、妖夢が選んだ部屋はこの家の中でも数少ない和室であった。
「妖夢~、神夜だけど、今入っても大丈夫か?」
「あ、はい。今開けます」
ふすまの前で声をかけるとをすると、妖夢がふすまを開ける。
その背中には先程まで振るわれていたのであろう一対の刀が吊るされていた。
「今から食堂でメンバーの顔合わせがあるから、一緒に来てくれないか?」
「わかりました、ちょっと待っててください」
そう言うと、妖夢は一度部屋に戻り、刀をおいてきた。
「それでは、行きますか」
「あとはナズーリン「私ならここにいるぞ?」あ、いた」
続いてナズーリンとも合流をしようとすると、すでに後ろから来ていた。
「今後の予定を聞こうと思ってね。話は偶然だが聞いたよ」
「これで全員揃ったか」
食堂に向かうと、既に真理が立っていた。
「それじゃ、自己紹介を「その方達の分は私には必要ありません」え?」
神夜が改めて自己紹介を真理のためにさせようとすると、真理がそれを遮る。
「既に全員分のデータは記憶しております」
「どうやって?」
「メイドとして当然の技能です」
神夜の質問に真理はそう答えた。
「じゃ、じゃあ、真理さん、自己紹介お願い」
「かしこまりました」
神夜の頼まれ、自己紹介を始める真理。
「私の名前は亜久世真理、種族は人間で、能力は、そちら風に言うならば、「あらゆるものの向きを操る程度の能力」です。あとは、ここのメイドをさせていただいています」
最後に丁寧に一礼をして自己紹介を終えた。
「…よし、じゃあこれから、異変解決に向けて一緒に頑張ろうぜ」
「はい!」
「勿論だ」
「私の拳が唸りますよー!」
「よろしくお願いいたします」
こうして、外来での異変解決が始まった。