第一話
また思いついた新作。
?「~♪やっぱり東方の曲はいいな」
彼の名前は狂咲神夜。
どこにでもいる、普通の高校生だ。
………この日が来るまでは。
神夜「やっぱり最近のお気に入りは『No where girl』だな。………お?あれは…」
彼の目に留まったのは猫。
しかし……
神也「何で人の形に?」
その猫達は、まるで人に群がるような固まり方をしていた。
そのとき、彼の目に見過ごせないものが映る。
猫の固まりの中に、人の手が見えたのだ。
神也「おいおい」
彼は慌てて駆け寄り、猫をどかそうとする。
神也「すまんな。ちょっと退いてくれ」
しかし、どかしてもすぐに集まる猫。
その様子に、神也の苛立ちはたまっていく。
神也「………ああー!もうめんどくせぇ!」
苛立ちが最高潮に達した彼は、能力を行使する。
その瞬間、猫達が一斉に離れ散り散りに逃げていった。
その隙に彼は人の元に駆け寄る。
その人は意識が無いのか、ピクリとも動かない。
神也「おい、大丈夫か?」
息はあるので、頬を軽く叩いて様子を見るが、反応がない。
神也「………にしても、どこかで見たことあるような…」
そんなことを考えながら神也は倒れている少女を見る。
髪型は赤のロングストレート、服装は全体的に緑色だ。
神也「とりあえず、このまま見なかった振りするのも忍びないから、家に運ぶか」
このときから、彼の日常は終わりを告げ、非日常が姿を現した。
感想待ってます。