鬼のお母さんと人の子と
君たちのお父さんやお母さんが生まれるより昔かもしれない。オニと人のせんそうがおこって50年
大きくてつよくてヤリでついてもじゅうでうってもきかない。そして人を食べちゃうオニにかてる人間はまほうつかいだけだった。
だけどまほうつかいはみんなまほうつかいの国にひっこした。
だからついに人はオニとのせんそうにまけたんだって。
大昔、つよいまほうつかいにじごくに封じ込められたオニは人間が大嫌い。
だけど人食い鬼は人間を滅ぼせないから、世界の端の方に追いやった。
鬼のお母さんはふっと思う。鬼の正体はなんなんだろう。
人食い鬼は人食い鬼なのに人が世界に生まれるよりもっと昔から人食い鬼と呼ばれてた。
そうして鬼が人間をやっつけた頃から鬼の子供に人間が生まれだした。
鬼は人間のまほうつかいに負けた後何百年かそれ以上地獄の中で暮らしたけれど人間は鬼に負けた後、少しだけ残っていたまほうつかいの作った世界に逃げ込んだ。
今度は鬼が人間のように暮らしだした。
鬼達は人間のように暮らしだしかわってしまった。
鬼のお母さんの子は人間だった。
子には全く愛情がわかない。”おいしそう”というのが子をみた感想だった。子を食べてはいけないから生かしているだけだ。
それでも鬼の世界はかわり初めている。
鬼のお母さんさはそんな愛情がわかない子を守るため大好きな鬼のお父さんを殺してしまった。
鬼のお母さんは子を連れ逃げている。ここにいてはいつ誰がたべてしまうか分からない。ここは人食い鬼の街なのだ。鬼のお母さんは自分の欲と戦いながら愛情のわかない子を連れて逃げている。
人食い鬼の名前は人の何を食べるかできまる。鬼のお母さんはとまどいを食べる鬼、肉を食べる鬼よりも気持ちを食べる鬼は強い力をもつ事が多かった。肉も食べられるけど特に好みなものが人間の戸惑いの感情だった。
鬼のお母さんはすごくつよい鬼だった。
鬼のお母さんは人類の世界のけいさつみたいな鬼たちに追いかけられている。たたかえばかてるのに、なぜな逃げてしまう。人間の子が生まれる前の鬼のお母さんだったらきっと鬼のけいさつをやっつけてた。
鬼のお母さんは森の奥に逃げる。昔は鬼は森に住んで居たけれど、人間に似てきた鬼は森の中には住まなくなった。だから森に逃げ込んだ。けれど森には食べるものがない。地獄に住んでいる時はなぜかおなかがすく事はなかった。けれど今は人を食べないとおなかがへる。
鬼のお母さんのようす気づいた子がとまどっている。
とまどいは鬼のお母さんにとってのご馳走だ。
鬼のお母さんはもっとおなかがすく。
大好きだった鬼のお父さんを殺してまで守った子。それなのにもう我慢出来なくなり始めている。
鬼のの瞳から涙がこぼれる。まだ3歳になった子は鬼のお母さんが子をあやした時のように背中をトントンとなぜるように叩いた。




