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第1章 1話 始まりの願い

「おいおいおいおい…!下手な冗談だぞこれは!」


驚きに溢れた声が草原に鳴り響く。その声の主は、ああ、もう終わったな…。と、諦めモードに入ってしまっている。だが、頭に蘇る声を思い出す。


『貴方には、フル・ブルームを救って欲しいのです。』


少女の声が、フラッシュバックする。


思い出す。あの場所でした約束を。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


キキー、ドン!!


何か巨大な物が地面を引きずり無理矢理止まったような高く、耳をつんざく音。直後、あまりにも大きすぎる体格差による衝撃で肉が弾け飛び、骨が軋む鈍い音が、帰宅ラッシュによって騒がしい街にこだまする。


周りの人々は、何事かと、皆いっせいに音の発生源に向かい、目を向ける。その発生源では、真っ赤に染まったトラック、そして地面に倒れふす青年。


 青年がトラックに轢かれた。それは誰がどう見てもたしかなことだった。トラックから這い出、この先の恐怖に打ち震えているもの、救急車を呼ぶもの、この珍しい光景にスマホを向けるもの。


いろんなものがいるが、その中心、つまりトラックに引かれた青年は、接近する命の危機を知るための聴覚を奪っていたスマホを片手に、大量の紅を流しながら、ピクリとも動かず、そこにいた。

どうも皆さんボンジョルノ!ちゅみみーん国広です。初投稿であるこの小説、初めてのオリジナルキャラ達での妄想SHOWです。お話は全10章を予定しておりまして、疾走するためにストレッチしてるなうです。お手柔らかにアリーヴェデルチ!!


そういえば、占いツクールというサイトにも、小説投稿しております。作者名は同じっす。パクリじゃないんでそこんとこ夜露死苦!

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