毎年貴方と一緒に
(待ち合わせで腕時計を確認して待つ彼)
お待たせ〜
ごめん、準備してる間に、遅くなっちゃった…
(こちらを見て赤面する彼)
うん…
ねぇねぇ、顔赤いけど…どうしたの?
もしかして…照れてる??
浴衣、かわいいでしょー??
大人っぽいのにしようかなって思ったんだけど…たまには可愛いのもいいかなって…
(彼「すごい似合ってるよ」)
ふふっ、ありがと
君にかわいいって言われると
すごく嬉しい…恥ずかしいけどね
(彼「そういう所がいちいち可愛い(ボソッ」)
ん?
今何か言った??
(彼「なんでもないよ」)
何でもない?
ならいいんだけど…
(彼「準備大変だったの?」)
え、うん、そうだよ
思ったより時間かかっちゃった…
遅刻して、ごめんね
(彼「気にしないで、ほら行くよ」)
うん、行こっか!
ー大会会場ー
今年も相変わらず、すごい人だね…
あ、あのさ…人多いし
はぐれちゃいそうだから…
手つないでいい??
(彼「いいよ、ほら」)
ん、ありがと
君のこの大きな手、好きなんだよねぇ
何か守られてるなって思うからさ
(彼「え?なんかいつもよりえらい素直だね」)
いつもより素直だな、ってひどいなぁ
いつも素直でしょー?(笑)
(彼「えー、そうだっけ?」)
ほらほら、花火始まるよ!!
わぁ、大きい花火!
すっごいきれいだね!
もうなんかさ…
たった一瞬なのに…
すごく見惚れちゃうよね…
こうやって、毎年二人で
花火見にこれて嬉しいなぁ
(彼「俺も一緒に見れて嬉しいよ」)
花火を真剣に見る
かっこいい君の横顔も見れるし…
(彼「今、何か言った?」)
えっ、あっ
いや、何も言ってないよ!うんっ
気にしないで、ねっ
ふふっ、ねぇ
また来年も二人で見に来ようね♡
…だいすきだよ