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第一話「参謀総長、頑張ります」

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よろしくお願いします。

 ―――上を向いて見えるのは、多く広がる雲一つない青い空。

 ああ、空ってこんなに青いんだなーと思いながら軍帽をかぶる。

 スタスタと歩いて向かうは日本にとって重要な建物である参謀本部。

「さーて、今日も頑張るか」

 俺の名は藤原ふじわら 道之助みちのすけ、はるか未来で一度死んでいる男だ。

 若くして治らない病気で死んでしまった俺だったが、あの世で努力したおかげでもう一度人生を過ごすことが許された。

 それも軍人としてだ。生前は何も世の中の役に立たない人間だったが今は違う、俺は―――。

「参謀総長、おはようございます!」

「ああ、おはよう」

 陸軍の参謀総長になったからだ。

 正直ここまで来るのに凄く苦労した。だがその苦労があったからこそ今の俺がいるんだ。

 これからも参謀総長としてこれからの陸軍を強力にしたいものだ。

 しかし・・・・・・。

「参謀総長、先月計画された戦車を日本陸軍の主力の一つにする計画なのですが、反感が多いせいで計画があまり進んでいません」

「・・・・・・」

 まったく計画が進まん。まあ世界大戦が終わってからまだ2年しか経ってないから戦車不要って言ってる奴がかなり多いんだよな。

 やれやれ困ったもんだ。どうすれば上手くいくのか全然わからん。

「このままでは計画が無駄に終わってしまいます、どうしましょうか?」

「そうだな・・・お堅い連中を認めさせるには強い戦車を見せれば良いかもしれん」

 俺は一枚の折り畳んである紙を胸のポケットから取り出した。

「おい豊村とよむら、これを技術本部長に渡してくれ」

「わかりました」

 ・・・さて、ちょっとこの時代じゃ最新鋭だったかもだがアイツなら作れるかもな。

「参謀総長っ失礼します」

「どうした藤山、報告することがあるのか?」

「はいっ陸軍大臣がお見えになっております」

「なに、陸軍大臣が?わかった、今から行く」

 最近はお忙しいと聞いたが、俺に何か用だろうか?

 まあとにかく行ってみて会うのが一番だな。



頑張ります。

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