神社に行ってみた!
さて。
前回、お寺に相談に行った時「死霊四人に生霊一人」と言われた私は、鼻で笑って帰ってきたのですが。
しかしさすがにいい気はしません。
しかも何だか詐欺にあいそうになった感じでモヤモヤ、むかむか。
そんな日に限って変な時間に目が覚めてしまったり(まぁあまり珍しいことではないのですが)。
その日は午前4時半とか早朝に目が覚めました。
窓からは明るい初夏に初夏の光が差し込んできます。
そうだ! 嫌がらせに行こう!
唐突にそう思ったのですよ(笑)
死霊なら、この爽やかな朝の光はさぞ?嫌がらせになるだろう。
即断即決、即行動。
私はその日から毎日夜が明けるとウォーキングを始めたのです(笑)
途中で梅雨入りしてしまってお日様が出ていないときは、いやがらせ度合い(笑)が足りない気がして、近所の神社(と言ってもいつものコースより遠回り)までお参りに行ってみたりもしました。
その私の性格の悪さが幸いしたのか私の嫌がらせウォーキングは土砂降りの日以外続きました。
自分のためとか思っても続かないウォーキングですが、嫌がらせしてやる!と思うと続くのが不思議ですね(笑)
そして私、どんどん元気になってきたんですよ。
歩く距離も長くなってきて、息切れもしなくなってきて。
私の腹黒、バンザイ!
それと、家族内に(時々)視える人がいるのですが、その人から「塩と水!玄関はいる前に塩をふって、水のシャワーを一分でもいいから浴びるといいよ」と教えられそれを実施。
この方法はもともと抹消循環が悪くなる私の病態の改善にもなっていたのだと思います。
湯船にお湯を張ってからしっかりシャワーで水をかぶり、我慢できなくなったら湯船につかる。
……はっきり言って嫌がらせ以前に気持ちがいいです。
そうこうしているうちに、定期受診で主治医に調子がいいので湯治に行っていいか聞いたらOKが出たので、湯治リベンジに行くのが決定。行先は前回と同じ、大分県の別府、|鉄輪≪かんなわ≫の温泉です。
しかも大分県には、全国四万を超える八幡大社の総本宮である宇佐神宮があります。
これは行かない手はないでしょう。
もう、いろいろ言ってられないほどに時間を無駄にしています。
何としてもここで治してしまわないと、本気で一生戻れなくなる。
ちょっと焦ってもいた私は勝負をかける勢いで別府・宇佐へ行きました。
湯治については本編で話しますが、とりあえず宇佐神宮です。
別府についてから、二週間くらいたって少し落ち着いてから行ってみました。
今度は歴女の姪っ子と一緒です。
姪っ子によると、宇佐神宮は過去には天皇選定に意見できるほど力を持った神社だったとか。
建立からは千三百年くらい……らしい。
それ以前はお寺だったとか。
……よくわからん。
しかしさすがは総本宮。
さすがは千三百年。
境内が広い広い。
だいぶ元気になってきていたとはいえ、一日中活動できる日はまだなく一定時間動いたら横にならないときつい状態だったのですが、この日は頑張りました!
階段を結構上がり、あちこち参拝しまくり(ホントにお社があちこちにあるんです!)。
そして目的の祈願祭を行ってくれる上宮の祷殿へ。
平日だったためか、同じ時間帯にいたのは壮年の男女一組のみ。
私は姪っ子に付き添ってもらい、祈願祭へ。(ちなみに五千円~)
同じ祈願祭を受けるご夫婦?と一緒に祷殿。
祭神である三柱を表しているのか、正面には三つの金色の祓串?の先のようなもの。
その前には几帳の後ろに巫女さんが結構な大きさの和太鼓を叩き祝詞?を唱えます。
笛?笙?の音も。
この太鼓音が結構すごい。
お腹に響くというか、胸に響くというか。
……魂に、響いて、いるのかもしれない。とも思った。
そして鈴をもって踊る巫女さん。
奇麗。
その後、神主さんの御祈祷を受けて、一応終わり。
希望者はオプション(笑)付きで、+1万5千円で昇殿参拝と言うものができるそうです。
ここまで来たからには、何もかもヤってやると半ばやけくそでそこまでやりました。
巫女さんの先導で、その「昇殿」(←国宝)とやらの前でサカキ奉納。
神主さんのありがたい?お話を聞いた後お神酒を盃に少しだけ注がれ、車で来ていた私は一瞬戸惑ったのですが「これは飲まねば!」と勢い付けて飲見ました。が、味が分からない程少量だった(笑)
その後、「お下がり」と言うお土産?(お守りやその他開運グッズ?が入っている)を貰い、終了です。
他にご神木に触ったり、お守りや水晶の数珠・巫女さんが持ってた鈴などを買ってこれでもかと言う位宇佐神宮を堪能してまいりました。
お土産屋さんをまわったり、お昼ご飯を食べてその後「宝物殿」に歴女の希望で行ってきました。
結構古いものが残っている物ですね~
数百年昔の物が、姪っ子に言わせると「あ、それ最近の物だよ」って。
お前の「最近」はいつまで何だ!と突っ込みたかったです(笑)
しかしこの宇佐神宮。
周りは山と田圃に囲まれた、大変風光明美な…… うん。きっと千年前から風景、変わって無いんじゃないかなと思わせるほどに静かな良い所でした。
それに千三百年は伊達では無いらしく、境内(ものすごく広大)の木々は一本一本がすごく大きい。
小人にでもなった気分で、歩いても歩いても進んでいないような気にさせられます。
でも、ゴミ一つ落ちておらずとても綺麗に整えられていて、何だか参拝に行ったというより観光に行ったという感じでした。
巫女さんの鈴(映画『君の名は』で三葉が持って神楽を舞っていた鈴です)が気に入った私はシャラシャラ鳴らしながら境内を観光(最早参拝ではなくなってくる)して回りました。
うん。
ここなら御利益ありそう。
そう思えるほど、荘厳な場所でした。
よっし、悪霊対策万全!(笑)
と、まぁいろいろやってきたわけですが、何とかやっと帰りたい場所に帰ることができそうです。
なのでこの番外もここで一度締めさせていただきます。
まぁ、治る病気ではないので戦い(笑)は続くのですが、これからも出来ることはなんでもやって頑張って自分の場所にとどまりたいと思っています。
ありがとうございました。