お寺に相談に行ってみた!
何度も言いましたが朝樹は看護師です。
看護師と言うのは、はしくれとは言え科学者なのです。
なので非科学的な物に手を出すには葛藤があったのですが……
もう、これしか思いつく方法は残っていなかったんですよ~~~
朝樹、お寺へ相談に行ってまいりました(泣)
病気平癒は不動明王が良いと、何処から持って来た知識なのか分かりませんが甥っ子が教えてくれたので、それ系のお寺をネットで探したら家から一時間位の所に小さなお寺を見つけました。
まず、電話をして相談をしてからどうするか決めるというシステムだそうで、相談に行く日時を予約しました。
ちょうど甥っ子のバイト先に変なお札が発見され、自動ドアが誰もいないのに開くとかの些細な現象が見られたようですので、一人で行くのが今一つ不安だった私は甥っ子を巻き込みました(笑)
そして相談日。
そのお寺へ向かったのですが、そこは不思議な事に二年ほど前にその近くのフラワーガーデンに行く時に迷った道だったのです。
もしかして縁があったのかなぁ…… とか、不思議な気分で境内へ。
相談にのって下さるのは推定アラフォー位と思われる尼僧様でした。
そして、相談は個人的なことも入ってしまうことがあると言うことなので、一人ずつ。
先に短時間で済みそうな甥っ子から。
私は待合室で待機です。
窓から庭の花が見える小さな待合室には、角に盛り塩……
雰囲気出てるなぁ。
思った通り甥っ子の相談は、そう待たされることもなく終わりました。
さぁ、私の番なのですが何処から話したものやら……と思っていたら、向こうから説明・質問をして私が答えるだけと言うシステムだと言うこと。
詳しい話は御祈祷をすると決めてから聞くと言うのです。
何だか丁寧なのか、まどろっこしいのか……?
近所の神社の御祓いは、相談などの手間はなく行ったら午前と午後に一回ずつ御祓いの時間があって、希望者はその時間に行くとみんなまとめて御祓いしてくれると言う、適当なのか合理的なのか分からないシステムだったので、このお寺を選んでみたのですが……
とにかく、最初に紙を渡されたので名前だけ書いたのです。
そしたら尼僧様、その紙を持ってしばし席をはずしました。
『御本尊に伺いに行く』と言うことでした。
で。
「朝樹さんは死霊が四人と生霊が一人ついていますね」
「…………(はぃ?!)」
「他に近しい方が宗教を信心しているとかありませんか?」
「えっと、別に私が知る限りは変な宗教に傾倒している親戚はいませんけど」
「……そうですか?(疑わしそうに)、お家の浄土真宗……?でしたか、それ以外を信心している人がいるようなのですが」
「(……??? 新興宗教とか?創○学会とかかな?)いえ、居ないと思います」
「そうですか…… 違う宗教を信心しておられる場合『無縁』『餓鬼』『畜生』と言うものも付いています。朝樹さんはこの三つが付いているようです」
「……はぁ(なんか話がでかくなったなぁ)……」
この後、「生霊が付いている場合前頭部の頭痛・呼吸(のど・気管・肺)や心臓に来ることが多いです。死霊は後頭部や左方・後ろの方ですね」等、色々説明され私の現状を話をしていた時、私の母親がキリスト教だったのを思い出しました。母が他界したのはもう、13年以上前のことでキリスト教は○回忌の法要とか言う物が無いため墓参りとかは気が向いたとき(笑)行きます。
父は無神論者だったので、面倒なので朝樹家の代々の宗派だった浄土真宗のお寺さんに弔いをお願いしていました。なのでうちの仏壇は、夫婦別居状態(笑)なのです。
と言う話をすると尼僧様、「それです。そのせいで『無縁』『餓鬼』『畜生』が出ているのでしょう」と納得げ。
……世界三大宗教、邪教扱い。
そして、
「朝樹さんの障りもそのせいでしょう。死霊四人が四重のベールのように邪魔をして薬が効きにくかったりするのです。特にリウマチは99.9%霊障です」
「…………(膠原病内科の医者が聞いたら怒るかな―笑うかな―)」
「死霊が四人も付いていると夜が眠れなかったり、昼夜逆転したりするでしょう」
「はい、その通りですが……(二年も休職してたら昼夜も逆転するわ―)」
と、その後も説得力があるんだか無いんだか分からない微妙な説明が続きます。
そして、核心。
「御祈祷をするとその日から痛みは薄くなるでしょう」
「……(それはプラセボと言うのではないでしょうか?)」
※プラセボ効果(プラシーボ効果):偽薬効果とも呼ばれており、本来は薬効として効く成分のない薬(偽薬)を投与したにもかかわらず、病気が快方に向かったり治癒することを意味する。
「御祈祷は死霊一体につき五万、生霊は十万……」等々
私の場合結局五十万円弱必要だそうです。
それに同居の妹も一緒に祈祷の必要があるので、妹の分は最低でも十五万。
…………ナルホド。病気すると、宗教が寄ってくるのはこういう原理か―
これだけ突っ込みながら聞いた私でさえ、この症状が治るなら五十万払っちゃおうかと思いましたもん。
うーん、プライバシー云々と、一人にして話をするのはこのためか?
ただ、即決は求められませんでした。
帰ってゆっくり考えて来て下さい、と。
なので今日はここで終わりです。
死霊も、生霊の方も名前を書けば分かるそうなのですが、名前を(尼僧様が)知ってしまうと、その夜から痛みが激しくなることがあるから今は聞きません、決心がついたら教えてくださいと言うことでした。
帰りの車の中、甥っ子と「無いね」「ねーな」と言う結論に至りました。
ただ、私的にはいくらキリスト教的に法要が必要ない、仏壇(仏ではないでしょうが)が無いと言っても法要的な物が無いのは気にはなっていたのですよ。
なので、ちょっと他のお寺にセカンドオピニオン(笑)に行くことにしました。
御祈祷の方は、神社の無差別御祓いで済ませるとして、母の法要?と仏壇?の件をかたずければもういいかな―と。
もう、個人の宗派は無視する方向で、二人まとめて簀巻きにして仏壇に放り込むイメージで片付かないかな― ……とか考えてるから罰が当たるのでしょうか(笑)
と言う訳で、またセカンドオピニオンに行ったらご報告いたします~
神社の御祓いは…… 報告するようなことがあるかな?
あったらまた書きますね。
ちなみに死霊が四人と生霊が一人と聞いたとき、
「いくらなんでも盛りすぎだろう!!」と突っ込みたかったです(笑)
そして何を考えたかと言うと、ドラゴンクエストでパーティでぞろぞろとフィールドを歩く光景でした。(分からない人ごめんなさい)
ふっふ、死霊がなんぼのものですか。
私が○年間の看護師生活、何人の方を川の向こうに見送ったと思っているんですか。
生きてる人間が一番強いんです!