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制覇3 完結編  作者: 渋谷かな
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おまけ2・ライのその後・あとがき2

④歴史に名を残す者


ここは近江の琵琶湖の畔。紫式部と清少納言、鬼0式は仲良く3人で暮らしていた。もう身の危険もないことからゆっくりとした日々を過ごしていた。


「聖徳太子が逝ったのですね。」

「おかげで鬼零式が賢くなりましたね。」

「鬼0式です。」

「すいません。」

「あほう。」

「う、う、う。」


紫式部は容赦なく清少納言にも冷たい言葉を浴びせかける。清少納言の心に言葉の棘を突き刺さる。そんな2人の痴話げんか的な会話に耳も貸さず、勉学に打ち込む鬼0式。6人の歴史に名を残す者の叡智を受け継いでいる。


「清少納言さん、いいかげん紫式部さんで遊ぶのはやめたらどうですか?」

「え!? 私は遊ばれているんですか!?」

「バレたか、エヘ。」

「許しませんよ! 清少納言!」

「キャア!? お許しを!?」

「クスクス。」


鬼0式は言葉を覚えた。普通の人間と同じように言葉を話せるようになった。森で小鳥や動物と楽しく会話し、湖で魚を釣り、そして、いつか人里に行き人間と話ができることを夢見ている。



⑤ちい


ちいは兄のライから厳しく言われたティアマトお姉さんによって、西之島に強制送還された。


「ちい!?」

「お母さん!?」

「うえええ~ん!」


まだ幼いちいは、やっぱり子供で母親と長い間、離れていたのは寂しかった。ちいと母親は感動の再会を涙を流しながら抱き合って喜んだ。その様子をもらい泣きしながら眺めているティアマトお姉さん。


「私は非常に感動している! うるうる。」


ティアマトお姉さんも親子の再会を喜んだ。本当のところは、これで幼いちいにこき使われなくてよくなり解放され自由を取り戻したのだった。とりあえず温かい布団でゆっくり眠り、毒の温泉にでも旅に行こうと思っている。


⑥黄泉の国


「ダレカ・・・ダレカ・・・。イツカ・・・チジョウニ・・・。」


ここは地上界の遥か地下深く、死んだ者が行きつく場所とされている黄泉の国。ここに地上界で命を落とした女性がいた。その女性の名前はナミ。西之島で息子のカーに殺されてしまい、黄泉の国にやって来てしまった。決して成仏していなかった。



ライのその後


琉球。


「姫!?」

「お父さま! お母さま!」

「うえええ~ん!」


琉球に戻って来た首里姫は父親の王と母親の妃と涙の再会を果たした。3人で泣きながら抱きしめ合っている。もちろんライも一緒である。親子の再会を喜んでみている。


「ライ、おかえり。」

「あ!? 尚さん!?」

「よくやった。ありがとう。」

「はい。」


ライに声をかけてきたのは、首里姫の兄、琉球王国の王子、尚 巴志だった。ライは尚から妹を助けることを託されていた。ライは無事に尚との約束を果たすことができた。


「ライ。」

「美麗さんも!?」

「やっぱりライはやればできる子だったんだね。」

「いつ中国から戻ったんですか?」

「最近だ。ライが日本を制覇したと聞いてな。今度は私との約束を果たしてもらおうか!」

「え!?」


女は大陸の明の者で、 美麗メイリー。ライと尚と一緒に琉球で妖怪退治をした仲だった。彼女は何やら困った様子でライに約束を遵守するように一歩前に出てライに迫る。


「実は今、大陸の明では神が暴れまくっている。特に玄武、青龍、白虎、朱雀の四神、そして、私の崇拝する四神の長である黄竜さままで様子がおかしい。あと麒麟や鳳凰みたいな、新しい神も現れて、今の明は地獄絵図だ。」

「そうなんですか。」

「ライ、もちろん約束通り、明に来て私を手伝ってくれるんだろうな!」

「ええ!?」


ライは正直、嫌だった。長く激しい戦いが終わり、ゆっくりとしたかったのであった。ライは美麗の協力要請を受け入れて、明に行くべきか行かざるべきかを悩んでいた。


「ライ、どうしたの?」

「ん!? なんでもないよ。」

「あ、そう。」


首里姫はライの様子がおかしいのに気づき質問するが、ライは首里姫をはぐらかす。まだ自分がどうしたいのかが分かっていなかった。しかし、これをチャンスと言わんばかりに首里姫に悪魔がささやく。


「お久しぶり、首里姫。」

「ゲゲッ!? 悪魔!?」

「私はただの悪魔ではない! 邪神テスカトリポカさまの化身、ヨナルデパストーリのヨナちゃんよ!」

「はいはい。それで邪神の化身さまがいったい何の用ですか?」

「実はカクカクシカジカ・・・。」

「ほうほう。」


首里姫と悪魔の密談が行われているとは、ライは予想にもしていなかった。そして好奇心旺盛の首里姫の心に火をつけた。そして琉球で大事件が、また起こることとなった。



翌日の琉球。


「化け物だ!?」

「黄色の竜!?」


突如、琉球の空に黄色の竜が現れた。そして街を破壊する訳でもなく、琉球のお城に一目散に飛んで行く。そして黄色い竜は爪に何かを引っかけて、お城から飛び経っていく。


「キャア! 助けて!」

「首里姫!?」

「ライ! 助けて!」

「待て!」


黄竜は首里姫をさらっていったのです。ライは必死に黄竜の後を追いかける。黄竜は海の方へ飛んで行く。ライも黄竜の後を追って、海の側の船着き場にやって来る。船の上に知り合いを見つける。


「美麗さん!」

「ん? ライじゃないか!? どうした?」

「首里姫が黄竜にさらわれました!?」

「なんだって!? それは大変だ!? すぐに船を出して、姫を救おう!」

「お願いします!」


ライは船に乗り込み、首里姫をさらった黄竜の後を追う。船長の美麗の命令で船が出航する。船は黄竜の飛び去った方向に進路を取り、明国の方に進んで行く。しかし黄竜の様子が少し変だ。


「黄竜が戻ってくる!? 襲ってくるぞ!?」


黄竜が船に向かってくる。ライは黄竜が襲い掛かってくると思い剣を抜き戦闘態勢に入る。しかし船長の美麗や船員たちは落ち着いている。中には竜に笑顔で手を振る者までいた。


「ただいま!」


黄竜にさらわれたはずの首里姫が笑顔で黄竜と一緒に戻ってくる。そして船の甲板に安全に降ろされる。着地は笑顔で決めポーズ入りの100点満点であった。目の前で起こっている光景を理解していないのはライだけだった。


「姫!?」

「ライ! 新しい冒険に旅立つわよ!」

「はあ!?」

「ヒッヒヒヒ!」

「まさか!? 誘拐は姫の自作自演!?」

「ピンポーン! 大正解。」

「私もついて行ってあげるわよ。」

「ヨナちゃん!?」

「さあ! 明国に向けて出発だ!」

「美麗さんも!? みんなグルだったんですね!?」

「今頃気づいたの? ライは鈍感ね!」

「ワッハッハー!」

「そんな・・・ガク。」


今回のドッキリに加担した主なメンバー。首里姫、趣味は誘拐されること。ヨナちゃん、趣味は人間をそそのかす。美麗さん、趣味??? それよりも琉球編に登場しただけの自分に最後の最後で出番があるとは思わなかった。


「はあ・・・分かりました。首里姫、明国に行って問題を片付けたら、琉球に帰りますからね。」

「そうよ、それでいいのよ。ライ、私に気をつかって冒険に行くのを躊躇わなくていいのよ。」

「え!?」

「冒険していないライはライじゃなくて、でんよ。」

「姫・・・はい。そうですね。」

「ライ、民国に行って、中華大魔王を倒すわよ!」

「承知!」


こうして日本を制覇したライの旅は世界へと続いて行くのでした。めでたしめでたし。これ以上、作品を進めると「制覇! 4 中国編」を書かなくてはいけなくなるので、ここできれいに完結しよう。


完。


あとがき2。


本当にしんどいので、書籍化、アニメ化でもされない限り、余程、まとまって時間ができない限り「制覇4」は書かないぞ! コネが無いので絶対に作品化はないので大丈夫と。


怖いので1度公開して総字数を確認する。9万8500字・・・ということはあと1500字は必要か。1話5000字オーバーにしてから、ショートストーリーは1話に2、3話のショートストーリーみたいになったのかな。


「書き続けることができる。」というのも恵まれたものだ。プロでも素人でも才能が虎穴すると他人のことを悪く言うか、他人の作品からアイデアをパクるしかしないからだ。書いてると成長するしね。


その点、他者の作品を読まず、自己で新しいアイデアやストーリーを描くことができ続けているというのは、今時のパクリ類似作品で、書籍化やアニメ化されても、全く売れないコネ持ちさんよりはマシである。


これを書きながら既に次の作品を書いているので、特に今、思うことがない。ということで、書きはしないが「制覇! 4 世界編」でも考えるか? 1から3が1年分のアニメ化された後の映画化を考えるようなものか。


物語は架空の物で勝手に想像して書いているだけなので、好きに書けるところが良い。書きながら考えるので、考えてかから書くとスタート地点が違うのはもったいない。だからといって1から書き直さないのも惜しい。


素直に「制覇4」を書くのなら、そのまま使えるが、作品化でもされない限り改行作業も面倒臭いのでしたくない。何か他の異世界モノを新たに書く時の参考にでも使えるのだろう。調べながら書くのは、本当に時間がかかるから。


ポン。


ライは日本を旅立った。素直に中国に行くかと思えば、なぜか韓国に寄っていく。


ここで韓国の化け物の資料集めをしなければいけない。資料集めをやってみると韓国は儒教で神がいない? 神よりも巫女らしい。神ゲーは溢れてるので、巫女ゲーか。


中国も玄武、青龍、白虎、朱雀の四神に、黄竜を足して5獣。青竜、黄竜、赤竜、白竜、黒竜の5竜。あとは四霊、四凶、四罪か。あと金閣銀閣とか西遊記系の妖怪か。


制覇を3まで書いてきて思うのは、1で止めていれば、そこまでのレベルだが、2,3と続けて書いて、ライが物語が成長している。元がないから、書いた経験値がないから、書けないだけであると感じる。


1度書いてしまえば、それが経験になり、次を書く時は、その経験を踏まえた作品になる。これも書かなければ分からないことである。書いてきたり資料集めをしてきたから分かる。題材や資料は少ないのだと。ではどうすればいい?


自分で創作すればいい。それが答えだ。今回は何かを題材にして起用したかもしれない。次回はオリジナルな名前にしよう。現在は「楽して金儲け!」みたいな風潮があり、アイデアをパクり類似したような作品ばかりだ。


例えると、どんな作品にもバハムートが出てくる。擁護的にいうと、竜はOK。ドラゴンもOK。ただ名前が全作品同じバハムート・・・。ほぼファイナルファンタジーのものなんですが・・・。


「売れるためには便乗する!」今の世の中で作品化されてる作品が、またはそれを選んでいる編集さんがプロとするなら、プロがアイデアのパクリ類似作品を世の中に公開しているのだから、どんどん全体の質は下がっていく。


現在の傾向は朝と昼はアイドル・ポケモン・カードの制作者がお金儲けのためにリアルに放送しているものと、DBやOPやMKみたいな有名ヒット作ぐらい。要するにどちらかに属するかコネを持っていないと作品化されない。


深夜枠のラノベは売れず、ヒット作の再放送に負けるぐらい、ラノベ作品のアニメ化は売れない。今現在、書籍化されている作品も2匹目のドジョウ作品ばかりで、オリジナルの魅力が無いので、売れないのだろう。


99%ないが「制覇! 4 世界編」を書く時は、オリジナルのキャラクターの名前作りを考えよう。例えると今回、聖徳太子。次回は・・・フェラーリ・・・だとまんまなので、ラフェーリ。これでオリジナル完成する。


最初からオリジナルネームにしておけばよかったなっと思う自己顕示欲の高さと、バハムートや聖徳太子のように誰でも知っている名前の身近さも無名しろうとには誰からにも受け入れやすいという名前も残念ながら魅力である。


Kの第2回小説コンテスト。今まではKの契約作家に大賞、ランキング上位、書籍化をしてきたと思われる出来レースだった。それでも2年間、1作品もヒット作がなし。さすがに第2回小説コンテストは受賞者無しを出した。


1作でも売れていれば裾のが広がっていただろうに、全滅では、さすがのKも契約作家を見捨てたのだろう。


オリジナル創作をさせないで、居酒屋をコーヒー屋に、勇者を陰湿にしたり、変な職業にしたり、全滅深夜アニメコースのアイデアをパクった類似作品ばかりで大手Kの編集さんはお金儲けがしたいのか、コケたいのか分からない。


Kのアニメ化の第1弾は結局はエニックスと共同出資の昔RPGものを書いた先生の「アカシコード」なのだろう。大人の事情だな。「けもフレ」も大々的に打ち上げたが、続くのか、もう落下したのか意味不明。


運営や編集が不正しているのだから、不正とは言わないんだろうが、不正で数字を作って、大賞、書籍化、ランキング上位にしても、読者がいないのだから買う人間はいない。個人集団が不正しても、運営と編集と同じことしてるだけ。


最後に一言、コネ持ち作家、がんばれ! 


Kのコンテスト連発で、とりあえず全部に応募なので疲れた。これからは連載中は1作だけにしよう。仕事の画面見ながら書くのがしんどい。


話題作りで芸能人が賞を取ったり、コンテスト連発と運営と編集と個人集団の不正連発で10万字を書ける書き手が引退していくだけだわ。実際に本、売れてないしね。(第1回コン応募5000以上.第2回コン応募3000以下。)


まあ、こんな心理状態でも、空想することはできた。ボチボチだな。なろうで1話投稿100アクセスを越える人間が、カクヨムでは10万字で47アクセス・・・。ユニーク評価も8割を超えている無名素人作家は他にはいない。どこかの編集者、早く気づけ。


話が逸れたけど、これで「制覇!」から、やっと解放される。万歳!


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