中二病になった人が学校に行く理由を考えた結果
読み返していて死んだ方がいいと思う、黒歴史。
いずれはつまらない大人になるのだ
何を考えても変わらない。
科学の進歩は世界の真理も変えてしまったのだろうか?
人自身は何百、何千年と姿形を変えずに営んできた。
でも人の中に少し人と違う姿をした者達が現れ始めた。
初めは耳が異様に大きかったり、背が低かったり
体の一部が液体だったり
彼らは身体・頭脳ともに通常の人間をはるかに凌駕する
能力を持っていた。
そうした能力がどれだけあったとしても
初めは病気、奇形、悪魔、天使、けだもの等と
呼ばれ酷い扱いを受けていたようだ。
放射能によって遺伝子がおかしくなったとか
某巨大国家の遺伝子操作技術実験が秘密裏に行われていたとか
食生活の乱れがこうした奇形を産み出したとか
みんな言いたい放題。
彼らはそれでも人間社会と同じ営みを歩もうとしていた。
そしてそうした者達が増えるにしたがって
人類の進歩か、人類の危機と捉えるか
様々な意見が交錯するようになる。
ある宗教は新人類を神の敵として憎み忌み嫌う
まぁそんなのは誰もが想像できる事だろう
でも、彼らは怒らなかった。
どんなに酷い扱いを受けていても人間社会に溶け込もうとしていた。
それは、一種の生存本能だったのかもしれない
たとえどんな姿身なりであっても、元々は同じ人間から産まれた
同属であるのだから。
自らが進歩した姿であるとは確信できなかったのだろう。
人は過ちを犯す。
それは彼らとは全く関係の無いところで起きた
ただの人同士の憎しみあい
人を愛する事ができなかった人達の結末
それは世界を滅ぼす事と等しかった。
力の無い者たちは怯え、何かにすがる様に祈った。
冬に雪が降り積もり辺り一面を銀色に染め上げる
雪が解ければ春になり草原が緑色に変えていく
四季は姿を変えて身近にあるものだが
それは過去の話であって、今はただ荒廃した
茶色くすすんだ色があるだけだった。
かつて青や赤、白や緑といった色に溢れていた景色は
デジタルデータでしか残っていない。
科学が進歩した今でも失われたものを蘇らせる事はできないらしい
まぁ、科学が進歩したおかげで全てが茶色に覆われた世界でも
こうして生活が出来ているわけだが
そしてそれでも残念なのは、いくら科学が発展したとしても
学校というつまらない場所に人が集められるの事に変わりはないのだ
自由と言う名の下に集まった人々も、いくばかりか束縛される事を
望んでいる。
秩序ある自由
なんていう体のいい言葉に騙されて、考える事をやめてしまった
バカ共めが、
とはいっても、俺はやる事がないので毎日、その学校に行く。
その昔書ていたファイルを漁っていたら出てきたテキストファイル。
いや、その後にも物語はあるんだけど。
そういう設定なのね。ハイハイ、と受け流してあげるのが愛だと思います。