【序章】~はじまり~
小説家になろう、初投稿です☆
ドキドキしながら執筆しております(*ノωノ)
これからも頑張るので、よろしくお願いします!!
「もう、だいじょうぶだよ」
杏はそう言って笑った。
「あんちゃん……」
なおも動けないでいる玲子を杏は抱き寄せた。
玲子は泣かないように必死になりながら、杏の手を払いのけようとした。
杏はそんな玲子を優しく、けれども力強く抱きしめて言った
「泣きたいときは泣いていいんだよっ! それでまた、笑えばいいんだよっ!」
玲子は泣いた。まだ6歳の玲子には先ほどの事件は衝撃すぎたし、酷すぎた。
そんな玲子を助けてくれた杏は優しく、ただ玲子を抱きしめてくれた。
玲子はたくさん泣いて、しばらくしたら放心状態になった。
そんな玲子に杏はいちごみるく味のキャンディを渡した。
「はいっ! 杏の大好きないちごみるくキャンディ、れいちゃんにあげる! 杏ね、これなめると元気が出て笑顔になれるの! だから、れいちゃんも笑顔になれるように、これあげる!」
玲子は受け取り、いちごみるくキャンディをなめた。
自然と元気が出るような感じがして、玲子は笑顔になった。
「ありがとう!」
玲子が言うと杏子は、
「よかった! れいちゃんの笑顔、好きっ!」
と言って笑った。
――私はあんちゃんのすべてが好き。あんちゃんにはずっと笑顔でいてほしい。
玲子は、そう思った。
玲子と杏の物語、はじまりはじまり~!!
序章の二人はまだ6歳ですが、本編では女子高生になります。
女子高生になった二人の物語、ぜひぜひ読んでいってくださると嬉しいです( *´艸`)