迷宮3
0時に投稿しようと思ってつらつらと書いていたら気づけば0時過ぎ
しょうがないので1時には投稿しようと思いつらつらと内容を先に進めていたら1時を過ぎ
真夜中に投稿したって見る人がいないと思うと寂しくなるので夜中に投稿するのは諦める
こうやって予約投稿7時は設定されるのである…
「どうなってんだ?」
消え去ったミノタウロスを見つめながらつぶやく
残ったのは頭蓋骨と鍵(?)
「俗に言うアイテムドロップってやつか…?」
なんとなく不条理な気がしなくもないが、そういうものだと割り切って考える
とりあえず頭蓋骨はとてもじゃないが持ち運べるような大きさではないので例のごとく魔法の袋の中に収納しておく
そして問題は鍵である
そう、迷宮で鍵である
例えここにいるのが怪盗であるケイでなくとも何か関係がある物であることは自明の理だ
今まで来た道を思い返すもそもそも扉が「異界の門」があった部屋への一個しかなかったコトを考えるとこの先にこの鍵を使う扉なり宝箱(お宝のにおいがするからぜひとも宝箱であって欲しい)があるのだろう
もしかすると今まで来た道に隠し扉があったのかもしれないが今のところそれを確認する術がないのでそうだった場合は諦めることにする
どちらにしろミノタウロスを倒した今持っていても特に困るようなことはないだろうと判断してもっていくことにする
次はこのメイスである
最初は儀式用の杖かと勘違いしたほどに装飾が施されているのだ
装飾と言ってもそのメイスの打撃部分のつくりが無骨でないだけであってゴテゴテとした不要なものがついているわけではないが、表面にビッシリと文字のようなものが刻まれているのである
生憎読める類の文字ではなかったので解読なんかはしていないが、一種の飾りだろうと思って気にしていなかった
のだが、どうもこの文字が怪しい
メイスが銀に輝く瞬間はミノタウロスに集中していたのでそうなのかわからないが、光が引いていく瞬間はばっちり見たので間違いない
刻まれている文字に沿って先の打撃部分から握りの方まで光が消えていったのである
まぁ、この文字が怪しいのがわかったところで解読ができないのでどうこうできる話ではないのだけれど…
その後しばらく色々試してわかったことがある
まず銀の粒子を散らす状態を銀粒と名づけることにする
その銀粒状態にするためには俺の能力エネルギー約30分ぶんを消費するが持続すること自体にはそこまで消費しない
燃費は悪いと言うほどでもないが決してイイともいえない、切り札としては使えるが主力としては使えないと言ったところか
効果については試すようなものがないのでいまいち不明だ、わかってるのは振り回せるスピードが速くなることくらいか
結局ミノタウロスとの戦闘とメイスの実験のせいで元々12時間程度しか蓄えがなかった能力エネルギーがもう10時間程度までに減っていた
(これはマジで急いで安全地帯にたどり着かないと命の危機だぞ…半日そこいらで行けるか?)
ミノタウロスを撃破しても心配事は増えるばかりであるが急いで行動に移さないといけないのでいそいそと広間を後にするのだった
「究極の選択だっ!」
目の前に分かれ道
まっすぐ行けばすぐそこに階段が見えている、普通に正解だろう
そして右側の道、すぐに扉がある
それだけならそこまで悩まなくても済むだろう、ちょろっと覗けばいいだけである
だがその扉には鍵穴があったのだ
しかもさっき鍵を拾ったばかりである、ここで使っていけと言わんばかりの存在感である
しかも怪盗を生業としていたせいかこういうリスキーな賭けは大好きである
命と好奇心を天秤にかけうんうんと唸っていたが、結局は失敗フラグである「やらないで後悔するよりやって後悔した方がいい」と言うありがたい名言が頭の中に流れてきて好奇心が勝ったのである
ごくり…
生唾を飲み込み鍵を鍵穴にいれる
やはりこの扉の鍵なのだろう、ぴったりだ
ゆっくりと回していく
ガチャリ
ついにパンドラの箱を開けてしまった、もう後戻りはできない
罠の可能性を考慮してバックラーを構えゆっくりと開いていく
「おいおい…」
そこにあったものを見て再び混乱する
やっとここは異界であると飲み込めてきたのに今更こういうのが出て来てもらっては困るのである
「エレベーターじゃねぇかよぉぉぉぉーーーー!!!なんであるんだよっっっ!!!」
最初の街に行くまではサクッと行く予定だったのに、描写漏れなんかを気にしていたらいつまでも迷宮から出られない、これがリアル迷宮か…(違
次で迷宮は突破します!
第一異世界人もでます!たぶん
そんな感じでやって行きます(^^;