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異界で怪盗  作者: Klein
始動
14/42

準備2

2個前の<魔術>を改定しました

説明不足が解消されたかと…




「アイテムポーチのせいで夢が膨らみすぎる…」


怪盗にとって問題は侵入の時ではなくて獲物を手に入れて抱えながら逃げる離脱する時なのである

が、アイテムポーチの存在で盗むものの量や大きさをほとんど気にしなくてよくなったのだ

そうなるとあふれる欲が止まらない


「やばい、どうしよう、頑張れば根こそぎ持っていけるんだよな…」


過ぎた欲望は身を滅ぼすことは頭でわかっていても妄想は止められない


(まだ計画練り始めだし、希望は高く!ってね)


夜のスラムをやけにニヤついた男がこそこそとしながら進んでいた


























ヴォルフ商会


商会と名乗っているが、扱っているのはもっぱら禁制品である

商会が門を構えるのもわかりやすくスラム方面の裏路地で雰囲気はそんなによくない

今回ターゲットにした理由は麻薬の類をスラムの住民にばら撒き、中毒に陥った者達を麻薬で釣ってこき使っているからである


(悪にしても矜持をもってやって欲しいよね…こういう明らかにダメな悪党はダメでしょう…)


商会の建物は3階建て、その周りを向かいの屋根の上から眺めながら思う


見張りは見える範囲で門番が2人

窓から見えるのは各階に1人ずつ


(ふむ、そこまで多くないな…ちょっとちょっかい出しても大丈夫か?)


意を決して商会の屋上に飛び移る


とんっ!


「おっと」


思ったよりも音が出てしまった用だが大丈夫か?


(ふん、チョロいな)


屋上を見回して気づく


(ってか、屋上掃除しろよ!ヒデーな天然のトラップじゃねーか!)


屋上から入れるような場所がないことを確認してからベランダに下りる

この世界の窓は微妙な隙間があるのでそこにピッキングツールを差込、内側の鍵を開ける


(おいおい、ホントに裏の住人って意識があんのか?)


多少呆れながらも侵入に成功する

入った部屋は会議室なのか商談ようの部屋なのか、机とイスがあるそこそこ広い部屋だった

その部屋は特に見るような場所はなかったので、廊下へ続く扉へ耳をつける


誰も居ないことを確認してから廊下にでる

廊下はろうそくの明かりで照らされている

廊下を置くに進んでいくと前方から誰かが近づいてくる気配がする


(やば!)


隠れようとするも廊下は一本道で今から部屋に隠れても扉の音でばれるだろう

が、ここには便利なアーツなんて代物がある

闇の魔術を発動して存在を隠す


すると前から会話が聞こえてくる


「例の件、どうなってる?」


「はっ、順調です」


「そうかそうか、これが成功すればこの街一番のマフィアになれるな!」


どうやら何かを企んでいるらしいが、それが簡単に上手く行くとは問屋が下ろさない


(くははっ!なんか知らんがすっげーいいことを聞いてしまったかもしれん!)


ここに明らかに邪魔をする気が満々の男が闇にまぎれていたのである



侵入しちゃってるけどまだ下調べの準備段階です


感想とか待ってます!

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