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あとがき
小品はネットの小説投稿サイトに連載してきたものです。PART5の一部まで公開しています。
書き進めていくうちに、主人公が愛おしくなってきました。昔話や夢を交えているのは、読者の皆さんにも主人公の心の内を覗いて欲しかったからです。人は各人各様の過去を背負って生きています。
無銭飲食、異物混入、店員さんの不注意など、いろいろな事案が出てきます。ほとんど、私が実際に見聞きしてきたものです。ムカデ、ゴキブリに至っては、私が当事者つまり被害者です。
人は例外なく年を取ります。もし、主人公がモンスター・クレーマーのまま終わるとすれば、こんな寂しい人生はない、と感じました。PART5には、そんな私の思いを込めています。
もう一つ、願っているのは詐欺事件の根絶です。老若男女に関係なく、騙されています。心の空洞に付け込んできます。弱者はスクラムを組むことによってしか、防げないでしょう。今の時代、人が孤立しすぎている感があります。
この作品はフィクションです
登場人物・企業等は実際のものとは関係がありません