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アンデッドダンジョンの最深部でパーティ追放されてボコられて放置された結果、俺を拾ったダンジョンのラスボスの女の子が俺のご先祖様だったから後継者に指名された件。今日から俺がダンジョンマスターだ。  作者: 羽黒楓
第一部 第一章 ロリータなご先祖様といっしょ♪

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第13話 ダンジョンマスターとしてステータスオープン!

「うーん、あいつら、もう地下7階まできたな」


 俺は和彦たちのようすをタブレットで見ながら飯を食っていた。

 豪華な晩さん会、というわけにはいかない。

 かといってゾンビ肉を食べているわけでもない。

 なんというか、ごはんに味噌汁に魚の煮付けと漬物、という実に普通の食事。


「うまいやろ?」


 ご先祖様が自慢げに言う。


「美味しいですけど……ロリータファッションでこんな純日本人な食事を作るんですね」

「まあ純日本人やからなー。週に一度、地上に出てスーパーに買い出しに行くんや。今日はその帰りにボロボロになった慎太郎をみつけたってわけや」


 そういう事情があったんかい。

 そういう会話しているあいだにも、和彦たちはずんずんとダンジョンを攻略していく。


「ご先祖様、マナはどのくらいたまりましたか?」

「うーんせやな、二時間たったから1000ポイントかな。いくらなんでもコウモリにつかいすぎや……ってか、今はお前がダンジョンマスターなんやで。あたしにばっか頼るな。あたしのマナも使っていいけど、あんた自身のマナもあるんやで。ステータス見てみ」


 ん? ステータス、なんか変わってるのかな?


「ステータスオープン!」


―――――――――――――――――――――


名前 しんたろう


職業 ダンジョンマスタ―


性格 善


レベル Lv1


HP 398     MP 0    


マP 20012


攻撃力 1250     防御力 85


知力 12     体力 1280


魔法攻撃力 24     魔法防御力 38


すばやさ 28     うんのよさ 100


特殊能力 ネクロマンシー


―――――――――――――――――――――

 おお、まじか。

 職業がダンジョンマスターにかわってる!

 かっけー!!

 あとネクロマンシーの特殊能力が!

 これって不死者を使役できるってことかな?

 あとめっちゃ運がよくなってる!

 これはもうクリティカルをひきまくれそう。

 あとMPは相変わらずゼロだけど……。

 マP?


「マPってなんですか? ボカロPみたいな?」

「マナポイントや。ボカロ関係あらへん。マイナポイントとも関係あらへんで」

「あ、そういうことですか。なんでそこ日本語なんだろ」

MP(マジックポイント)と紛らわしいし、あたしら日本人やからなー」

「日本人だけど、関西人ではないですよね……ここ東北地方だし……」

「関西の野球チームのファンやからやからええんや」

「あ、猛虎弁だったんだ。阪神ファンなんですね?」

「阪急ファンや。特にブーマーのファン」


 ハンキューってなに……? ブーマーって誰だよ!

 そのネタ分かるのおじさん通り越してもはやおじいさんだよ!

 いやご先祖様はおばあさんか。

 見た目は十代のロリータファッションの女の子なんだけどなー

 ま、とりあえずこれだけマPがあれば、楽しめるな。

 でも和彦たちって解呪のエキスパートだからなー


「ご先祖様、解呪無効のモンスターって、今のマPで呼び出せます?」

「マッピー? あれおもろいゲームやったな」

「1983年製のゲームの話はしてませんよおばあちゃん。マナポイントです」

「呼び出せるでー。おすすめは、やっぱりフレッシュゴーレムやな」

「フレッシュゴーレム?」

「死肉でつくったゴーレムや。呪いをこめるんじゃなくて有線で操縦するから、解呪が効かへん」

「いいですね! それで行きましょう!」









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【奴隷買いの救世主】
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