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「ところでエル」

「あ、はい?」


時間が余るから、少し呆けてた。

疲れでも溜まっているのだろうか?

こうやって暇な時間があるなら、考え事していた方が有意義なのに。


「おいつくか訊いてもいいかな?」

「えっと、年齢のこと?」

「はい!」


年齢か……メニューを魔法で出して、プロフィール画面を確認。

身長や体重なども詳細に出ている。年齢も。


「9歳……みたい」

「みたい?」

「あー、今年で9歳ってこと」

「そうなのね」


ごまかせたか?

女の子アバターは初めてだから、なんて言えない。


「わたしは11歳なの。わたしの方がお姉さんね!」

「はは、そうだね」


背伸びしたい年頃なのかな?

年下の僕に対してお姉さんぶりたいってことかなあ。

年上だったら甘えたい?

まぁいいか。


「僕は独り身だから、お姉さんがいたら楽しそうだ」

「ならわたしがエルのお姉さんになる!」

「え?」


初対面なのに、勢いがすごいなあ。


「だから、たくさん甘えていいよ!」

「ありがとう、ルミナス」

「うん!」


11歳の女の子に甘える、精神年齢成人越えの元男性の9歳女の子。

情報量多過ぎて混乱する。

字面だけ見たら犯罪的だ。今は女の子だけども、それを消すくらいに……。


《エル、こども好き?》


うーん、近からず遠からず。

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