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弓矢を持ってるから弓を使ってくるかと思ったけど、こっちがこどもだと嘗めてまとめてかかってきた。
配置してる魔物達には手を出さないように念話で伝令しておく。
そして、3人の攻撃を合気道の要領で受け流し、空手の要領で反撃していく。
「こんなものかな」
地面に倒れる三人。
手加減はした。はず。
「死んで……ないよね?」
やっぱり生身って難しい。
制御というか、感覚の違いというか。
こどもの体ってのもそうかな。
「この人達どうするか……」
腕痛そうだなあ。手首切れてるし。
放っておいても大丈夫かなあ?
「あ、そっか」
伝令する。
似たような人達をここから通さないこと。
そうすれば村も少しの間は大丈夫かな。
ということで召喚した魔物の一部を残していくことにする。
「頼んだよ」
僕はまた歩き出す。
次の村までは約半日というところだろうか。
次の村はとりあえず言ってみて、雰囲気がよければ滞在、悪ければさよならしよう。
と、その前に。
「腹ごしらえかな」
途中道の隅で食事を摂ることにした。




