表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/55

22

畑の土に触ってみる。

うん、見事に泥だ。

質はどうなんだろう?

確か、スキルに鑑定あったよね。

魔法になってるのかな?

まぁいいか。


「鑑定」


【土質:普通 他:なし】


微妙だ。

ただ、悪くもない。……良くもないが。

輪作だっけ。してないのかな。


「あの……」

「うおおおおおっっ」

「聞こえてないや……」


畑にいた人も驚いてる。

というか、いるのに雨降らして悪かったかな。

風邪引かないといいけど。


「そっか……ホットエアー」


巻き込んだ人ごめんなさい。

服乾かすから許して。


「エル殿」

「……あ、はいっ」


そういえば、名前エルにしたんだっけ。

思い出すのに手間取って返事遅れてしまった。

声も上擦ってしまった。恥ずかしい。


「エル殿は、魔導師であったか?」

「いえ?」

「そうか……大した魔法だ」

「ありがとうございます」


褒められると、照れくさい。


「これほどならば、あの砂漠を抜けられたのは本当のようだ」

「やっぱり疑ってましたか」

「うむ」


そりゃ初期装備に貧相な体つきの子供が1人で何も持たずに来たんだ。疑いもする。


「すまなかった」

「え、え?いやいや、気にしてませんよ」

「ありがとう」


これで本当に受け入れられた……のかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ