表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/55

20

軽装ながらも物理と魔法に耐性のある中級装備に着替えた。


軽く動いてみる。

ジャンプにジャブ、回ってみたり上着の裾掴んでカーテシー(貴族のお辞儀)してみたり。


「うん、動きやすい」


カーテシーはやってみたかったからやってみたけど、やっぱり少し恥ずかしいな。

女の子なら、お嬢様っぽくあいさつしたいものだ。

勝手な僕の憧れなんだけど。


「では行くか」


夜通し張っていた結界等の魔法を解除をする。


「いい朝だ」


雲が散りばめられ、太陽がこれでもかと燦々と輝いている。

運動日和。体動かして体力付けるのにいい感じだ。

この天気なら外での働きがいあるだろうなあ。


「村人はー、と」


あ、だめだ。

村人がじゃない。

畑がほぼ干からびてる。ここ最近雨も降ってないかのようだ。

まるで水分がない。


「ここはあまり雨が降らない地帯でな」

「村長さん……」

「近くに砂漠があるせいか、雨雲が通ってもすぐ散るのだ」


砂漠もそうだけど、風向きも悪い。

雨雲が留まるような地帯ではない。


「雨降ったのは先月半ば、しかも数刻もない。川の水も引けぬ。水の蓄えもない」


そういうことなら、お返しにちょうどいいかもしれない。


「それなら、お返しに雨降らしましょうか?」

「は?」


何言ってんだこいつって顔された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ