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なぜこの世界に来てしまってのか、それはわからないし、今すぐ知ることもできない。

少しずつ情報を集めるしかないだろう。


今はこの世界でどうやって生きていくかだ。

魔法ならなんでもできる。不可能なことはあるとは思うけど、生きるだけなら不都合はないはずだ。


ここまでゆっくり考えられなかったから、ちょうどよかった。

村の人にお礼しないとな。


ウインドウ見ながら考える。

ステータスやアイテム一覧、魔法一覧に召喚魔一覧と他にもあるが、音量や画面の明るさなどの設定変更は消えてる。

それもそうか。現実の世界なのに、ゲームみたいに変更できたらバグだよな。

それはそれでおもしろそうだけど。


まぁ、魔法ならできそうな気もしないでもない。

気が向いたらやってみようかな。自分の体をいじるから、あんまり無理はできないけど。


「……あ」


そういえば、アイテム一覧があるということは、武器とか装備品もあるわけで……取り出せるのかな?


手で触れないから、選択ができない。

目で追ってもカーソルが出るわけでもない。

これも魔法の要領でいいのかな?

思考するだけでいいのかな?


とりあえずやってみる。


「取り出す……取り出す」


暗示のように繰り返す。

適当に選び、呼び出す。


「出て来い、豊穣の杖、フレイティア!」


……出て来ない?

と、思ったところで突き出した手の前に出てきた。

それを慌てて受け取る。


「おおっとっ。……おお」


今日イチの感動だった。

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