第三話 これは情報だ
「見つけたっ!!あいつが急に現れた持ち主だなっ!!」
いきなりか。少し面倒だけど相手をしないではいられなさそうだ。物凄い速度で走ってきて目の前に現れたから、速度系の能力かな?
「一応聞いてみますね、あなたは持ち主ですよね?」
「持ち主っ?ああ、指環なら持ってるぞっ!!」
「それで、戦闘をしに来た感じですか?僕は戦闘をする気はないんですけど。」
「テキトーに遊んでたらっ!!急に反応が出たからとりあえず確認だけしに来たっ!!」
「なるほど、それじゃあ僕は戦闘を避けたいので、離れて貰えますか?」
「離れるっ?何故だっ?」
「別の持ち主に感知されたら面倒だからです。」
2人分反応があればその分指環も増える。つまり獲物が増えるということだ。多分。僕はそんな思考内容を話した。
「なるほどっ!!それなら離れるがっ!!その前に色々聞かせろっ!!」
「何ですか?」
「どうして最初は反応がなかったんだっ?」
「最初は反応がなかった?どういう事?マララ?」
「この指環は不完全な様です。他の指環より様々な能力が低い状態になっています。」
「どうして?」
「不明です。」
「おいっ!!さっきから何と話しているんだっ!?」
「この指環のガイドですよ?そちらにはいなかったんですか?」
「いないも何もっ、指環に触れるとウィンドウが出る感じなんだがっ?」
どうやら指環に個体差があるようだ。
「マララ、この事は知ってた?」
「いえ、知りませんでした。ですが、そこの指環についての情報は得られました。」
これは彼に報せるのはよそう。
「後で聞かせて。」