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第2話 これは要説明だ

説明パートセクション2。

「ええと、まず僕がマスターと呼ばれているのは?」

「指環は持ち主不在の状況で誰かに触れられるとその者を持ち主と認識します。私はその指環の持ち主のガイドですから、現時点でこの指環の持ち主である樫木様が私のマスターとなります。」

「な、なるほど…。それでここは異世界…なんだよね?」

「そうなります。」

「ええと、指環(これ)に念じれば帰ることができるんだよね?帰っていいの?」

「念じれば帰ることが出来ます。マスターの選択を咎めることは私には出来ませんので、マスターが帰ることを決めたのであれば何も言いません。」

「じゃあ」

「ですが持ち主になりこの世界に来たからには他者との闘いには少なからず巻き込まれることになるでしょう。」

「どういうこと?」

「リングによって他の持ち主が分かるようになっているはずです。試しに周辺に意識を向けてみてください。」

「周辺に意識を…。こうかな?」

ぼんやりと人影が浮かび上がる。慣れれば距離も分かりそうだ。

「おぉー。」

「そしてそれを頼りに他の持ち主が近づいてきます。理由は戦闘をするためです。」

「戦闘は何故するの?」

「2つほど理由があります。1つ目はリングにより与えられた能力を成長させるため。」

「能力?」

「マスターの世界では『超能力』と呼ばれます。リングの持ち主はリングによってそれを得ます。また、それらは別の世界でも扱うことができます。」

「例えば、瞬間移動を元の世界でも…ってこと?」

「そうです。但し能力には制限がある事が多いため、成長させようとする持ち主が居ます。」

「2つ目は?」

「2つ目は賞金です。条件は未詳ですが、特定条件で希望の世界での金を入手できると言われています。」

「お金かぁ…。どれくらいなの?」

「最低でもマスターの世界での100万円ほどだと言われています。」

「それは凄いね。」

「戦闘の理由については以上です。」

「分かった。戦闘する状況に条件はないの?」

「特にありません。但し、指環の持ち主は持ち主同士の闘いに於いては死にません。」

「能力はどうやって使うの?」

「条件を満たせば発動します。」

「能力の確認は出来ないの?」

「マスターの能力は『対抗力(カウンター)』です。能力の詳細は不明です。また、戦闘時の相手の能力は確認出来ません。」

「そういえばお金ってどうやって貰うの?銀行に振り込まれてるとか?」

「条件達成時に宙に出現するようです。」

ボトボトッ…想像出来る光景だけど…

「随分とお粗末なんだね。」

「私もそう思います。」

「…。」

「帰る時についてですが、座標もしくは住所を思い浮かべることで位置を指定できます。時間軸でも可です。」

「難しいけど住所を浮かべればいいんだね。」

「あ、そうだ、最後に貴女の名前は?」

「マララと申します。よろしくお願い致します。」

「うん、よろしくね。マララ。」

「いきなりですが、右後方より接近中の持ち主が居ます。」

「ホントにいきなりだね。」

こちらは『高魔力』より戦闘を早めに持ってくる予定です。更新は高魔力優先なのでとても遅いですがどうぞご容赦を。

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