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第一章;大陸の堅塁2

 バス停からあるいて五分、正面ゲートについた和真は目の前の光景に思わず立ち止まった。

 当然である。ゲート横の衛兵詰め所で金髪リーゼントとモヒカンの二人組が五年ほど前に流行った育成ゲームに興じる様を見れば、大抵の人は似たような反応をとるだろう。

 どうやって話しかけよう、そもそも話しかけて良いものか和真が考えているとゲートを隔てた向こう側、敷地内から盛大な怒声が響き渡った。

「貴様等ァ!!勤務時間内だと言うに何やっとるか!!」

 大気を震わすような覇気のこもった声に和真は反射的に直立不動の姿勢をとると共に、声のした方向を見るといかにも叩き上げといった様子の皇国陸軍の制服を身に着けた男が憤怒の表情を浮かべていた。

 すっかり縮み上がったリーゼントとモヒカンを睨みつけ、旅帥らしい彼は更に続ける。

「いいか、勤務時間外なら酒飲もうが何しようがそれは個人の自由だ。だがな、卑しくも皇国の戦人いくさびとがそのザマで、後ろに控える大陸領と皇土が守りきれると思っているのか!!……それとそこで突っ立ってる貴様!!何の用だ!!」

「ぼ、僕ですか!?」

 いきなり鋭い声色で誰何され、戸惑う和真だったが、相手がまた雷を落としそうな雰囲気を感じ、慌てて敬礼をした。

「き、今日から玉燕守備隊に転属となりました、石上和真であります。」

「そうか貴様が石上和真か!!しかしそれならば何故いつまでもそこに突っ立っている?」

「えー何と言いますか……」

「まあ良い!!俺は久米典明。この基地の警備を任せられている。和真と言ったか!塩濱守からの紹介状は持っているだろうな?」

 慌てて鞄から取り出した封筒を見せると久米はそれを注視した後、重々しく頷いた。

「分かった。ついてこい、案内してやる。」

思った様にストーリーが進まない駄目色蝸牛です(汗)。他の作者さん達を書く方になって改めて尊敬しております。ちょっとずつでも更新していくので、どうか見捨てないで下さい。

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