表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

現代社会人の後悔

作者: マサト

「ただいま〜…」


夜3時、残業からようやく解放され家に帰ってきた俺は上着を投げすてソファーに倒れこんだ。


(はぁ…今日もきつかった。...あー、まだイベント周回全然出来てないな。次の休みにでも一気に回るか)


いつものようにスマホをさわり、アプリゲームにログインしつつ好きな曲を流して疲れを癒すのが日課となっていた。


...俺はいつからこの生活が辛いと感じるようになったのだろうか。

別に今の生活に不満があるわけではない。周りから見れば、それなりに良い企業に勤め、それなりに給料も高く、それなりに同僚に恵まれておりむしろ羨まれるくらいだろう。

だが、こんな毎日を過ごすことに違和感を感じるのだ。俺はこんな大人になりたかったのか?これが俺のやりたかったことなのか?そんな疑問がわいては、現実的な俺が押さえ込む。現実を見るのは生きていく上で必要で当たり前のことなのに、子供の頃に感じた毎日がキラキラしていて一日一日が新鮮で楽しく思えた時を取り戻したくて仕方がない。今からでも遅くない、そう思うが世間がどう思うか、家族は許してもらえるのか、そもそも金はどうするのか、そんな不安が頭をよぎって前に進めない。

...そうこうしているうちに、また今度考えればいいと疲れからくる理想への逃避を繰り返しては、また一日が始り終わらない後悔は続くのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ