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復讐への第一歩

「…さて…そろそろ行動を起こさないと」

セツをベルトは差し込み。俺はセツの体に両手をあてる。

「…【吸収】…」

セツの体が俺の両手へと吸収されていく。全て吸収するのに1分くらいかかった。さて、ステータスを確認するか。ドラゴンを吸収したんだ、スキルの１つや２つくらいは増えてるだろう。

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名前：イカルガシズク

レベル：23

種族：ヒューマン

職業：流浪人

HP：2356

MP：2743

スキル：【吸収】、【龍化】、【龍の瞳】、【龍の知恵】、【神の知恵】

魔法適正：木、闇、風

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HPとMPの伸びが凄い、俺としては大きな進歩だ。スキルが３つも増えてるからも素晴らしい。風の魔法適正が着いた、大変よろしい。

でも、流浪人って何だ⁉︎バカにされてんのか、俺はステータスプレートにバカにされてんのか⁉︎

ま、まぁ良いだろう。とにかく今は新しく手に入ったチカラを喜ぼうではないか。

とりあえず、今後の方針だが。ハヤミに復讐をする。前の世界で果たせなかった復讐を。そのためには圧倒的な力が必要だ。

ゲーム感覚で言えば山なんかには強いモンスターがいると思う。なのでシーク王国に一番近い山を目指そうと思う。

俺は頂に雪の積もった大きな山を見つめる。1ヶ月だ、1ヶ月でできるだけ力を付ける。俺を馬車から落としたハヤミと、それを見て見ぬふりをした奴らと、おれが死ぬ事で生き残れると安堵した奴らに復讐をする。

次回は3年D組視点の話を書きます。