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訓練所

➖➖➖で挟んでいる部分はキャラクターステータスです。

魔法、剣、スキル、モンスター。ゲームやアニメ、ラノベなんかで出てくるようなものがこの世界にはある。


《ウェルツ》それがこの世界の名前だ。2つの大陸と数えきれない量の島でできていて。コンテイン大陸には人間の国が。ゼルネント大陸には魔王が支配するモンスターの国があるらしい。


コンテイン大陸が全体の3割。ゼルネント大陸が1割割。残りは海と島で出来ている。気候なんかは地球とほとんど同じらしい。


この情報は、神アイリスが俺に植えつけた知識だ。何もしてないのに知識が頭にあるのは変な感じだ。


人間とモンスターにはレベルがあり、99レベルまで行くと人間は能力はそのままでレベルを1にする転生。モンスターは進化というふうになっているらしい。


プレートには転生回数やレベルなんかが書いてある。この文字が読めることにも違和感を覚える。まるで日本語を見ているような気分だ。


俺のステータスはこうだ。


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


名前:イカルガシズク

レベル:1

種族:ヒューマン

職業:勇者候補


HP:356

MP:243


スキル:【吸収】、【神の知識】


魔法適正:木、闇


➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖


スキル【神の知識】は、神アイリスが俺に知識を植えつけたため発生したみたいだ。まぁ、必要最低限の知識なんだけど。


もう1つのスキル【吸収】は【神の知識】によれば俺たちは勇者候補だから特別なスキルを覚えてさせてくれたらしい。


魔法適正は使える魔法の属性を表している。全て使える者もいれば、全く使えない者もいるらしい。


問題はHPだどのくらいで減るんだろう。とりあえず側に生えている木を思いっきり殴ってみる。ドンッという音がなる。痛い、すごく痛い。


痛みが帰る前にプレートを見ると354/356となっていた。やっぱり減るよなぁ。なるべく減らないようにしないと。


最後にこれから向かう場所だがクラスメイト達と合流しろと【神の知識】が言っている。合流地点の場所は行ったことはないが頭の中に入っている。


ここまでが【神の知識】で覚えている全てだ。役にはたったがやっぱり何もしてないのに覚えているのは気分が悪い。


しばらく歩くと大きな道に出た。クラスメイトは揃っていて、重そうな鎧を着て直剣まで装備した強面の男がいた。


「10人だから、お前で最後だな。話は馬車ですから全員乗れ」


「イカルガもいんのか。こいつは楽しめそうだ」


そう言ってニヤニヤ笑いながらコンゴウは歩いて行った。コンゴウリキヤ。筋肉ダルマの大男だ、バスケ部で体を鍛えてるので俺よりも力がある。


2番目に嫌いな奴だ。事あるごとに俺を呼び出してムカつくからだとか、ストレスが溜まっているだとかで殴られた事があった。


馬車に乗ると重装備の男が語り始める。


「俺の名はオルガ・バスターソードだ」


「バスターソードってガキかよ」


ワカバヤシがオルガさんの名前を笑う、その時だった。誰も反応できないスピードでオルガさんは剣をワカバヤシに突きつける。


「バスターソードは先祖代々受け継いできた名だ、次笑ったらいくら勇者候補でも叩っ斬るからな」


「…ハ…ハイ…」


ワカバヤシがビビりながら返事をする。ワカバヤシケンタ。コンゴウの親友で時々コンゴウと一緒に俺のことを殴ってきた事がある。ま、コンゴウた一緒じゃなきゃ何も出来ない奴なので警戒するだけ無駄なんだけど。


「今、向かっているのはシーク王国だ。そこでお前達にはモンスターどもと戦うための訓練をしてもらう。シーク王国の隅にある訓練所で暮らしてもらうが、訓練所を出た後は好きにさせろと国王様が行っていた」


なるほど訓練所を出た後はって事はオルガさんに自分の力を証明できたら、後は1人で暮らせるのか。こいつらと一緒に居たくないし頑張らないと。


それから数十分。馬車に揺られてついたところは大きな庭があるとても豪華な感じの屋敷だった。訓練所って言うから少々小汚いのは覚悟して居たが、ここなら何も気にする事なく過ごせそうだ。


どれくらい早く出られか分からないけどまずは2年で出れるように頑張ろう。

人類はヒューマンだけではないです。

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