神様のマニュアル

どうしようもなくて

それでも望む

希望 希望 希望

一縷の望み

一筋の蜘蛛の糸

消えたり

有ったり

光ったり

よくわからない決まり

鉄則 鉄則 鉄則

人間には不明確

神様だけのマニュアル

だから僕等は

手を合わせる

切れそうな糸を

たぐり寄せる為に

見えない力はある

心から出せる

そのエネルギーを

体に伝える事で

僕等は頑張ったと言える

見ない 見ない 見ない

力の存在を知らない

要らない認識だから

家族に

友人に

恋人に

支えられてる意味

理解 理解 理解

有るからなんだと

傲慢に言い張っても

有るから何かやってるんだろう

そう言われて否定できない

自分自身の為の行為だろうと

あなたの為の行為だろうと

月が疲れたら

海が死ぬ

太陽が疲れたら

植物が死ぬ

僕が疲れたら

あなたが死ぬかもしれない

巡り巡る

神様のマニュアル

疎ましかったり

最高だったり

一定じゃない一定を

僕等にくれる

面倒くさい

本当に

世の中が面倒くさい

給料も社会道徳も

悲しい事も

嬉しい事すら

何もかも面倒くさい

ロウソクが減っていく

一本しか無いのに

そんな色んな考えも

神様のマニュアルに

書いてある

1から 1から 1から

10まで 10まで 10まで

それぞれに用意されている

悩む事も

ふさぎ込む事も

悲しくなる事も

成長させる為

少しだけ何かに

強くなっていく事も

人が生きる意味

そんなありきたりな

モノがそれぞれに

書かれている

神様のマニュアル

人を貶める事も

人の努力が報われる事も

どちらも書いてある

人が強くなるように

神様には怖いものが無い

そんな神様の

用意したマニュアル

人には通用しない

永遠に無敵な存在が

形にしたズレた

マニュアル

神様のマニュアル

破れないマニュアル

間違い無い時間と共に

二足歩行して

より良く促す

より悪く促す

神様

僕等はそんな

マニュアルどおりの人生なんて

生きていきたくないのです