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tired woman
大学は1留。
家から2時間も掛けて八王子まで行くのは、それだけで疲れた。
友達付き合いのために…と、休講の連絡をお願いするためPHSを持っていたのだが、大学付近でのアルバイトをも許してもらえず、地元で塾講師のバイトを4年間して、留年した1年間は週5フルタイムで100均のバイトをしていた。
就職氷河期が始まり、評価もCランクだらけの私は、フリーターを決め込むことにした。
2年間100均一でバイトして、その後の半年は臨時の事務職に就いた。
ここはお局様の虐めとセクハラが酷くて辞めた。
2年間勤めたのは、とある事務所。万事上手く行っていたのに、ある時「秘書になって欲しい」と言われ、酷い癇癪持ちの所長の3人目の餌食となって鬱を患って辞めた。
しばらくはのんびりしよう、と、母方の実家の奄美大島に滞在して、家業の建築事務と地図作製のバイトをダラダラしている時に、そのサイトをたまたま見付けてたのだった。
「紅佐美咲の部屋」を。